市原平兵衞商店のおすすめの「箸」3選
箸を使って、麺を湯がいたり、揚げ物をしたり、完成した料理をお皿に盛り付けたり、お弁当箱におかずを詰めたり、、、これも前回の記事の炒める時間に並んで、日々の家事の中で私が好きな時間のひとつです。そんな私にとって欠かせないキッチンツール、それが”箸”なのです。何種類かの箸を使い分けると長持ちするし、同時に違う料理にも使えて便利だということに気づき、今では3種類の箸を使い分け、料理をしています。
愛用しているすべての箸が、1764年創業の歴史ある箸専門店、京都「市原平兵衞商店」のもの。こちらの箸は料理に使う箸だけではなく食事に使う箸もありますが、どれも曲線が美しくて、機能的にもとても使いやすく、日々が楽しくなるようなものばかり。すべて天然素材でつくられているので、安心です。今回は、私が料理に使っている3種類のおすすめの箸をご紹介します。
万能でオススメな箸:竹菜箸「中節」尺一
ベーシックな菜箸を求めている方におすすめなのがこちら。我が家で一番使っている菜箸です。竹素材で、手元・箸先は四角形のかたちをしています。
ベーシックな菜箸は、箸の素材・長さで選ぶのが良いと思います。これは竹素材で滑りにくいので、麺などのツルツルしたものもつかみやすいし、なにより軽い。30cmよりも少し長い33cmという長さもベスト。箸先の細さが大きな動きや、細かい動きもしやすくて絶妙なのです。そして、曲線がなんとも美しく、持っているだけでなんとなくサマにもなるところもお気に入りのポイント。価格は800円(税抜)で、なにかあっても買い替え可能な値段も嬉しいところ。
お弁当の盛り付けにオススメの箸:京風もりつけ箸
お弁当箱におかずを詰めるときに、太い菜箸を使って詰めると、狭い隙間におかずが詰めにくいな〜、とずっと思っていました。そんな悩みを解決してくれたのがこの京風もりつけ箸。23cm(税抜¥1,200)、28cm(税抜¥1,300)、33cm(税抜¥1,900)と3つの長さがあり、私は28cmのものを使っています。
写真の通り箸先がとても細いので、お弁当箱の狭い隙間にも、おかずが詰めやすい。お弁当箱の中の無駄なスペースがなくなります。料理をお皿に盛り付けるときも、細かい動きができるので、自然と美しく見える盛り付けに仕上げられます。手元のほうにある平たいところは、柔らかいものをはさんだり、ヘラのようにも使えるので、とても便利。
揚げ物にオススメの箸:桧あげもの箸
桧素材で、手元は八角形、箸先は丸い、揚げ物用の箸です。今回紹介した箸の中でも36㎝と一番長いなのですが、この長さのおかげで、自然に手と揚げ油との距離がとれるので、やけどの心配が少なくなります。
長いのにとっても軽いので、まるで手の一部のように動き、びっくりするくらい使いやすい!快適に揚げ物ができて、ちょっと面倒な揚げ物が楽しくなってしまうんです。値段は900円(税抜)です。こういう特別な箸は、プレゼントにも良いですよね。
キッチンツールは、長く使えてこだわりの詰まったもの、そしてコストパフォーマンスとのバランスも重視しながら、少しずつ集めています。そんな私に市原平兵衞商店の箸は、ぴったりなアイテムでした。
京都のお店に行かなくても、こちらの箸は、ネットの問い合わせフォームや電話で1膳から購入ができます。ぜひ、皆さんも自分にフィットする箸を探してみてくださいね。
Domanist
杉山迪子
1児の母・病理医、乳腺外科医として働く女医。仕事と育児はもちろん、ファッション、人柄もバランス感覚を大切にしている。趣味は娘と旅行に行くこと。おいしい肉と日本酒が大好き。
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