さりげない動きのニュアンスボブ
全体に動きをつけるというより、毛先に少し曲線をつけてフォルムを調整したナチュラルなボブ。外ハネと内巻きだけの簡単な巻き方だからこそ、こなれ感が生まれます。こめかみあたりに作ったサイドバングが小顔効果を生み、ひし形のシルエットが骨格を補正。「自分に似合うボブ」を探している人はぜひお試しを!
カット
全体は鎖骨あたりでワンレングスにカット。顔周りと表面にレイヤーを入れ、巻いた時の動きを底上げします。前髪は目の上の長さに設定し、サイドバングを作って流しやすいようにカット。
カラー
やや落ち着いたトーンのグレージュ。しっかりした色味の中に透明感があり、軽やかな仕上がりに。
スタイリング
ハチラインで髪を上下に分け、下の髪は毛先を外ハネのワンカールに。上の髪は内巻きのワンカールにして、バームをなじませつつ形を整えます。前髪は軽く流し、束感を出して。
くびれシルエットのレイヤーボブ
レイヤーを上手に取り入れ、動きを感じるくびれシルエットにしたりふわっとエアリーな質感を加えたりした、大人っぽさとかわいらしさを兼ね備えたスタイル。レイヤーが入っていると、トップがペタンとしがちな場合でもスタイリングでふんわり感が作りやすくなるのもうれしい。ギリギリ結べる長さをキープしているため、おしゃれしたいけれど多忙なワーママにもぴったりです。
カット
ベースは鎖骨ラインのボブ。ハチ上の表面にレイヤーを入れ、ふんわり感とくびれを出しやすくします。注意したいのは、裾の重みは残したいので必ず“表面のみ”にレイヤーを入れること。前髪は、あご下からレイヤーでサイドにつなげて。
カラー
ツヤと柔らかさを重視したシフォンブラウンカラー。ダークトーンで落ち着いた雰囲気に。
スタイリング
まず、38mmのマジックカーラーで前髪を後ろに向けて巻いておく。32mmのカールアイロンを使い、裾はすべて外ハネに。こめかみから上の表面の髪の毛先は内巻きにすると、ちょうどいいくびれができます。マジックカーラーを外し、毛流れが自然になるように整えながら手ぐしでバームをなじませて。
【レングス別】大人可愛いボブ
ショートボブの大人可愛いスタイル
- 清潔感のあるショートボブ
- 若見えが叶うシンプルショートボブ
- ワンカールパーマをかけたカールショートボブ
- 長め前髪がアクセントのマッシュショートボブ
- ラフなワンカールの抜け感ショートボブ
- ミディアム・ロングボブの大人可愛いスタイル
- 今っぽピンクブラウンのレイヤーが映えるロングボブ
- 絶壁カバーにもおすすめのナチュラルウルフボブ
清潔感のあるショートボブ
ワイドバングで今っぽく見せる上品ショートボブ。両端をラウンドさせてつなげ、軽さを出すことでどんな人でもトライしやすくいワイドバングに仕上がります。ナチュラルにこなれ感を出せる内巻きもポイント!
カット
顎より少し短めで揃えた王道のショートボブをワイドバングで今っぽく。いつものボブスタイルも前髪を目尻より外側に設定するワイドバングにすることで、新しく見えます。ワイドバングは目力がアップし、顔まわりの印象が明るく見えるのも良いところ。
スタイリング
ストレートアイロンで内巻きに。毛先を中心にオイルをなじませ、ツヤとまとまり感を演出。
若見えが叶うシンプルショートボブ
シャンプー後の髪の乾きが早くスタイリングも簡単なショートは、多忙なワーママの味方になってくれるスタイル。顔周りの髪を長めに残すことで顔がバーンと出てしまうことを防ぎ、むしろ小顔に見せることができます。頭が小さく見えるため、頭身バランスもよく見せてくれます。
カット
ベースはリップラインのショートボブ。襟足を短く、顔周りは軽く見えるようにカットし、前髪は幅を広くしすぎず目の上で下ろしシースルーに。
カラー
ハイトーンのモカミルクティベージュに。白髪が気になる人は、ハイトーンでカバーするのもひとつの方法。
スタイリング
根元を立ち上げるように乾かしたら、ロールブラシなどで全体的に丸みがつくようにブローします。軽めのオイルをサラッとつけるだけでOK。
ワンカールパーマをかけたカールショートボブ
ボリューム不足や薄毛の悩みを抱えている人に試してほしいのが、ワンカールパーマ。毛先のしなやかなカールは優しげな印象に見せてくれるため、ショートでもフェミニンな空気感を損なうことなく、ほのかに甘さを感じる爽やかさが演出できます。
カット
ショートボブベースで、トップ表面と顔周りにレイヤーを入れます。前髪は目の上から下ろし流しができるように、やや長さを残してカット。襟足はスッキリ見せたいので、短めに。
カラー
白髪が気になるため、根元は白髪染めにして毛先は落ち着いたトーンのマロンベージュに。少し暖色が入っているから白髪染めを繰り返してもパサついて見えず、ツヤを加えてくれます。
パーマ
太めのロッドを使いトップを中心にワンカールのやや強めのパーマをかけると、トップに入れたレイヤーの動きが底上げされ、ふんわりエアリーな毛流れができます。
スタイリング
根元をラフに乾かし毛先はほんのり湿った状態で、手にしっかり広げた少量のバームをなじませるだけ。まず髪の内側から空気を入れるようにつけてから、襟足はタイトに押さえつつなじませます。前髪は根元からかき上げながらつけ、毛先は指先でつまんで。最後、ブラシを通して前髪をざっくりと流します。
長め前髪がアクセントのマッシュショートボブ
丸みを生かした柔らかい雰囲気のマッシュショート。程よい重さを残しているから、まとまりがありながらもエレガントに寄りすぎず、今っぽいテイストに。髪を乾かすときに分け目を変えれば簡単にイメチェンもでき、トップに長さがあるから巻くこともできるので、ショートだけど変化が楽しめます。
カット
全体はショートボブベース。前髪はリップラインあたりにして、レイヤーで流れやすくします。後頭部のウエイトはやや下位置に設定しつつ、襟足や耳周りがスッキリしすぎないように重さを残してカット。
カラー
8トーンのブラウンで透明感を出す。オレンジっぽさを抑えたカラー。
スタイリング
分け目がつかないように根元からしっかり乾かしてから、ふわっと分け目を作ります。毛先をカールアイロンでワンカールの内巻きにしてから、全体にオイルをなじませて、自然な毛流れと束感を出して。
ラフなワンカールの抜け感ショートボブ
後頭部に丸みを持たせ、襟足をすっきりとまとめることで首が細く見えるうえ小顔効果も期待できます。顔まわりの毛束を耳にかけるとショート風のアレンジも楽しめる一石二鳥のヘアスタイル。
カット
ショートボブはトップがペタンとしていると老けて見えやすいため、グラデーションカットで立体感を演出。髪の根元からふんわりとしたワンカールのパーマで大人かわいい雰囲気のひし形シルエットに。
前髪は眉毛が隠れるギリギリの長さに設定。少しおでこが透けてみえるようにつくることで今っぽくカジュアルに。
スタイリング
髪を軽く濡らした後、クリームをパール2粒分の量をとり、手のひらによく伸ばしてから全体によくなじませてからドライヤーで乾かします。顔まわり→襟足→トップの順でつけて、まとまり感と毛先の動きを。
ミディアム・ロングボブの大人可愛いスタイル
正統派のワンカールミディアムボブ
スタイリングが簡単なうえ、品のよさを与えてくれるワンカールの内巻きスタイル。ツヤと丸みがあるため、ワンランク上のかわいらしさが漂います。顔周りにさりげなくレイヤーを入れているので骨格がカバーでき、小顔に見せられるのもうれしいポイント。
カット
肩ラインの、やや前下がりのミディアムボブベース。顔周りにレイヤーを入れているため、ほのかに色っぽいニュアンスがついてこなれ感がアップします。ドライカットで軽やかさをプラス。
カラー
やや明るめのベージュ系カラーをセレクト。ツヤを強調しつつ透明感を引き出せる色。顔色もよく見えます。
スタイリング
38mmの太めのカールアイロンで毛先をワンカールの内巻きにします。前髪の部分は、毛束を取ってこちらも毛先だけ内巻きに。そのあと髪を分けたらサイドに自然に流れます。少量のバームを手のひらに薄く広げ、内側から毛先をつかむようにつけてから、中間部分より手ぐしを通すようにしてツヤとまとまりを出して。
今っぽピンクブラウンのレイヤーが映えるロングボブ
顔まわりともみあげにレイヤーを入れることで、毛先の動きがポイントとなるロングボブ。軽やかになびく髪は今期のトレンドであるピンクブラウンでより柔らかい印象に仕上がります。ふわふわと揺れる髪は気分も軽く、上向きにしてくれるはず。
ベースは重め、顔まわりはレイヤーで軽めに仕上げるバランスは今っぽさもありつつ、扱いやすいためワーママにもおすすめしたいスタイルです。ダウンスタイルのときも結んだときも顔まわりのデザインカットが洒落感を出してくれるので、とにかくスタイリングが簡単!
カット
ベースは直線的なカットで毛先に重みを出した肩ラインのロングボブ。顔まわりともみあげにレイヤーカットを施し、デザインをつけたのがポイントです。
スタイリング
32mmのカールアイロンで全体を外ハネに。顔まわりともみあげはそれぞれ内巻きのワンカールで毛先に動きを出します。
絶壁カバーにもおすすめのナチュラルウルフボブ
ウルフカットで頭の形がキレイに見えるロングボブスタイル。ウルフカットというと個性的なスタイルというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、人気のくびれスタイルの進化版といった感じ。バランス次第で理想のシルエットが見つかる可能性も大。この春、ちょっとだけいつもと違う自分に挑戦してみたい人にもおすすめです。
カット
個性的になりすぎないように少し重めに仕上げた、さりげないウルフカット。上部は丸みをつけると頭の形をキレイに見えます。襟足部分はレイヤーを入れて段差を作ることでくびれもでき、どんな顔型にも似合うシルエットが完成します。段差をつけるのはちょっと抵抗がある、という人は顔まわりにレイヤーを入れるだけでも近いスタイルに。
パーマ
カットの段差に合わせてワンカールパーマをかければ、ドライだけでセットが完了! パーマやアイロンを使わない場合もベースのシルエットが出来上がっているので、サッと整えるだけでおしゃれヘアに仕上がるため楽ちん。
スタイリング
カールアイロンで毛先は外ハネ、表面を内巻きにすれば仕上がる簡単スタイル。軽めのオイルでツヤとふわっと感を出すのがおすすめ。
【アレンジ】大人可愛いボブ
こなれ感のあるふんわりひとつ結び
ふわっとラフで立体感のあるひとつ結びは、後頭部のボリュームと手ぐしによるランダムさがカギに。丸みのあるシルエットに仕上げると、女性らしく好感度の高い印象になります。
\How to/
【1】ラフな質感を作るミストを全体に吹きつける
表面だけでなく、毛束を持ち上げながら髪の内側にもつくように吹きつける。根元近くにつけると、髪が細くてボリュームが出にくい人でも自然にふんわり。
【2】手ぐしを通してミストをなじませながら髪をまとめる
ミスト成分が髪全体に行き渡るように手ぐしを通してなじませつつ、後頭部の真ん中あたりに髪を集める。この時、サイドはタイトに抑え、後頭部は膨らみを残したまままとめ、丸みのあるシルエットの土台を作る。
【3】髪を結んだあと、表面の毛束を少しずつつまみ出して凸凹に
表面の髪を指先で少しずつつまみ出し、凸凹させて立体感をつける。ハチ周りやサイドはほんの少し、トップや後頭部など丸みがほしい部分は大胆につまみ出すのがコツ。最後、もみあげに後れ毛を引き出す。
完成!
トップや後頭部には丸みがあるけれど、サイドや襟足はピタッとしているため崩れにくいのもポイント!
■おすすめスタイリング剤
▲ジョンマスターオーガニック S&Lシーミストスプレー N 125ml ¥2,640
海の風に吹かれたようなドライ&ラフな質感のボリュームスタイルを作るミスト。オーガニックの保湿成分を配合し、髪に潤いを与えてパサつきを防止。リラックス感のあるラベンダーの香り。
カチューシャを使ったハーフアップアレンジ
梅雨の湿気で広がったり、逆にペタンコになる髪にも向いているのが、カチューシャを使ったハーフアップアレンジ。カチューシャで生えぎわのうねうね髪やハチ周りの広がりがカバーできるし、ハーフアップでつむじ周りのペタンコも解消するので、この時季とてもおすすめです。
\How to/
【1】カチューシャは生えぎわより少し奥につける
直毛の人は、表面だけ適当に巻いておくとニュアンスがついて◎。髪に少しでもクセがある人は、ソフトワックスやヘアミルク、バームなどをなじませてツヤとしなやかさを与えておく。カチューシャは、生えぎわがギリギリ見える位置にオールバックでつける。
【2】ハーフアップに髪をまとめる
耳前のひと束と前髪を薄く引き出してから、ハチ上の髪を後ろでひとつにまとめる。
【3】ひとねじりしてピン留めに
まとめた毛束をひとねじりしてから軽く押し上げ、トップ〜後頭部をふっくらさせる。やりすぎると盛り盛りになってしまうので、程よさが大事。ねじった部分に下からピンを挿し込み、ほどけないようにしつつ地としっかり固定する。
【4】前髪や後れ毛にスタイリング剤をつけて束感仕上げに
ワックスやバームなどを指先にほんの少し取り、前髪や後れ毛を軽くつまみながらなじませて束感を作って完成。つけすぎないことが重要。これで一気に抜け感が出る。
完成!
エレガントできちんと見えするから、お呼ばれの時の気の利いたアレンジとしても活躍します。
ヘアアクセを使ったウェーブアレンジ
ボブスタイルをカチューシャでオールバックに。前髪の根元は少したゆませて立体感をだすことも疲れて見えるのを防ぐカギ。
コーディネートのアクセントに、あると便利なのがヘアアクセサリー。つけるだけで今っぽく仕上がるカチューシャは働くママにもおすすめです。