【目次】
・タイツの「種類」
・タイツの正しいはき方
・タイツの正しい洗濯・お手入れ法
・タイツの「デニール」の違いって?
・タイツの正しいサイズの選び方
・タイツとストッキングの違いって?
タイツの「種類」
タイツの種類は、柄やタイプ・素材などによって多種多様です。なんとなくわかっているようでも意外と知らないタイツの種類についてご紹介します。
無地のプレーンタイツと柄タイツについて
無地のプレーンタイツは柄が入っていないタイツ、柄タイツは定番のリブ柄やワンポイント柄をはじめ、足首の部分に柄が入っているアンクレット柄、レッグ部全体に柄がある総柄タイツなどいわゆる柄が入っているタイツのこと。▲スパイラルダイヤ柄
一つ一つの柄については、シーズンのトレンドを反映。2020年秋冬はアニマル柄やレオパード柄に注目が集まっています。▲アニマル柄
タイツの素材について
素材で見るとタイツはナイロンとポリウレタンを使用しているものが主流ですが、ナイロンとポリウレタンの他にウール(毛)・コットン(綿)・アクリル・ポリエステルを使用しているタイツがあります。▲ナイロン・ポリウレタン素材タイツ
ウールを使用しているものは、あたたかく、天然素材であるコットンを使用しているものは柔らかな肌触りで肌を優しく包みこみます。化学繊維のアクリルは、軽くて柔らかい感触で保温性に優れており、ポリエステルは、速乾性がよく軽くて丈夫な素材です。▲毛混(ウール)素材タイツ▲綿混(コットン)素材タイツ
他には、レッグラインを引き締める着圧タイツ、裏地を起毛させた裏起毛タイツ、魔法瓶のように生地が二重になっているダブルニットタイツなどがあります。
タイツのタイプについて
長さは、パンティ部までの長さのものとひざ下丈のものがあります。ひざ下丈のものは、ボトムスをはく時に着用するとウエスト部分などのもたつきが気にならないためおすすめです。
タイツの正しいはき方
タイツをはく際に、勢い余って伝線させてしまったり、下が濃く上が薄くなってしまったりとなかなか上手くはけないことも。タイツの正しいはき方をご紹介します。
1:タイツのウエスト部分からつま先部分までをたくし持ち、つま先からかかとの順番にフィットするように片足ずつ足先からはきます。
2:左右交互に十分に引っぱりながら、足首からひざへ、ひざから太ももへと引き上げます。
3:股下の部分に隙間ができないように、パンティ部に差し入れた手のひらを体にあてて手の甲でウエストまで引き上げます。
4:最後に、手のひらで下から上へ網目をならし、はきムラがないか、鏡でチェック!
タイツの正しい洗濯・お手入れ法
タイツを洗濯する際、脱いでそのまま洗濯機に入れている方もいるのではないでしょうか。タイツのもちを良くしたり、伝線を防ぐための正しい洗濯・お手入れ法をご紹介します。
おすすめの洗濯方法
タイツは、手洗いが一番おすすめですが、洗濯ネットを使用して洗濯機で洗うこともできます。洗濯ネットを使用することで、他の衣類とのからまりや引っかかりを防ぎ、ツレや伝線を予防し長く使うことができます。
おすすめの洗剤
洗剤については、通常の洗剤であれば問題はありませんが漂白剤を使用すると生地を傷める原因となるので、使用を避けるのがベター。
正しい干し方
タイツの主要素材であるポリウレタンは、熱に弱いため日差しの強いところで長時間干すのは避けましょう。風通しの良い場所で、陰干しして干すのがおすすめです。
タイツの「デニール」の違いって?
タイツを購入する際に注目する「デニール」表記。そもそもデニールとは何を指しているのか、デニールには何種類あり、それぞれどのように違うのでしょうか?
デニールについて
デニールとは、糸の太さを表す単位のことです。ナイロンを例にとると、1gのナイロンを9000m伸ばした状態の太さが1デニールとなります。
種類
アツギで展開しているタイツは、30デニール~210デニールまで11種類ほど。「タイツには、長繊維(ナイロン、ポリウレタンなど)と短繊維(ウール、アクリルなど)があり、デニールという言葉は、実は長繊維のみに使うもの。アツギにも、450デニール相当というものがありますがこれはあくまで計算上のものです。同じデニール数でも、使用する糸や編み方によって透け感などが異なります」(アツギ・マーケティング部 藤田春奈さん)
デニールごとの違いとは?
薄手の30~40デニールのタイツは、脚全体にスッキリとした透け感が感じられるタイツです。60デニールのタイツは、薄すぎることや濃すぎることがなく、ひざやふくらはぎなど、凹凸のある部分がほんのりと透けます。
80デニール以上のタイツになると、肌が透けずマット感を感じられます。薄手のタイツは、エレガントな印象を与え、80デニール以上のタイツは、マットでよりカジュアルな印象。
基本的に、デニール数が大きくなるとより防寒性も上がり暖かくなりますが、薄手のタイツでも発熱効果があるタイツがあるので、薄くてもあたたかいものも。
タイツの正しいサイズの選び方
タイツを購入する際、何を基準にサイズを選んでいますか?身長やヒップの目安記載はあるものの、自分に合ったサイズはどのように選ぶのが良いのでしょうか?
タイツのサイズ表記って?
タイツには、「S~M」、「M~L」など複数サイズが記載されています。複数サイズは、ふたつ表示されているサイズの大きい方に寄せて設計されています。「S~M」は「M」に近く、「M~L」は「L」に近いサイズということが多いようです。
タイツの正しいサイズの選び方
正しいサイズを選ぶために、パッケージに記載されているサイズ表記を確認します。ストッキングやタイツのサイズは、「身長」と「ヒップサイズ」の両方で決まるため、下記のサイズ表で自分のヒップサイズと身長が交差するポイントがジャストフィットのサイズとなります(注:アツギのタイツの場合)。
タイツとストッキングの違いって?
なかなか区別が付きにくいタイツとストッキング。実際はどう分けられているのでしょうか?
30デニール基準
「アツギでは、30デニール未満のものをストッキング、30デニール以上のものをタイツと言います。最近では、25デニールのストッキングをシアータイツと呼ぶこともあります」(アツギ・マーケティング部 藤田春奈さん)
秋冬のおしゃれに欠かせないアイテムであるタイツ。アイテムの特性を知ってはきこなすとよりおしゃれが楽しくなるかもしれません。
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監修:藤田春奈(アツギ 株式会社)