前髪を早く伸ばす方法ってあるの?
大前提として「切らないこと」が大事
髪が伸びる速さは個人によって違いがあるものの、一般的に平均して1ヶ月1cm前後と言われています。さまざまな俗説がありますが、確実に伸ばす方法は当然ながら「切らないこと」。
伸びかけの前髪がどうしても気になってしまう、という人は、前髪の気にならない髪型やヘアアレンジをすることで、途中で切りたくなる気持ちをおさえることができるかも。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
伸ばしかけ前髪を活かす【ヘアスタイル5選】
前髪を伸ばしたい人におすすめなシースルー前髪
毛先の柔らかな動きがフェミニンなニュアンスボブ。カットラインがはっきりしていると芯のある意思を感じられるため、自分をきちんと持っている大人の魅力を際立ててくれます。近寄りがたい強さは避けたいから、柔らかさや軽やかさを取り入れてバランスを調和させること。全体的に長さがあるため、合う質感や顔の形を選ばないオールマイティさも人気の理由。
あご下で平行にパツンとカットする。サイドはリップライン付近に段差がつくようなカットを施し、前髪は薄め&長めにする。
ざっくりセンター分けで色っぽく
今っぽいセンターパートは、カットでしっかり毛流れを作っているためアイロンで巻きすぎなくてもいい感じになるのが特徴。前髪を厚くしていないので、センターパートでざっくりとかき上げても軽やかな束っぽさができ、それが顔にかかって大人っぽくおしゃれなムードを作れます。
全体のスタイルは顎下でパツッとカットした切りっぱなしボブ。前髪は鼻ラインに設定し、なじむように顔周りにつなげてひし形シルエットを作りやすくする。
ハンサムなオールバックヘア
前髪を後ろにすっきりと流すことでキリッとした目元が引き立ち、ハンサムメイクがいっそうスマートにキマります。すっきりタイトにするのは顔まわりに絞り、後ろの髪はあえてラフに下ろします。後ろまでタイトにするとマニッシュになりすぎ、近寄りがたい印象になってしまうのでご注意を。
HOW TO
1.ヘアバームを手のひらになじませ、ざっくりとオールバックにする
前髪からトップの髪は、あらかじめ水で濡らしてからドライヤーをあて、寝癖を整えておきます。ヘアバームを手のひら全体にのばし、前髪から手ぐしを入れてそのまま後ろへ。後頭部も手のひらで軽くなでつけるようにして毛先まで手ぐしを通します。髪質が硬い人や太い人は、後頭部を2〜3段でブロッキングし、1段ずつヘアバームで押さえるようにセットすると髪が広がらず、スタイルのもちもよくなります。ヘアバームはオイルのようなツヤ感と程よいキープ力を併せ持つスタイリング剤で、タイトストレートのヘアがキレイに仕上がります。
2.前髪の毛束をねじって立体感を出す
指先にヘアバームをつけます。前髪からひと筋の毛束をとり、指先でねじりながら後ろへ流します。全体のバランスを見ながら左右それぞれ2〜4つの毛束をとって立体感を加えます。
前髪をサイドに流す
長めの前髪はサイドに流せば、ボリュームアップして見えて輪郭をカバーしてくれる!
全体は肩の長さで、前髪はチークラインに流れるようにカット。レイヤーをトップに入れて毛先をふんわりと内巻きにすれば、ボリュームが出て健康的な印象に!
ニュアンシーなかき上げヘア
かき上げスタイルにすれば中途半端な前髪がスッキリするだけでなく、ヘルシーさ漂う雰囲気に。ボリュームが出にくい方は、韓国語で「根元パーマ」のことを指すプリパーマをかけるのもおすすめ! 根元が自然にふんわり立ち上がるので、簡単にかきあげ前髪をつくれるように。
HOW TO
1. 全体を軽く濡らしたら、ドライヤーで軽く乾かします。
2. その後オイルを2プッシュ、髪の中間から毛先になじませておきましょう。
3. 前髪を真ん中から少しズレた位置に分け目をつくり、そのまま後ろに流します。
伸ばしかけ前髪の【簡単アレンジ4選】
忙しい朝や不器用さんでも簡単にできる、伸ばしかけ前髪のアレンジをご紹介します。
伸びかけの前髪もテクなしでこなれ感!「くるんっと前髪カーラー」
IT会社勤務・井川加奈子さんのおすすめを聞きました!
【おすすめポイント】
1. 自然なカールが作れる♡
2. 失敗しても安心
3. 時短&便利
1. 自然なカールが作れる♡
まずは使い方からご紹介します。何もしないとこんな感じでもっさり重たい印象。
「くるんっと前髪カーラー」はクセづけしたい髪を挟んでカーラーで巻くだけ。私は外巻きにして、こめかみあたりにくっつけておきます。
▲長めの髪はあえて巻かず、たらしておくと仕上がりが自然になってお気に入り。
5〜10分ほど置いてカーラーを外すと自然な外ハネに! コテで成功した時のような仕上がりになりました(コテだと失敗することがよくあるのです…汗)。
2. 失敗しても安心
5〜10分ほどで巻けるので、スキンケアやメイク中にできちゃいます。ということは、もし初回でカールが気に入らない場合はメイク中に3~4回はやり直せる計算(あくまでも私の場合ですが)。何よりコテで火傷する心配がないのが安心・安全で、不器用な私にはうれしい!
ちなみに私は髪がパサつきがちなので、ヘアオイルを付けてから巻いています。
3. 時短で便利
メイク中にできるので時短なのはもちろん、カーラーで巻いて前髪を顔の横にくっつけておくと、メイクがしやすくなるので一石二鳥です。前髪が短めの場合は1つのカーラーで巻いてこめかみに付けていました。今はこれより伸びてますが横分けの参考に。
1:おろした状態
2:短い前髪の毛先を狙ってひと巻きし、こめかみにくっつける。
3:外しただけの状態
4:ほぐして整えて完成
以上、前髪カーラーの活用方法のご紹介でした。
amazonで購入できます。ひとつ買って便利だったので2つ目を追加購入してしまう程便利なカーラー、よかったらお試しください♡
カチューシャを使って前髪をオールバック風に
大人に似合うカチューシャの付け方
ベースづくりは32mmの毛先全体を外側にワンカールさせる。スタイリング剤をパール1粒分とり、手ぐしを通しながら全体によくなじませておく。前髪を軽くなでつけるように流し、耳まわりは耳かけしてからカチューシャを付ける。太めのカチューシャを付ける位置は、前髪の根元から3cm程度を離しておくこと。ただし、カチューシャの幅によって付ける位置が変わるため調整してみてください。
今回、付けているカチューシャは『ANEMONE』のもの。こちらのカチューシャは上品な光沢のあるベロア素材で、きれいめにもカジュアルにも合わせやすいそう。保護者会や発表会などのコーディネートにも大活躍すること間違いなし♪
前髪をねじって留める
思い切っておでこを出して、ナチュラルな大人可愛い女子に!
HOW TO
まずはフロントを指先を使ってジグザグとランダムに分ける。分け目のすぐ横の毛束をとったら、その毛束を後ろ向きにねじっていき、こめかみの延長線上でピンを使って固定。逆側も同様にねじって留めたら、最後ねじった部分の髪を程よくつまみ出してくずし、こなれ感をプラスして完成!
逆毛を立ててサイドに留める
大胆に9:1で分ける、大人かっこいい前髪!
HOW TO
つむじから片側の眉尻あたりに向けて髪を分け、9:1の分け目を作る。両サイドの髪はタイトに耳掛けして、ボリュームをおさえておいて。前髪の内側からコームを入れたら逆毛を立て、その空気感をつぶさないようにしながら、丸みをつけて逆側の耳にかける。短い毛も落ちず、立体感も◎!
アイロンやコテを使った【前髪アレンジ3選】
伸ばしかけ、中途半端に伸びてしまった前髪をお助け! 大人のためのヘアスタイル&アレンジ術を現役サロンスタッフがレクチャー。「ROVER」スタイリストのkaeさんに教えてもらいました。
ナチュラルな前髪カール
中途半端な長さの前髪は、カールさせるのが楽ちん! 使うのはコテではなく「ストレートアイロン」。
HOW TO
1. 一度に巻こうとすると前髪が浮いてしまうので、髪を真ん中とサイドの3つに分けます。
2. 160度に設定したストレートアイロンで真ん中の毛束の中間を挟んだら、スーッと通して〝毛先だけ〟を軽く内巻きにしましょう。
3. サイドの毛束を巻く際は、ストレートアイロンとおでこが平行になるよう意識。2と同様に毛先を巻きつつ、斜め下に逃すようにすべらせ、自然な八の字をつくりましょう。
4. 最後、バームを少量取り前髪になじませたら完成です。
大人のパーマ風前髪
ナチュラルにカールさせるのもいいですが、思い切ってパーマ風にウェーブさせてしまうのも旬度が高くておしゃれ!
HOW TO
1. 前髪を正面とサイドの3つに分けておきます。160℃に設定したストレートアイロンで、真ん中→サイドの順で毛先を内巻きに。
2. 表面からランダムに細く毛束を取り、その髪の中間を内巻きにしていきます。
3. いくつか毛束を巻いたら、小指の爪ほどのバームを手のひらに伸ばし、前髪全体に揉み込みましょう。毛束を細かく散らすように整えたら完成です。
今っぽいセンター分け前髪
顔周りを外巻きにして横幅をつければ、面長さんでも似合いやすい!
HOW TO
1. 前髪を真ん中2cmとサイドの3つに分けます。
2. 160度に設定した32mmのコテを使い、真ん中の毛束を根元からしっかり内巻きにしましょう。少し持ち上げるイメージで巻くのがポイントです。
3. サイドの前髪は、軽く毛先を外ハネにして八の字になるように巻きます。その後真ん中の毛束をひっくり返し、ドライヤーの温風と冷風を交互に根元に当てて立ち上げましょう。
4. 立ち上げた真ん中の毛束を散らしたらセンターで分け、32mmのコテでさらに外ハネにしてなじませます。
5. 耳前の毛束を取ったら、コテで外側に2回転ほど巻き上げます。落ちてきた前髪や後れ毛も一緒に外ハネにして。
6. 最後はオイルを500円玉大手のひらに広げたら、前から後ろに通すように手ぐしで全体にしっかりなじませましょう。目の横のサイドの毛束をおさえて、顔周りの毛束をほぐしたら完成です。