【目次】
・性格の特徴を見てみよう
・わかる!一人っ子を育てるママの悩み
・一人っ子にはメリットもたくさん
・もっと楽しく!一人っ子を育てるコツ
性格の特徴を見てみよう
一人っ子にはどのような性格の特徴があるのでしょうか?男子・女子それぞれの性格の傾向を見てみましょう。
一人っ子男子の性格
家庭内ではもっぱら一人遊びをしている一人っ子男子は、「高い集中力」と「豊かな想像力」が育まれやすい傾向にあります。遊びを邪魔されることなく、自分の好きなことに早い時期から没頭できるため、好き嫌いをはじめとした「自分の意志を理解し、主張できる性格」というのも特徴です。一方で、「甘えん坊」な男子が多いのも一人っ子の特徴です。両親や祖父母の愛情を一身に受けて育つため、誰かに構ってもらえるのが当たり前という感覚が定着しているのです。また、一人っ子男子は兄弟でけんかをするといったことがないため、「優しい性格」になりやすい傾向もあります。
一人っ子女子の性格
愛情たっぷりに育てられる一人っ子の女子は、受け取ってきた愛情を周囲にも向けられる「愛想の良さ」が特徴です。周りの大人が自分に合わせてくれる環境で育つため「おっとりしたマイペースさ」も持ち合わせ、争いを好みません。また、家族仲が良いのも一人っ子の女子を育てる家庭によく見られる特徴です。特に、ママとは仲良しで、一緒に料理を作ったり、買い物を手伝ったり、小さなママのようにお手伝いをしたがることもあります。
わかる!一人っ子を育てるママの悩み
子育てには悩みがつきものです。中でも、一人っ子の子育てで多くのママが悩みに感じる事柄はどんなことなのでしょうか?
周りとうまくやっていけるのか不安
兄弟姉妹がおらず、同年代と遊ぶことが少ない一人っ子の子育てでは、「集団にうまく溶け込めるのだろうか?」という不安が出てきやすいものです。普段の生活では、大人とばかり関わっているため「子ども同士の距離感がわからないのでは?」と心配になってしまうママは多いのです。例えば「わがままで自己中心的に振る舞ってしまうかも」「うまく友達が作れないかも」「周りに圧倒されてしまうかも」というような不安は、一人っ子ママならではの悩みの一つです。このような悩みは特に、幼稚園や保育園など、初めて集団生活を始める際に感じることが多い傾向にあります。
「一人っ子はかわいそう」と言われる
世の中には、一人っ子に対するマイナスイメージを持っている人は少なからずいます。兄弟姉妹を育てるママと接する機会が増えると、「一人っ子はかわいそうよ」「兄弟はまだ?」といった周りの声に悩んでしまうことも。一人っ子の子ども本人が楽しく毎日を過ごし、すくすく育っているにも関わらず「かわいそう」と決めつけられることもあるかもしれません。そんな周りの発言に、納得のいかない気持ちを抱くママもいるのではないでしょうか。不安になって悩むこともあるかもしれませんが、大切なのは子ども本人の幸せであることを意識していれば大丈夫です。
一人っ子にはメリットもたくさん
充実した環境を整え、豊かな経験をさせてあげたいと考えているなら、一人っ子を育てることはメリットもたくさんあります。
愛情をいっぱい注いであげられる
一人っ子のメリットとしてまずあげられるのは、愛情たっぷりに育てられるという点です。兄弟姉妹がいない分、一人っ子は間違いなく両親にとって1番の存在です。両親の愛情を独占できることは、愛されている自信や安心を実感しやすく、子どもにとって非常に大きなメリットといえます。子ども時代に育む「親から愛されている自信」は、成長してからも子どもの人生に影響します。そのままの自分で十分愛される存在だという自信は、難しいことに挑戦する勇気や、自分らしく素直に成長していくことにも期待できるのです。
外出や旅行が楽で、ストレスが少ない
兄弟姉妹がいると、行き先をめぐって子ども同士がけんかになったり、準備する荷物が多くなったりと親にとっては一苦労です。その点、一人っ子の場合は移動の負担や荷物も少ないため、ママしかいないときでも気軽に出かけられます。子どもの行きたいところや、興味に合わせて行き先を選びやすいのもメリットです。また、子どもに使える予算が多くなることも一人っ子のメリットです。
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経済的に余裕ができる
子育てにはお金がかかります。おもちゃや服はもちろん、少し大きくなると習い事を始める子どももいます。兄弟姉妹がいれば、それが人数分必要です。経済的な余裕がない場合、全員に同じだけお金をかけられないこともあるかもしれません。一人っ子であれば、教育費は全てその子一人のために使えます。そのため、習い事や塾といったことはもちろん、家族旅行やその他のさまざまな経験にも予算をあてられるので、余裕を持ってやりたいことにチャレンジさせてあげられます。子どものやりたい気持ちを尊重し、可能性を広げてあげられることは、親にとっても子にとってもうれしいメリットといえるでしょう。
もっと楽しく!一人っ子を育てるコツ
ポイントを知って取り組めば、一人っ子の子育てはぐっと楽しくなります。ついやってしまいがちな点にも気を付けながら、ポジティブに向き合う方法を紹介します。
子ども同士の関りを多く持たせる
兄弟姉妹がいないことで、他の子どもとの関わりが少ないと感じているなら、同年代の子どもが集まる場所へ遊びに行きましょう。とは言ってもコロナウイルスによる外出自粛が続く中で、交流をする機会に制限がかかり、子どもたちが直接ふれあうことが難しい状況です。そういった子どもたちの為に、オンライン会話ができるサービスや、参加型で初対面の子どもたちが会話をするサービスなどが増えてきています。中には、国を超えて世界中の子どもたちとコミュニケーションがとれるサービスなども展開されています。気軽に利用できそうなオンラインサービスを試してみると、さまざまな子どもたちと触れ合い、人との付き合い方を学ぶきっかけになるかもしれません。新しいコミュニケーションツールとして、試してみてはいかがでしょうか。
なんでも先回りして手助けしない
子どもの成長に親のサポートは欠かせませんが、サポートのしすぎには気を付ける必要があります。一人っ子の子育てでは親の目が細部にまで行き届くため、あれこれと口出し・手出しをしすぎる傾向があるからです。危険なことは注意しなければいけませんが、子どもの「やってみたい」「自分でできた」という気持ちを育むことにつながるため、安全な状況なのであればチャレンジさせてあげることも大切です。自分でやってみる経験を繰り返すことで、自発的に行動できる子どもへの成長を促せることでしょう。
期待しすぎるのはNG
親であれば、自分の子どもに期待してしまう人は多いものです。「優しい子に育ってほしい」「健康に過ごしてほしい」といった願いは、子どもを思う親心だからこそです。しかし、行き過ぎた期待は子どもにとってプレッシャーになることがあります。将来の役に立つからと、勉強や習い事を厳しく指導しているような場合、子どもは「親の期待に応えなければいけない」「失敗はできない」と精神的に追い詰められてしまうことも。大切なのは、子どもがやりたいと思っていることに全力で取り組めるようサポートすることです。やりたいことに対して自由に努力する姿を褒め、過度な期待をしてしまわないように心がけましょう。
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