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2020.02.15

自己肯定感が低い人が使いがちな【マズい口癖】って!? 今すぐ変えたい否定形の口癖5つ

メンタルコーチングをした星稜高校野球部を甲子園決勝へ導いたほか、女子スピードスケート髙木菜那選手が平昌五輪で2つの金メダルを獲得するなど、メンタルコーチとしてビジネスとスポーツの実績をあげている飯山晄朗氏。『超メンタルアップ10秒習慣』の著者でもある同氏が、自己肯定感を低くしてしまう口癖について解説します。

【目次】
自己肯定感が高い人と低い人の差
変えたい否定形の口癖5つ
小さな一歩から実践してみる

自己肯定感が高い人と低い人の差

自己肯定感が高い人と低い人の差は何でしょうか? 結論から言うと、それは「どこを見ているか」で決まります。うまくいかないことだったり、失敗したという体験に対して、自己肯定感の低い人は情報のマイナス面ばかりを見てしまっています。それに対して、何度失敗しても諦めなかった人というのは、「失敗が成功のもとになる」と情報のプラス面を見る習慣があるだけなのです。

「ある」ところを見ているのか「ない」ところを見ているのか。「できる」ところを見ているのか「できない」ところを見ているのか。「プラス面」を見ているのか「マイナス面」を見ているのか。そして、これがそのまま結果の差になっていきます。

仮に、スポーツの試合で自分のチームが負けたとしましょう。負けたという事実に対して「自分には能力がない」「あのチームには勝てる気がしない」などとマイナス面ばかりを見ていると、ますます自信を失い、できない自分がつくられていきます。

しかし、試合に負けたという事実を「もっと自分の能力を伸ばすチャンスだ」「試合でうまくできないところがわかった」などとプラス面で捉えることもできるのです。このように視点を変えることで、自分に対する見方も変えることができ、自分否定パターンを自己肯定パターンに変えることが可能になります

(C)Shutterstock.com

自分には「いいところはない」「自信をもってできることがない」と自己肯定感が低くなっている人は、意識して物事のプラス面を見るようにしてみましょう。この習慣を身につければ怖くありません。ただ、そうはいってもどのように意識すればいいのかがわからないかと思います。

1つの解決策が「口癖」を変えることです。あなたがもし自己肯定感が低く、自分に自信がないのならば、それはいくつかの「口癖」のせいかもしれません。

大脳生理学的に脳は「思い」よりも「言葉や動作」をより強く記憶するという特徴があるため、マイナスの言葉を多用していればその分、脳が「できない」を記憶して、自己肯定感が低くなっている可能性があります

変えたい否定形の口癖5つ

これからご紹介していく「否定形の言葉」を使っていないかチェックしてみましょう。どうすれば否定形の言葉を変えていけるか、その対策もご紹介していきます。

(C)Shutterstock.com

1: 「自分なんて〜」

「自分なんて何にもできない」「自分なんてこんなものだ」という言葉は物事をすぐに諦めてしまう人の典型的な口癖です。物事のマイナスの側面ばかりを見てしまって不安や不満といった否定的な感情になりがちなので、対処法としては、マイナス面を一旦受け入れて、それから「だからこそ」と考えてマイナス面のプラスになる部分を見つけます。

「いつも自分がどう思われているか気になって仕方がない」という場合には「だからこそ、場の空気を的確に読むことができるんだ」など。「だからこそ」を使うことで、どんなマイナスだと思うことでも、そのマイナス面のプラスの側面を見つけることが可能です。

2: 「〜すべきだ」「普通は〜だ」

友人にこうなってほしい。社員にこうなってほしい。子どもにこうなってほしい。このように、人に変わってほしいと願っている人が多いですね。ただ、なかなか自分の期待どおりに人は変わりませんし、それは当然です。

なぜなら人は皆、自分の価値観を持っているからです。相手には相手の世界がある。このことを認めようとせず、「普通こうするでしょう」「こうあるべき」などと、自分の価値観が正しいと思って正論を振りかざすと、相手と衝突してしまいます。

まずは相手を認め自分が変わればいい。「すべきこと」など本来ありません。「人は変わらないものだ」と考えて、自分を変化させていきましょう。

3: 「〜してはいけない」

「〇〇してはいけない」と言うと、「〇〇してしまう」ことがよく起こります。ダイエットのために「おやつを食べてはいけない」と言われると逆に食べたくて仕方なくなるものです。なぜ、そうなるかというと、脳は否定形の言葉をイメージするのが苦手だからです。「〇〇してはいけない」と言われると、逆に〇〇の部分を強くイメージしてしまうのです。ならばどうすればいいのか。それは脳が否定形の言葉のイメージが苦手なので、逆に肯定形の言葉を使えばいいのです。

「焦っちゃいけない」なら「落ち着いていこう」。「お菓子を食べてはいけない」なら「野菜を食べよう」。肯定形の言葉はプラス感情を生み出してプラス思考にさせます。「〇〇してはいけない」ではなく「〇〇しよう」の心がけが大事です。

4:「〜をしたい」

「〇〇をしたい」という言葉には「条件が整ったら」という言い訳が入っています。この逃避の思考パターンは意識して変えないと、繰り返してしまい、いつまでも「したい」ことは達成できません。意識して「〇〇をする!」と決めて行動するようにしましょう。

ポイントは「ワクワクする」ことです。成功するからワクワクするのではなく、ワクワクしながら取り組むから成功するのです。誰から言われなくても行動し続けることができるのは、取り組むことにワクワクしているから。すべては「する」と決めることから始まります。するという勇気を持ち、ワクワクしながら取り組めるようになりましょう。

5:「すみません」

謝罪の場面では必要な言葉ですが、自分が悪いことをした訳ではないとき、些細なことで「すみません」と口癖のように反射的に言ってしまう人がいます。例えば、エレベーターを降りるときに開くボタンを押してくれたときに「すみません……」と言ってしまうことありませんか? 

そうではなく「ありがとうございます」と意識的に変えてみてはいかがでしょうか。感謝の言葉を口にすると、脳幹から「ドーパミン」や「エンドルフィン」といった報酬系のホルモンが分泌されることがわかっています。この報酬系ホルモンが分泌されると、脳が快反応を起こし肯定的な状態になります。そうするとパフォーマンスも向上するわけです。

ほかにも日常のあらゆるところに感謝のタネはたくさんあると思います。

・朝起きることができてありがとう
・ご飯を食べることができてありがとう
・苦難や逆境になってありがとう

すべて「ありがとう」です。えっ、最後のありがとうはちょっと……。でもよく考えてみると、あのときの苦難や逆境が自分を成長させてくれた。という例はたくさんあります。

小さな一歩から実践してみる

ここまで否定形の口癖を5つご紹介しました。大切なことは、まず自分の口癖に気づいて今の自分を認めること。そして小さな一歩から実践してみることです。

かく言う私自身も、13年前に起業したときは自信が持てず「会社を辞めなければよかった」と後悔を繰り返す日々でした。住宅ローンを抱えて、貯金もゼロ。子供は小学校高学年になっていました。何の保証もない世界で、自分の看板だけで食べていくことに不安しかありませんでした。どう考えても無謀だと……。

しかし、コツコツと言葉の使い方を変えていくことで、自分が変わり始めたことを実感しました。「やれるかも」と思えるようになったら、あとは突き進むのみです。気がついたら、メンタルコーチングした選手たちが、オリンピックで金メダル獲得、甲子園決勝に進出、技能オリンピックで世界一に輝くなど、たくさんの成果をあげました。

今回ご説明したことは誰にでもすぐにできることです。そして小さいことでも実践すれば必ず変わります。

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メンタルコーチ、人財教育家

飯山晄朗(いいやま じろう)

中小企業診断士。銀座コーチングスクール認定プロフェッショナルコーチ。JADA(日本能力開発分析)協会認定SBTマスターコーチ。金沢大学非常勤講師。商工団体の経営指導員としての11年間で、中小企業の経営、財務、労務相談を5000件以上こなし、独立後は中小企業の人材教育に携わり、2つのコーチングスクールの運営。オリンピック選手や高校野球部を始めとするアスリートたちのメンタルサポートを行っている。主な著書『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』(秀和システム)。

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