Q:クライアントとの会食でまさかの泥酔。どう対応する?
答える人/堀 知佐子(管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務)
A:同席者に状況を確認し、誠意をもって謝罪を
実は私もよくやってしまいます、泥酔。翌日の自己嫌悪ほど恐ろしいものはありません。泥酔となると、どれほど酔っていたか本人はわかりませんので、一緒にいた上司や同僚に、自分がどんな様子だったか勇気をもって(笑)聞きましょう。
聞いた相手が「大したことない」と言ってくれれば、大したことないのは本当でしょう。(よほどその人とポスト争いなどしていなければですが) しかし「さすがにまずいよ」と言われれば、すぐに謝罪に伺います(私の場合はそうしました)。先様に連絡をとり、菓子折りをもって伺います。初動が大切です。親しいクライアントなら電話やメールで謝罪しますが、そうでない場合は、ともかく謝罪です。
今後泥酔しないためには、胃の中に油分のあるものを入れてください。またアルコールと同じ量の水を飲むことも有効です。そして、自分がどれくらい飲んだかを把握することも効果的です。瓶ビールだとどんどん注がれてわからなくなるので生ビールにする、ワインであればグラスワインにするなどちょっとした工夫で泥酔は回避できます。最近は「飲む前に飲む」ウコンやサプリメントなどもありますので、どうしても飲まなければならないとき、私は活用しています。
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管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務
堀 知佐子(ほり ちさこ)
京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。08年アンチエイジングをコンセプトとしたレストラン理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スペシャリスト。レストラン「Le Rire(ル・リール)」を開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。新渡戸文化大学客員教授。
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