ヒールでの歩き方、変になっていない?
ヒールを履くと腰の位置が高く見え、脚を長くきれいに見せてくれますが、履きこなすにはテクニックがいるもの。

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自分が歩いている姿を客観的に見る機会は少ないので、正しく歩けているのか自信が持てない人もいるのではないでしょうか?ヒールを履いたとき、変な歩き方に見えてしまう理由を見ていきましょう。
前傾姿勢になってしまう
ヒールが高い靴は、「つま先」に重心が前方にかかりやすい特徴があります。つま先立ちでバランスを取りながら歩く感覚に近く、ヒールを履き慣れていない人や体を支える筋肉が少ない人は、バランスが崩れやすく前傾姿勢になりがちです。
前傾姿勢で前のめりに歩くと骨盤を正常な位置に保ちづらいため、膝や腰が曲がって不格好な歩き方に見えてしまうことも。美しい歩き方をするには、姿勢を乱さないことが重要です。
頭・背中・かかとを壁に付けて真っすぐに立ったとき、壁と腰の間に大きな隙間ができる場合、姿勢の歪みが疑われます。手のひら1枚分程度の隙間なら問題ありませんが、拳がすっぽり入るような大きさの隙間ができる場合、腹筋が弱くなっている可能性があるので、立った時にお腹をへこませて姿勢を保つよう心がけましょう。
足が痛くて不自然な歩き方に
先が細くなっているデザインのヒールを履くと、つま先が痛むことが少なくありません。それによって痛い部分をかばおうとすることは、不自然な歩き方になってしまう原因の1つ。膝を曲げると重心がかかとの方に移って痛みが緩和されるため、つい膝を曲げてしまうようになるからです。
歩くときに膝が体の前に出て姿勢が崩れると、だらしない印象を与えてしまいます。きれいに歩くためには、足が痛くならないヒールを選択することも大切です。
まずは自分に合うヒールを選ぼう
ヒールの選び方を間違えると、正しい歩き方ができません。見た目のデザインだけでなく、履き心地を重視することが美しく歩くための第一歩です。自分に合うヒールの選び方を押さえましょう。

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つま先に余裕のあるもの
ヒールを履いたときに足指が圧迫され、つま先を動かしづらいものは選ばないようにしましょう。つま先が窮屈であればあるほど痛みが出やすく、気になって美しい歩き方ができなくなってしまいます。つま先への締め付けが強いと、歩きづらいだけでなく外反母趾や魚の目などのきっかけとなることもあります。圧迫感が少ないものを選びましょう。
また、足の指先の形状は人によって違います。自分の足の形状に合うデザインかどうかも重視しながら選ぶと、つま先に余裕があるヒールを選びやすいです。

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