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2020.03.22

親バカでいいじゃない!娘を育てるために守る「マイルール」【中林美和の“卒ママ”への道】

 

17歳でモデルデビュー、結婚、出産を経て、ママモデルの先駆者としても活躍してきた中林美和さん。16歳と15歳になった姉妹も、ママやパパがそうだったように、それぞれが自分の夢や目標をハッキリと持って、みずから選んだ道をのびのびと羽ばたこうとしています。今回は、子どもたちの個性をみがき、自立心が育つ子育てを実践してきた美和さんが大切にしてきた、マイルールの第二弾です!

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中林美和の子育てマイルール:つねに同じ目線で意見交換

思春期に入った娘たち。だんだんと親離れを実感中で、ときには態度が素っ気なかったり、家族で過ごすよりもお友達との時間の方が楽しかったり。それはもう当たり前のこととして受け止めてはいるのですが、周りの方たちからは「すごく仲がいいですよね」ってよく言われます。

私がまだ若かったというのもあるけれど、子どもたちが小さいときからまるで友達みたいに接してきました。つねに、「ひとりの人間」として尊重したいと思ってきたので。

たとえば、なにかを決めるときには、「ママはこう思ってるんだけど、どう思う?」って意見を交換をしてきたし、喧嘩をしても自分が悪かったなと思うところに関しては、「ママが悪かった。ごめんね」ってきちんと謝ったり。

自分だって完全じゃない、未熟だからこそ、親の意見が絶対だとは思っていないので、つねに一緒に考えるスタンスをとってきました。ずっと同じ目線で考えられるママでいようと思ったから。

その延長で、今でもいろいろなことを自然に話し合うし、お互いによく褒めあったりもします。笑

自分で考えて自分の意見をきちんと言う娘たちは、今ではよき相談相手でもあり、大親友のような存在です。

中林美和の子育てマイルール:親バカでいいじゃない!

そして、私は本当によく子どもたちを褒めてきました。絵とか工作とか歌や楽器は特に。その子が作りだしたものはどんな物でも芸術だから。たまに「ん?これなんだろう?」って思うものでも、

「すごい!」「上手上手ー!」「かわいい!」「大好き!」って。

だって無条件に信じてあげられるのって親しかないんですよね。信じて応援して自信を持たせてあげる。これができるのって親だけだから。

まるで友達みたいな娘!だからこそ守りたい「マイルール」【中林美和の“卒ママ”への道】↑私の著書『中林美和のハートフルデイズ』に掲載された、娘さたちの思い出の作品たち。いま見てもかわいい。笑

はたから見たら「親バカ」って思われるかもしれませんが、「親バカでいいじゃん」っていつも思ってきました。(もちろん、何でもかんでも認めちゃう甘やかしとは別です!)

それでも、いろいろなことで娘たちがよく自信をなくしてきます。そんなときには「大丈夫!」と背中を押してきました。

「明日テストどうしよう、どうしようー」ってよく言うんですが、「大丈夫、大丈夫。あなたなら大丈夫」。「失敗したっていいじゃん。ママがついてるよー」って。

子どもたちはいつでもどんなときでも頑張っています。だから、後ろで支えているよ、見守っているよって、いつもお守りみたいに感じて欲しい、それが「大丈夫!」という言葉。

こうやって、子どもたちが自信を持てるような声がけをつねに意識してきたように思います。

中林美和の子育てマイルー:子どもが「やりたい!」と言ったことにはとことん付き合う

たとえば習い事に関しても、子どもたちが「これやってみたいんだけど」って言い出してくるまで、まったく通わせていませんでした。

よく、「なんにもやらせてない」って言うと、周りのママたちに驚かれたのを覚えています。でもいろんなことをやらせるより、自分がやりたいことにとことん集中した方が成果もでるし、子どもたちの身になるって思っていたから全然気にならなかった。だからそれまでは、ゆったりとのびのびとした生活を送らせようと決めていました。

そのかわり、習い事にしても遊びにしても、子どもたちが「やりたい!」と言ったことには全力で付き合ってきました。

海で裸足になって、手作りのフォトフレームに使う貝殻を、4時間も真剣に拾ったりもしたなぁ……。それも毎日毎日。あんなに 時間も気にせず好きなことに集中した時間は、今となってはとっても貴重な時間です。

まるで友達みたいな娘!だからこそ守りたい「マイルール」【中林美和の“卒ママ”への道】↑本が好きな長女。本屋さんでどれにしようか悩み中……。読みたい本が決まるまで、ここでも後ろから見守ります。

「信じて見守る」。これが私の教育法の原点です

娘たちが高校生の世代になった今は、自分たちで、興味のあることにどんどん突き進んでいるし、私よりも何でもかんでもできちゃう!スポンジみたいに何でも吸収してキラキラと発揮している姿を見るのが本当にうれしい。

「あれれ?いつの間に?」と思うくらいの速さでその時期はやってきました。成長が早くて寂しいと感じる時期もあったけど、今はそれを通り越した感じかな。

切磋琢磨しながら生きている娘たちの姿を、今でもやっぱり遠くから見守ることしかできないけど、そういう姿に、私の方が生きる勇気をもらっています。

ついつい心配しすぎてあれこれ手伝ってあげたくなってしまうけど、子供たちは子供たちなりに考えて行動できるから大丈夫。

どんなことも信じてあげることが、私の教育法。

構成/高田あさこ

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