【目次】
ブランケットの落とし穴、再び…
前回のしくじりから学習し、中国語で「ブランケット」を頼まれてももう大丈夫! と自信満々だった私。
が、しかし「ブランケット」には中国語でもうひとつのいい方、「毯子(タンヅ)」があったのです。
「毯子」と「湯匙」、両方とも「タンヅ」だけど間違えると…
台湾人の乗客:「小姐 可以給我毯子嗎?」(すみません、ブランケットいただけますか?)
私:「好的 馬上來!」(はい、すぐに!)
と伝えた後に私が取りに行ったのは「スプーン」。
タイミングよく食事のサービス中に頼まれたこともあり、疑うことなくすぐさまギャレーに戻り、予備のスプーンを1本引き抜きお客さんに渡しました。
私:「讓您久等了」(お待たせいたしました)
台湾人の乗客:「小姐 我要的不是這個, 是這個…」(私が頼んだのはこれじゃなくて、これ…)
といいながらおのお客さんが指差していたのは、隣の人のブランケット…。
「へ、ブランケット!?」
そう、実は「スプーン」は中国語で「湯匙 (タンヅ)」。「毯子 (タンヅ)」とほぼ同じ発音だったのです。
(c) shutterstock.com
ブランケット=毯子 (Tǎnzi)
スプーン=湯匙 (Tāngchí)
ちなみにブランケットにはもうひとつ「毛毯 (マオタン)」といういい方も。
「ちょっと中国語ってややこしすぎない?!」と台湾人の先輩にぼやいたところ、「何いってんの、ニホンゴも同じよ! モウフ、ヒザカケ、カケルモノ、いろいろあるじゃん」とのこと。そういわれればたしかに…。
そんなたわいもない会話で盛り上がる日々がとても楽しくて、私はどんどん中国語と台湾の魅力にハマっていきました。
【続】
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美容ライター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。