【目次】
・「ハイホーム」とは?
・使える汚れと効果的な使用方法
・「ハイホーム」の使い方 キッチン編
・「ハイホーム」の使い方 お風呂編
・購入するなら通販もおすすめ
「ハイホーム」とは?
ハイホームと一般的な洗剤との違いは、材料や製法にあります。ハイホームがどのようにして作られているのか、成分を中心に詳しく見ていきましょう。
自然由来成分が配合されたせっけんクレンザー
ハイホームは自然由来の成分を使用して作られたせっけんクレンザー。研磨材の粒子がソフトで細かいため素材を傷付けにくく、汚れだけをスッキリと落とします。硬めのペーストタイプなので、垂直面に付けてもたれ落ちる心配がなく、クリームタイプや粉末タイプのクレンザーに比べて使いやすいのがポイント。使用後は水で洗い流すか、使う場所によっては水拭き・乾拭きをするだけでもキレイに。キッチン・浴室・洗面所など水回りのほか、家具や床・鏡・ドア・窓ガラスなど、さまざまな場所の掃除に使えます。
「ハイホーム」に使われている成分
ハイホームの商品説明に記載されている成分はこちら。
・研磨材
・けい酸系鉱物
・界面活性剤
「けい酸系鉱物」とは、湯の華とも呼ばれる鉱物「珪華石(けいかせき)」のこと。珪華石にせっけんを混ぜると、洗浄作用のある「珪酸ソーダ(界面活性剤)」と研磨材になります。ハイホームは「日本珪華化学工業株式会社」が、この珪華石の性質を利用して独自の製法で作ったクレンザーです。ハイホームには、宮崎県の霧島火山の活動で生成された、天然の珪華石が入っています。製造過程で配合されるせっけんはヤシ油を使用した高品質なものを使用し、合成界面活性剤や蛍光剤、着色料、香料などの化学成分は一切入っていません。人にも環境にも優しい材料にこだわって作られた、自然派の洗剤です。
使える汚れと効果的な使用方法
洗剤には成分や形状によって、得意な分野が決まっています。ハイホームは比較的万能な洗剤といわれていますが、何にでも使えるわけではありません。得意な汚れや場所を押さえて、効果的に使いましょう。上手に使うコツも合わせて紹介します。
油汚れに効果的!
ハイホームにはせっけん成分が含まれているため、油や皮脂が混ざった汚れに有効です。せっけん成分が油汚れを浮かせて落とし、こびりついた焦げや水垢汚れは、研磨材がスッキリと取り除いてくれます。シンクやコンロの五徳、換気扇、鍋底の焦げ付きなど、油汚れの宝庫ともいえるキッチン周りはもちろん、衣類に付いた油じみや浴室の皮脂汚れにもおすすめです。ただし液性が弱アルカリ性のため、鏡に付くウロコ状の水垢に含まれるアルカリ性の汚れは、油汚れに比べると少し落としにくいかもしれません。
使用してはいけない素材
ハイホームの研磨材は粒子が柔らかいため、他のクレンザーに比べると傷が付きにくいとされています。しかし研磨材が入っている以上は、基本的に以下の素材には使用できません。
・漆器
・木
・革
・プラスチック
・曇り止め加工済みの鏡やガラス
漆塗りの器や木、革製品はクレンザーで磨くと傷が付いてダメになってしまいます。プラスチック製品も、ツヤが失われる可能性があるので避けましょう。曇り止め加工の鏡は、コーティングがはがれて効果が得られなくなります。その他の素材でも、傷が付くと困るものには使わない方が安心です。もし研磨材による傷が心配なものに使うときは、目立たない部分に少しだけ塗って、問題がないかどうかを試しておきます。
ラップと使うのがおすすめ
ハイホームはそのまま使える半練状のペーストなので、水などで薄める必要はありません。スポンジや布に適量を付け、洗いたい場所に直接塗り広げながら使います。ただ、粒子が細かいため、塗り広げる際にスポンジの穴や布にしみ込んで、研磨材の力が弱くなってしまいがち。ハイホームを使うときは、表面がツルツルとしているラップを併用するのがおすすめです。
指やスポンジにラップを巻き付けて使えば、研磨材が無駄にならず、汚れ落ちもよくなります。一度使っただけのあまり汚れていないラップを再利用するとゴミも増えません。ラップをくしゃくしゃに丸めて、スポンジの代わりにしても◎。指に巻くときはラップが破れることも想定して、必ずゴム手袋を着用しましょう。
「ハイホーム」の使い方 キッチン編
油汚れや水垢が付きやすいキッチン周りは、ハイホームの威力をよく実感できる場所です。ハイホームでシンクや調理器具を洗う方法を見ていきましょう。
汚れが目立ってくるシンク
ステンレスのシンクは、強力なクレンザーや硬いスポンジでゴシゴシとこすると、傷だらけになってさらに汚れが目立ちます。研磨材の粒子が柔らかなハイホームなら、ステンレスを傷付けずに汚れだけを落とせます。指やスポンジにラップを巻いてハイホームを多めに取り、優しく円を描くようにしながら磨いていきましょう。磨く面積が広いため、大きめのスポンジを使うと効果的です。シンクの広さや汚れの付き具合にもよりますが、3~5分ほど磨いてから水で流すと、曇りが取れてピカピカになります。
頑固な油汚れのコンロ、鍋底
鍋やフライパンの底、コンロの五徳にこびりついている頑固な油汚れも、ハイホームでキレイに落とせます。使い古した布などにハイホームを付けて、少し強めの力で磨いていきましょう。研磨材が接着した焦げなどの汚れをかき出すと同時に、せっけん成分が油汚れを浮かせてくれるので、茶色く汚れた鍋底もきれいになります。
電子レンジのお手入れにも
電子レンジのお手入れにも、ハイホームは効果的です。電子レンジの内側は、加熱中に飛び散った食べ物のカスや油によって意外と汚れています。よく見ると焦げ付いている部分もあり、水や洗剤で拭き取るだけではなかなか落ちません。そんなときはシンクと同じように、ハイホームを全体に塗り広げて磨いてみましょう。一度磨くだけでも、焦げ付きや油汚れが取れてスッキリします。ただし電子レンジは水ですすげません。研磨材やせっけん成分が残らないよう、布巾を取り替えながら念入りに拭き取りましょう。
「ハイホーム」の使い方 お風呂編
お風呂にも、ハイホームできれいに汚れを落とせる場所がたくさんあります。お風呂掃除での主な使い方を見ていきましょう。
知らない間に汚れてるバスチェア、風呂桶
毎日使うバスチェアや風呂桶は、せっけんカスや水垢で気づかぬうちに汚れています。特に側面は普段あまり目に付かない部分なので放置していると汚れの付き方もひどくなり、一般的な洗剤では落としにくいもの。バスチェアや風呂桶を掃除するときは、スポンジを濡らしてよく絞った後に少量のハイホームを付け、軽く磨きましょう。こびりついた汚れや水垢が取れて、ツルツルの手触りになります。ただしバスチェアや風呂桶の材質によっては、細かい傷が付くことがあります。目立たない場所で試してから洗うようにしましょう。
せっけんカスがしぶとい蛇口周り
お風呂の蛇口周りは洗いにくい形をしている上にせっけんカスが付きやすく、油断をするとすぐに汚れる場所です。こまめに洗っていても、シャワーホースやカランの接合部分にはしぶとく汚れが残ります。そんなときはラップを巻いた指にハイホームを塗り、軽くこすってあげると曇りが取れ、輝きを取り戻せます。汚れがたまる接合部分は、歯ブラシを使って念入りに磨きましょう。
しっかり磨けば鏡もピカピカに
鏡の水垢汚れは、水道水に含まれるミネラル分が残ってかたまり、石のようになったものです。鏡の表面に硬く張り付いているため、普通の洗剤で洗うだけでは落とせません。ハイホームのような研磨材を使い、かたまりを根気よく取り除く必要があるのです。丸めたラップにハイホームを付けたら円を描くように全体を磨き、よくすすいで乾かします。この作業を何度か繰り返してしっかりと磨けば、鏡の表面をピカピカにすることも可能です。またハイホームで磨くと、せっけん成分の働きにより鏡を曇りにくくする効果も期待できます。
ただし鏡の水垢には「炭酸カルシウム」などのアルカリ性の成分も含まれています。アルカリ性の汚れはハイホームでは落とせないので、磨き終えた後でもうっすらと汚れが残ってしまうことがあるのです。完全にきれいにするなら、ハイホームで磨いた後に、酸性の洗剤を使ってアルカリ汚れを中和しましょう。
(参考:日本珪華化学工業株式会社 公式HP)
購入するなら通販もおすすめ
ハイホームはホームセンターやドラッグストアなどで買えますが、Amazonなどのネット通販で購入するのもおすすめです。ハイホームの姉妹品「オイルマスター」も合わせて紹介します。
錆まで落とせる「ハイホーム」
ハイホームが一つあれば、キッチンやお風呂の他にもさまざまな場所を掃除できます。自然由来の成分を使っており、環境に優しいのも魅力。金属みがき用や、サビを落としたいときなど活用範囲が広いので、通販サイトでまとめ買いしておくと、いざというときに助かります。
商品名:ハイホーム
ハイホームの姉妹品「オイルマスター」
オイルマスターはハイホームの製造元「日本珪華化学工業株式会社」が販売する、油汚れ専用のクリーナーです。天然鉱石から抽出した「特殊ミネラル成分」により、油汚れを強力に分解します。配合されているミネラル成分は水質汚濁に関する環境基準をクリアしており、界面活性剤や化学薬品の類は未使用。ハイホーム同様、環境や手肌に優しく、キッチンやお風呂の掃除に使いやすいと評判です。
オイルマスターの最大の特徴は、油を包んで浮かせるのではなく、ナノレベルで分解してしまう点にあります。油分が残らないので、汚れを拭き取った後の雑巾やスポンジもベタベタせず、水で洗うだけできれいになります。使い方は2~3回振ってから汚れにスプレーするだけと、非常に簡単です。泡がたたないためすすぎや拭き取りも手軽で、家具や部屋の壁に付いた手垢などの皮脂汚れにも効果的。研磨材を使いたくない場所にも使えるので、ハイホームとセットで購入しておくと掃除の強い味方になってくれるはず。
商品名:オイルマスター
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