【目次】
・扉を使った収納アイデア
・壁を使った収納アイデア
・かごやボックスを使った収納アイデア
・100均グッズを使ってDIYしよう
・専用のスリッパラックもおすすめ
扉を使った収納アイデア
玄関の印象を左右するスリッパの収納。玄関に専用のラックを置くスペースがない場合は、扉をスリッパの収納に利用するのも1つのアイデアです。意外と思い付かなかったスリッパ収納アイデアをご紹介します。
・タオルバーをマグネットで取り付けて
玄関扉に磁石が付くのであれば、100均などで手軽に買えるマグネットタイプのタオルバーを活用するのがおすすめ。バーの内側にスリッパを差し込むように入れれば、すっきりと収納できます。
マグネットで貼り付けるだけで簡単に収納スペースが作れ、テープで貼り付けたときのように跡が残らないのもポイント。数を増やすも減らすも自在にでき、引っ越しのときにも置き場所に悩まずに済みます。散らかりがちなスリッパを楽に収納でき、玄関スペースが狭い住居でも使えるアイデアです。
・見せたくないならげた箱の扉裏へ
「スリッパが丸見えになってしまうのが嫌」という人は、げた箱の開き扉の裏面を活用してみてください。扉裏は意外と隙間が生まれるデッドスペースです。「見せない収納」としてうまく活用すれば、玄関がすっきりします。
玄関扉のアイデアと同じく、100均で手軽に購入できるタオルハンガーを活用する収納方法は、コスパも良くおすすめです。粘着テープなどでハンガーの両端を扉裏に付けるだけで、簡単にスリッパ収納が完成します。もともと置いてある収納をそのまま生かせるため、雰囲気を崩さずに済むのもメリットです。
壁を使った収納アイデア
スリッパは軽いので、壁を利用して収納しても重さで落ちる心配が少なく、うまく収まります。玄関にスペースがない家庭にもおすすめの、壁面を利用した収納アイデアをご紹介します。
・取り出しやすいウォールポケット
本来小物を収納するウォールポケットにスリッパを入れるのもアイデアです。スリッパを左右重ねてすっぽりと入れることができるサイズのものを探してみてください。ウォールポケットとスリッパのデザイン次第で雰囲気が変えられ、殺風景になりやすい玄関をおしゃれに演出できます。
専用のスリッパラックは場所を取る上、大抵はスリッパを取るのにかがむ必要があります。壁面であれば高さを好きな位置に調節できるため、取り出しやすい場所に設置すればスリッパを楽に出し入れできるのもポイントです。
玄関にポケット型の収納スペースがあると、宅配などの応対時も、印鑑を探しに行かずに対応できて便利。外出時には、忘れやすい小物類を取り出しながら脱いだスリッパを片付けられて、スムーズに外出できます。
・ひもを画びょうでとめるだけでOK
壁に画びょうを刺しても問題ない場合は、丈夫で幅のあるひもを用意するだけで、壁面にスリッパ収納ができ上がります。スリッパの種類や大きさに合わせて、幅や取り付ける位置が調節できるのもメリットです。
夏場は麻ひもを使い、冬は毛糸にしてみるなど、季節や気分に合わせてひもの種類を変えればちょっとした模様替えにも。収納するスリッパは同じでも印象が変わります。また伸縮性のあるゴム状のひもだと、ホールド力もあって収納しやすくなります。場所を取らずに、オリジナリティも出せる簡単収納アイデアです。
・白いすのこでおしゃれな雰囲気に
すのこを直接壁に取り付ける収納アイデアも、持ち家の家庭におすすめです。100均で材料一式がそろえられるため、リーズナブルに収納を作ることができます。
すのこの板を、横に向けて壁面に取り付けます。スリッパの縦サイズよりも少し短くなるよう、すのこの脚の板をカットしてください。すのこの板が4列ならば、2列にカットすればちょうどよいでしょう。壁側に向けて設置すると、スリッパが縦に差し込める程度の隙間が生まれます。壁に設置する場所を決めたら、ネジや強力な粘着テープで固定すれば完成です。
すのこのナチュラルな雰囲気が、玄関を温かみのある空間にしてくれます。玄関周りの雰囲気に合わせて色付けするのもおすすめです。
かごやボックスを使った収納アイデア
かごやボックスを利用すれば、わざわざ収納スペースを作る必要がなく便利。スリッパを脱いで入れるだけで、簡単に片付けられるのも魅力です。おしゃれに見せるには、どのように収納すると良いのでしょうか?
・インテリアになじみやすいバスケット
バスケットはナチュラルな風合いで、どんな雰囲気にも合わせやすいのがメリットです。スリッパを重ねて入れるだけできちんと感を演出してくれます。
また、間口の広いバスケットにスリッパを入れるだけで片付けられるため、誰でも簡単に収納できる点も魅力です。整理整頓が苦手な子どもでも、しまい方に悩まずに済むはず。夏用と冬用のスリッパを入れ替えてもデザインがなじみやすく、オールシーズン使用できる便利なアイテムです。
・かわいいバケツも活用して
バケツ収納も簡単にスリッパを片付けられる、おすすめの方法です。おしゃれに見せたいなら、バケツの素材やデザインにこだわるのがポイント。近年はさまざまなタイプのバケツが発売されています。
レトロな雰囲気を出したい場合はブリキ製、ポップな雰囲気を出したい場合は、カラフルなプラスチック素材のものなど、イメージに合わせて選びましょう。スリッパが丸見えになるのが気になるなら、ふた付きのバケツを選ぶのもおすすめです。
・来客用のスリッパはまとめてボックスに
衣類や雑貨など、あらゆるものを自由に収納できるボックスは、スリッパをまとめて入れておくのにも活用できます。
来客用に何足かスリッパを用意している場合は、それだけで玄関のスペースを取ってしまうもの。頻繁に使うわけではない来客用スリッパは、ボックスに入れて押し入れや別の部屋に収納しておくのも1つの手です。ふたが付いているボックスなら汚れやホコリが付きづらく、急な来客にも慌てずに済みます。
100均グッズを使ってDIYしよう
ちょっとしたアイデアでスリッパは上手に収納できます。さらにこだわりたい人は、手軽な100均グッズでスリッパ専用の収納作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。初心者でも簡単にできるDIY術をご紹介します。
・ワイヤーネットとかごで見せる収納
本来壁などに立てかけたり取り付けたりして利用するワイヤーネット2枚と、フック付きのかごを組み合わせて、スリッパ収納を作ってみましょう。
まずはワイヤーネット2枚を重ねて、上部を細いワイヤーや結束バンドなどで固定します。下部がハの字に開くようになり、2枚のワイヤーネットが自立するイメージです。ワイヤーネットが閉じて倒れてしまわないように、下部には安定感が増すよう木の板を取り付けるのがおすすめ。ワイヤーネットにフック付きのかごを引っ掛ければ、スリッパ収納の完成です。
塗装でマット加工をしたり、取り付ける木材にステイン加工をしたりすると、ヴィンテージな雰囲気を演出できます。
・焼き網がシックなスリッパラックに変身
バーベキューで使う「焼き網」を使うDIYアイデアは、工具いらずで作れるのがうれしいポイント。例えば焼き網をコの字型に折り曲げ、スリッパラックの表面、底面、背面を作ります。このとき、3つの面が均等のサイズでなくて構いませんが、表面と背面は同じ高さになるよう気を付けましょう。
さらに、「パンチングボード」を側面に使います。側面の2カ所のサイズに合わせて、パンチングボードをカットしましょう。カットしたパンチングボードを側面に配し、結束バンドなどで焼き網と固定したら完成です。
・すのこ2枚で作るシンプル収納
すのこはラックを作る際によく使いますが、2枚をV字に合わせて壁に取り付けると、スリッパがしっくり収まる収納になります。小さめのすのこを2枚重ねて、100均にもあるV字の金具でつなぎ、壁に取り付けたら完成です。すのこがV字に開くので、その谷間にスリッパを収納することができます。
100均のすのこは柔らかいため、壁に取り付ける際は電動ドリルではなくドライバーでネジ付けが可能です。そのまま使ってナチュラルな風合いに、ステイン加工をしてレトロな雰囲気にと、好みに合わせて色味も工夫してみてください。
専用のスリッパラックもおすすめ
スリッパ専用に作られた収納ラックは使い勝手が良く、玄関のイメージに合うものを選べば失敗もありません。市販のおすすめスリッパラックを3点ピックアップしました。
■パール金属「スリッパ ラック 4段 ワイヤー」
手作りではなかなか難しい「ウェーブ」が印象的なラックです。カラーは、マット加工が施されてるシックな黒とシンプルなシルバーから選べ、スタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。
置き型ですがスリムなボディで主張しすぎないので、シンプルなラックを求めている人にもおすすめです。
商品名:パール金属 スリッパ ラック 4段 ワイヤー
■山崎実業 「引っ掛け式スリッパラック タワー」
げた箱の扉部分やサイド部分に、そのまま引っ掛けて使えるスリッパラックです。引っ掛け用フックにはすべり止めが付いていて、取り付けたい場所にぴったりとフィット。工具不要で設置できるのも魅力です。
げた箱がない場合は、付属の木ネジで壁面に取り付けることもできます。バーに小物を引っ掛けられる小さなフックも付属していて、玄関の鍵や靴べら、折り畳み傘などを掛けられて便利です。靴箱の扉裏に引っ掛けることもできます。
商品名:山崎実業 引っ掛け式スリッパラック タワー
■石崎家具「スリッパラック」
赤ちゃんベッドの製造で得たノウハウを生かして作られた、天然木のスリッパラックです。温かく素朴な雰囲気で、和風、洋風問わず、幅広いテイストの家になじみます。カラーはナチュラル、ブラウン、ホワイトの3色です。
スリッパの底面同士を合わせて隙間に差し込むスタイルで、一般的なサイズのスリッパなら4足まで収納可能です。ラックの奥行が狭い分、場所を取らずに設置できます。人体に影響のない塗料・接着剤を使用しているため安心です。
商品:石崎家具 スリッパラック
トップ画像・アイキャッチ/Shutterstock.com
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