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LIFESTYLE 雑学

2021.01.28

食事中に「毯子」を頼まないで?【元CAの中国語ってムズカシイ】

 

同じような発音の言葉や日本語にはない音が多く存在する中国語。台湾の航空会社でCAとして乗務していた経験のある有田千幸が、新人のころに体験した中国語のしくじり談とは…? 連載第2回目は「毯子」編。

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有田 千幸
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ブランケットの落とし穴、再び…

前回のしくじりから学習し、中国語で「ブランケット」を頼まれてももう大丈夫! と自信満々だった私。

が、しかし「ブランケット」には中国語でもうひとつのいい方、「毯子(タンヅ)」があったのです。

(C)Shutterstock.com

「毯子」と「湯匙」、両方とも「タンヅ」だけど間違えると…

台湾人の乗客:「小姐 可以給我毯子嗎?」(すみません、ブランケットいただけますか?)
私:「好的 馬上來!」(はい、すぐに!)

と伝えた後に私が取りに行ったのは「スプーン」。

タイミングよく食事のサービス中に頼まれたこともあり、疑うことなくすぐさまギャレーに戻り、予備のスプーンを1本引き抜きお客さんに渡しました。

私:「讓您久等了」(お待たせいたしました)
台湾人の乗客:「小姐 我要的不是這個, 是這個…」(私が頼んだのはこれじゃなくて、これ…)

といいながらおのお客さんが指差していたのは、隣の人のブランケット…。

「へ、ブランケット!?」

そう、実は「スプーン」は中国語で「湯匙 (タンヅ)」。「毯子 (タンヅ)」とほぼ同じ発音だったのです。

 

(c) shutterstock.com

ブランケット=毯子 (Tǎnzi)
スプーン=湯匙 (Tāngchí)

ちなみにブランケットにはもうひとつ「毛毯 (マオタン)」といういい方も。
「ちょっと中国語ってややこしすぎない?!」と台湾人の先輩にぼやいたところ、「何いってんの、ニホンゴも同じよ! モウフ、ヒザカケ、カケルモノ、いろいろあるじゃん」とのこと。そういわれればたしかに…。

そんなたわいもない会話で盛り上がる日々がとても楽しくて、私はどんどん中国語と台湾の魅力にハマっていきました。

【続】

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美容ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。

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