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LIFESTYLE夫婦関係

2020.08.05

夫婦カウンセリングに夫を連れて行くコツは?【犬山紙子の夫婦のモンダイ4】

著書『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』で、夫婦間に生じる問題とその対処法を解説しているコラムニスト・犬山紙子さんへのインタビュー最終回。犬山さんは、問題がこじれたら夫婦ふたりでなんとかしようとせず、第三者に入ってもらうことが重要だと説きます。

関係修復を諦める前に、プロの手を借りるべし!

―― 話し合いをしても手ごたえが感じられず、「もう、私が頑張って済むのなら…」という諦めの境地に至ってしまったワーママたちは、どうしたらいいでしょう?

夫が何も感じない、変わろうとしてくれないのは、自尊心がそがれている状態。「この人は、もういいや」と諦めてしまうのは、自分の自尊心を守ろうとする防衛本能です。諦めてしまえば傷つかないから。でもそのままでいいのか、別れたほうがいいのかもしれない、と思うくらいでも、まだ打つ手はあります。

ふたりで険悪なムードで向かい合っていると、どんどん視野が狭くなっていっちゃうんです。そんなときは第三者を入れることが重要。いちばんオススメなのはカップルカウンセリングで、心理士さんに話を聞いてもらうこと。守秘義務があって、これまでたくさんの人見てきたプロに話を聞いてもらうだけで、自分が気づいていなかったつらさや「こんなストレスがあったんだ」と気づいたり、「なるほど!」とわかることがあるんです。私もカウンセリングに1年ほど通って、「今までいちばんいいお金の使い方をした!」と思いました。

ただし、カウンセラーさんとは相性もありますし、当たり外れがあるのは事実なので、見極めは慎重に。臨床心理士の資格をもっていることはマストだと思います。

―― 「カップルカウンセリング」って、夫婦で行く、ということですよね? パートナーを連れて行くのはハードルが高そうです。

最初は自分ひとりで行くので大丈夫!「本当は夫も連れて来たいけれど、どう誘ったらよいかわからない」といったところから相談に乗ってくれます。たとえば「今、心が不安定でカウンセリングに行きたいけど、ひとりだと怖いから一緒に来て」とお願いする形をとってみる、とか。いざカウンセラーさんの前で「家事や育児に追い詰められている」みたいな話を、夫にも一緒に聞いてもらうんです。もちろんそれでも歩み寄りが難しければ、離婚という選択肢もあると思います。

プロではなくても、ただひたすら、どっちの意見も否定せずに聞いてくれる、尊敬できる友人でもいいし、夫が尊敬している人に相談してみるのもアリだと思います。人が思想を変えるときは尊敬している人の言葉によることも多いと思うので、パートナーが尊敬している人が味方についてくれるのであれば、とても心強いですよね。

「夫とふたりで子育てをした」という実感で愛情は復活する

―― 好きだと思って結婚したはずなのに…、どの夫婦にも多かれ少なかれ問題は起こりますね。

特に子どもが生まれてから、冗談じゃなく「夫がマジむかつく」とか「離婚したい」とか言う妻の声は何人も聞いたことがあります。出産直後ならホルモンバランスの乱れも原因かもかもしれませんが、それだけじゃないですよね。体が大ケガをしているような状態で子どもの命を守らなければいけないプレッシャーを抱え、睡眠も細切れにしかとれない、自分の時間は一切ない。そんなときに協力しようとしない夫に対して愛情が減っていくのは、あたりまえのことです。一般的に、結婚直後から夫への愛情は下がり続けるそうですが、逆に「夫とふたりで子育てした」と思えると、愛情がどんどん復活するというデータもあるんです。

さらに、無理をしているときって、たいてい自分では「自分は無理をしている」と気づていないものなんです。少しでも「あれ? 私のほうが負担が大きいな」と思ったら、すぐに話し合いをしたほうがいいと思いますよ。

最後に…いろいろ腹が立つこともあるでしょうが、パートナーのことをまだ愛しているのなら「愛してます」「好きです」と言葉に出して伝えてください。その気持ちが伝わっていないと、相手が不安になって関係悪化につながります。夫の白髪を抜いてあげながら「白髪もいいね、一緒に年をとっていこうね」とでも。言っても減らないから(笑)、ぜひ! 

取材・文/酒井亜希子(スタッフ・オン)

▶︎結婚して3年目から夫婦でカウンセリングに通ってました【犬山紙子の夫婦のモンダイ1】
▶︎私の夫は”誘拐犯”ー上野駅で取り調べを受けた件【犬山紙子の夫婦のモンダイ2】

▶︎話し合いが決裂したら、家事を放棄してみたっていいと思う【犬山紙子の夫婦のモンダイ3】

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すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある

犬山紙子著・扶桑社新書377
育児・家事、夫婦ゲンカ、不妊治療、セックスレス 、不倫etc。“壁”を乗り越えた巷の夫婦を徹底取材して見えてきた夫婦円満のための100のヒントを収録!

コラムニスト

犬山 紙子

1981年生まれ。2011年に『負け美女 ルックスが仇あだになる』(マガジンハウス)でデビュー。その後も、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)、『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)など数々の話題作を発表。近年はテレビコメンテーターとしても活躍し、『スッキリ』(日本テレビ系、『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)などに日替わりコメンテーターとして出演中。

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