中秋の名月で知られる十五夜|今年はどんな風に楽しむ? | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE暮らし

2020.09.07

中秋の名月で知られる十五夜|今年はどんな風に楽しむ?

十五夜は夏が終わるとすぐにやってくる秋のイベントです。「月を見ながらお団子を食べる」イメージがありますが、実際のところどのように過ごすものなのでしょうか?「中秋の名月」ともいわれる十五夜の意味や、子どもとのおすすめの過ごし方を紹介します。

Tags:

【目次】
秋の行事としておなじみの十五夜
中秋の名月の由来は?満月とは限らない?
身近に感じる楽しみ方

秋の行事としておなじみの十五夜

十五夜が近づくと、ウサギや満月を模したデザインがあちこちに登場します。子どものテンションも上がってきて、「十五夜になにしよう」と考える人も多いのではないでしょうか。

十五夜

(C)Shutterstock.com

十五夜の過ごし方について策を練る前に、そもそも十五夜とはどのようなものなのかみてみましょう。

十五夜は毎月訪れる

実は、秋だけでなく旧暦の毎月15日が「十五夜」とよばれると知っていましたか?前置きなく十五夜という場合は、旧暦8月15日の夜を指すのが一般的です。

旧暦では、月の満ち欠けを基準に日を数えます。つまり「十五」とは、新月から満月になるまでのおおよその日数を示しています。

ただし、旧暦をそのまま新暦に置き換えても十五夜にはならないため注意しましょう。理由は後述しますが、十五夜は年によって日にちが変化します。

十三夜との違い

お月見において、十五夜とセットで扱われるのが「十三夜」です。これは旧暦で毎月13日の夜を指します。十五夜と同様に秋が特に有名で、旧暦9月13日の夜が一般的に認識される十三夜です。

十五夜と十三夜の月は、あわせて「二夜の月」とよばれます。昔は十五夜・十三夜を同じ庭で見る風習がありました。どちらか一方の月しか見ないことは「片見月」とされ「縁起がよくない」と考えられたためです。

ただし、旧暦8月は台風シーズンに当たります。天気は荒れがちで月が見えないことも少なくありません。一方旧暦9月は台風も去り、秋晴れに恵まれることが多くなります。きれいな月が見える可能性は高いようです。

中秋の名月の由来は?満月とは限らない?

十五夜は「中秋の名月」ともよばれます。

十五夜

(C)Shutterstock.com

昔は季節を3カ月ごとに分け、「7・8・9月」は秋に分類されました。つまり旧暦8月は秋の真ん中に当たるため「中秋」とよばれたのです。それではなぜ中秋の満月にお月見をする習慣ができたのでしょうか?

中秋の名月の由来、さらにはそのころの月の様子について紹介します。

秋の行事となった理由

十五夜は毎月やってくるにもかかわらず、お月見の習慣が定着しているのは秋だけです。その理由については諸説ありますが、「秋の月が最も美しいから」などといわれます。

まず秋は、空気が乾燥しているのが特徴です。空気中の水蒸気量が少ないため月がぼやけず、輪郭がくっきり見えます。加えて、月が高すぎず低すぎない適度な高さにあるのもポイントです。視界におさめやすく、月を眺めるのに適しています。

また冬や夏は気候が厳しく、外で月を眺めるには不向きです。最適なのは春か秋となりますが、春は空気中にチリや花粉が舞っています。大気の状態・気候を考えると秋のお月見が一番というわけです。

収穫祭としての意味も持つ

古来より十五夜は、秋の収穫を感謝する祭りとして庶民に親しまれていました。十五夜が別名「芋名月」ともいわれるのはご存知でしょうか。これは人々が収穫期をむかえた芋を十五夜にお供えしていたことに由来します。

お月見という風習そのものは、唐代中国のものです。「月を見ながらお餅(月餅)を食べる」という風習が奈良~平安時代の日本に伝わり、貴族が月を見ながら歌を詠む行事となりました。

満ち欠けの周期と旧暦の関係上ずれる

十五夜で注意したいポイントは、先述のとおり旧暦8月15日が必ずしも満月になるとは限らない点です。月が地球の周りを回るとき、その速度は常に同じではありません。月の軌道が円形ではなく楕円形をしているためです。

月が地球から遠いところを回っているときはスピードが落ちますし、近ければ早くなります。つまり新月から満月になるのが遅いこともあれば、早いこともあるのです。

「新月から満月まで15日」といっても、それはおおよその話です。月の満ち欠けが基準の暦では、中秋の名月が1~2日遅くなったり早くなったりすることは自然の摂理といえます。

身近に感じる楽しみ方

古くから伝わる日本の風習を大切にするのはすてきなことです。秋のイベントが楽しくなるよう、モチベーションを上げて楽しんでみてはいかがでしょうか。

十五夜

(C)Shutterstock.com

十五夜本来の伝統をより身近に感じられる、おすすめの楽しみ方を紹介します。

部屋にススキを飾る

収穫祭としての意味もある十五夜では、ススキを稲穂の代わりとして飾ります。お月見には欠かせないので、ぜひ準備するのがおすすめです。

ススキだけをそのまま飾るのも風情がありますが、グリーンやお花を添えると現代風のおしゃれなアレンジになります。月に見立てた黄色い花など加えれば、見た目の印象も華やかです。

また、ススキを飾るスペースが確保できない場合は、お月見をイメージしたガーランドやススキのリースなど飾っても楽しそうですね。ウサギやお団子のモチーフなどをあわせながら、子どもたちと一緒に自由に飾り付けてみてはいかがでしょうか。

限定お月見スイーツをチェック

お月見の定番といえば、お団子です。十五夜が近づくと、この期間だけ楽しめる限定お月見スイーツが登場します。和菓子店はもちろん、洋菓子店、フルーツショップなどさまざまなお店の限定スイーツがあるので、子どもと相談しながら選んでみでは。

ただし、有名店の限定品は競争率が高いので要注意です。お気に入りが見つかったら、早めの予約をおすすめします。

お月見スイーツは、この時期の手土産としても気が利いています。ウサギのかたちのおまんじゅうや羊羹などの竿菓子(さおがし)など贈れば、相手にも喜ばれそうです。

子どもに行事を伝える

何かと慌ただしい現代の十五夜は、昔のようにじっと座って月を眺め続けることはむずかしくなっています。大切なのは、子どもと一緒に満月を見上げ、十五夜という行事を伝えていくことです。

忙しいパパやママも、この日は少しゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。子どもと一緒に月見団子を頬張ったりお月さまの歌を歌ったりするだけでも十分です。十五夜ならではの特別な夜を過ごせば、子どもの心にもそのしきたりや習わしが深く残るはず。

十五夜

もうすぐ十五夜。お月見はお気に入りの絵本と共に♡ 【子どもと楽しむお月見】

あわせて読みたい
▶︎中秋の名月っていつ?必ずしも満月とは限らないのはどうして?
▶︎十五夜のお供え物といえばお団子やススキ。月見団子は食べるもの?

トップ画像・アイキャッチ/Shutterstock.com

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事