オールバック
オールバックは前髪を後ろにすっきりと流すことでキリッとした目元が引き立ちます。すっきりタイトにするのは顔まわりに絞り、後ろの髪はあえてラフに下ろします。後ろまでタイトにするとマニッシュになりすぎ、近寄りがたい印象になってしまうのでご注意を。
How to
1. ヘアバームを手のひらになじませ、ざっくりとオールバックにする
前髪からトップの髪は、あらかじめ水で濡らしてからドライヤーをあて、寝癖を整えておきます。ヘアバームを手のひら全体にのばし、前髪から手ぐしを入れてそのまま後ろへ。後頭部も手のひらで軽くなでつけるようにして毛先まで手ぐしを通します。髪質が硬い人や太い人は、後頭部を2〜3段でブロッキングし、1段ずつヘアバームで押さえるようにセットすると髪が広がらず、スタイルのもちもよくなります。ヘアバームはオイルのようなツヤ感と程よいキープ力を併せ持つスタイリング剤で、タイトストレートのヘアがキレイに仕上がります。
2. 前髪の毛束をねじって立体感を出す
指先にヘアバームをつけます。前髪からひと筋の毛束をとり、指先でねじりながら後ろへ流します。全体のバランスを見ながら左右それぞれ2〜4つの毛束をとって立体感を加えます。
【前髪の長さ別】伸ばしかけ前髪のおすすめスタイル
目の上前髪のおすすめスタイル
ラウンドバング
しっとり落ち着いた重みに、レイヤーでふんわり感をプラスしたレディなミディアムスタイル。前髪は眉にかかるくらいの短めのラウンドバングにすることで抜け感が生まれ、表情が明るく見える。
《スタイリングのコツ》
32mmのカールアイロンで内巻きワンカール。中間から毛先へ向かってバームをなじませ、セミウェットな質感に仕上げるとおしゃれな質感になります。
ワイドバング
毎日のスタイリングやアレンジも簡単なストレートボブスタイル。前髪は目にかからない長さのワイドバングで、サイドバングにかけてラウンドするようにつなげているため、柔らかい印象になっています。目の上、ギリギリラインの前髪は目力アップ効果も!
《スタイリングのコツ》
ストレートアイロンの温度は140℃に設定する。髪の中間から毛先にかけて、内側に入れ過ぎず、まっすぐ下ろすようにアイロンを通します。前髪はほんの少しだけふわっと内に入れるイメージでアイロンを通しましょう。スタイリング剤はなくてもOKですが、ツヤを出すために仕上げにオイルをつけても◎。
軽めショートバング
ボブを重く見せないために、ショートバングを合わせるのもポイント。大人にはちょっとハードルが高い印象のショートバングですが、薄く作って束感に仕上げると程よくなじみます。前髪にゆるめのニュアンスパーマをかければ、乾かすだけで自然なしなやかさが出ます。
《スタイリングのコツ》
ストレートアイロンか28mm程度のカールアイロンを使い、毛先をほのかな外ハネにする。あくまでもストレートを意識しつつ、ハネを作りすぎないように注意を。オイルを根元近くから毛先まで薄くなじませ、コームでとかして全体になじませながら整える。もみあげや前髪は、内側からきちんとつけると束感が長続きする。
目にかかる前髪のおすすめスタイル
ウェーブ前髪
前髪にウェーブを加えることでアンニュイな雰囲気も加わり、よりおしゃれ感もアップ。ダークトーンのボブも透け感のある前髪とカールを加えることで軽やかで優しい印象に仕上がります。
《スタイリングのコツ》
26mmのカールアイロンで全体を外ハネにしてから表面を内巻きに。ヘアバーム手に取り、バランスを見ながら巻きを崩してスタイリングします。
目の上ギリギリシースルーバング
前髪を作るのに抵抗がある人も、目の上ギリギリラインのカットならエレガントな雰囲気も残せるので、すんなり受け入れられるはず。ふんわりとした前髪はやわらかい表情を演出してくれるのもポイント。特に暗髪の重めロングなら、シースルーバングで抜けを作るのが今どきヘアになるコツです。
《スタイリングのコツ》
太めのカールアイロンでベースは内巻きで重さを残し、ハチ上を外巻きにすることで動きと抜け感を出します。ダークトーンは少しウエッティなオイル、明るいトーンは軽めのオイルを使うのがおすすめです。
ゆるカールシースルーバング
動きをつけたシースルーバングがポイントのゆるカールスタイル。女性らしい王道のシースルーバングに無造作な動きを足すだけでおしゃれ感がグンとアップ。定番のシースルーバングに飽きた人にもぜひ試していただきたいアレンジ! 前髪に合わせて、太めのカールアイロンで全体をふんわり巻くとバランスよくまとまります。
質感はウエットに、前髪だけ動きをつけるだけでもポイントになるので、ほかのレングスでも使えるテクです。
《スタイリングのコツ》
前髪を無造作に動かして、ヘアオイルで少しウェッティな質感を加えることでツヤのあるパーマ風スタイルができます。
目の下前髪のおすすめスタイル
うざバング
大人っぽさは残しつつ、脱コンサバしたい人にすすめたいのがこちら。エレガントな印象のくびれスタイルにうざったい長めの前髪を合わせることで、今どきでカジュアルな要素をプラスします。
《スタイリングのコツ》
32ミリのカールアイロンを使い、全体の毛先は外ハネに。トップのレイヤー部分は内巻きにして、ふんわりした丸みをさらに引き出す。前髪は巻こうと意識せず、アイロンをサラッと通して毛先だけ軽く曲線をつけるイメージで。オイル2プッシュを手に広げ、髪の内側からなじませて手ぐしでフォルムを整えて束仕上げに。
ライン感のある前髪
直線カットでクールな印象に仕上げる、前髪ありでもカッコよくなれるボブスタイル。チークラインで流れる前髪はフェイスラインや頬骨をカバーできるため、サイドの顔面積も減らすことができますよ。前髪ありは幼い印象にならないかと不安な人も挑戦しやすい前髪です。
《スタイリングのコツ》
ストレートアイロンだけでスタイリング可能です。全体をほんの少しだけ外ハネにします。カールを作らないように、真っ直ぐより外向きになっているくらいが◎。前髪はストレートアイロンを根本から前に向かってスライドさせながら巻き込み、後ろに向かって抜きます。
流し前髪
ロングのハイレイヤーストレートスタイル。全体的にレイヤーをしっかり入れることで、ロングでもすっきり感を演出できます。前髪は流すことで、より女性らしく仕上げるのがポイント。
《スタイリングのコツ》
全体をストレートアイロンで真っ直ぐにしたら、前髪は外側に流す。適度に重みのある オイルをつけて艶髪を演出するのもポイントです。女性らしくキレイな髪に見せるため、前髪の根本はふんわりと仕上げます。根元付近にワックスを少量つけてかき上げると、立ち上がりやすくなります。
パーマ風センターパート
パーマをかけずに、まるでパーマをかけているかのようなスタイルを楽しみたい人におすすめ!巻かずに、すとんと下ろしたままでも知的なムードが漂う大人スタイルです。前髪が長めにカットされているので、毛先を巻くだけでもニュアンスが出て、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
《スタイリングのコツ》
カールアイロンで全体の毛先を内巻きのワンカールにする。中間は内巻きと外巻きを繰り返す、ミックス巻きでパーマ風にします。スタイリング剤はセラムを乾いた髪に馴染ませ、ドライな質感を残しつつ柔らかさが出るように。
ざっくりセンターパート
今っぽいセンターパートは、カットでしっかり毛流れを作っているためアイロンで巻きすぎなくてもいい感じになるのが特徴。前髪を厚くしていないので、センターパートでざっくりとかき上げても軽やかな束っぽさができ、それが顔にかかって大人っぽくおしゃれなムードを作れます。
《スタイリングのコツ》
ストレートアイロンで毛先は外ハネ、前髪は軽く内巻きワンカールに。ざっくりとほぐしてから書き上げるようにし、オイルかバームで濡れ感をプラス。
かき上げ前髪
くびれのあるミディアムスタイルは前髪をかき上げてアップバングにすると、甘めを抑えたクールな雰囲気に。顔周りにレイヤーが入っているため、流して後れ毛ぽく見せたり、顔に沿わせてモードなウルフスタイルに見せたりと、スタイリング次第で楽しむことができます。
《スタイリングのコツ》
太め(32〜38mm)のアイロンで毛先を外ハネにする。トップの毛束を持ち上げて毛先から外巻きにしてからふわっと下ろすと、リバースの毛流れに。スタイリングオイルを手に広げ、カールをほぐしながらつける。
【顔型別】伸ばしかけ前髪のおすすめスタイル
【丸顔】ワンレン前髪
年齢とともにもたつきが気になってくるフェイスラインをうまくカバーしてくれるのが、あごラインのボブ。さらに前髪がないと顔が縦長に見え、丸顔でもキュッと小顔に! 前髪が長いため、顔周りの髪が邪魔に感じる仕事の時などは耳にかけておくとストレスフリー。
《スタイリングのコツ》
26mmのカールアイロンで毛先だけ軽く内巻きにする。オイルをワンプッシュして手に広げ、手ぐしを通しながら毛流れを整えて。
【丸顔・逆三角形さん】姫カットのようなライン感のある前髪
前髪を姫カットのようにライン感を出すことで丸顔もシャープに見せられます。前髪プラス姫カットだと幼く見えるところ、前髪全体を姫カットのように仕上げることで大人女性にも似合うスタイルに。丸顔さんだけでなく、逆三角顔さんのシュッとしたあごのラインを強調できるので、相性抜群です。
顔の余白を埋められるため、パーツが中心に寄り気味の人や頬のふくらみが気になる人にもおすすめですよ。姫カット部分はストレートでも、毛先をワンカールさせてもOK。髪を上げたり、まとめても前髪だけ残しておけば同じ効果が出せるのが嬉しいところ。 クールにもエレガントにも寄せられる今どきロングスタイルです。
《スタイリングのコツ》
表面にツヤを出すように、ストレートアイロンを通します。毛先は軽めのワンカールでやわらかい印象に。38mmのカールアイロンで中間から毛先にかけてナチュラルなカールをプラス。巻くというより、アイロンをスライドしながら毛先にニュアンスをつけるくらいの感覚でアイロンを通すのがポイントです。軽めのオイルを手のひらに広げ、全体にサッと馴染ませてしっとりサラッとした仕上がりに。
【面長】かきあげセンターパート
縦長を緩和させたい面長さんにおすすめ。顔まわりの髪があることで、輪郭のお悩みもカバーでき、長さも残せるので挑戦しやすいショートヘア。髪顔まわりの髪を長めに設定することで、ショートでもしっかりと柔らかい女性らしさのあるスタイルが叶います。
毛先をワンカールさせて動きを出しているので、アンニュイなニュアンスを出せます。長めの設定にすることで目線を上げる効果も!
《スタイリングのコツ》
ストレートアイロンで中間から毛先にかけてカールをプラス。頬の高さで前髪が動くようにすることで、面長さんのお悩みも緩和できますよ!前髪はかき上げるようにして、立ち上げるとボリューム感が出てバランス良く仕上がります。
【面長】小顔見せミニバング
顔の縦の長さが目立つ面長フェイスを和らげるには、前髪をつくって肌が見える分量を減らすのも有効。眉毛がでないギリギリの長さの前髪をつくり顔の縦の長さをカット。薄めにつくっているのでこなれ感も抜群です。
また、サイドに流れるようにセットしたひし形シルエットもバランス◎。
《スタイリングのコツ》
オイルを10円玉大とり、手のひらによく伸ばしてから毛先を中心になじませる。下からクシャッと握るようにしてつけるとパーマのカールがきれいに出るのでおすすめ。前髪の真ん中部分は指先でつまんで束感をだし、横部分はサイドに流して。
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