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2021.03.05

知らなきゃ損? iDeCo、NISAのメリット、デメリットを解説【知っておきたいお金のこと】

最近よく耳にするiDeCoにNISA。やった方がいいとは聞くけれど、よくわからない。そこで、「儲けない勇気」の著者、さわかみ投信株式会社代表の澤上龍さんに、メリットとデメリットを聞きました。

Text:
岡 のぞみ
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iDeCoは、お金を積み立てて運用する自分年金

ズバリ、iDeCoって何ですか?

iDeCoとは、個人型の確定拠出年金のこと。20歳以上の国民全員が加入している国民年金、企業に勤めている人が加入する厚生年金、そして第3の年金と言えるのが、iDeCoです。将来の自分のために毎月お金を積み立て、運用する「自分年金」ですね。とても大きな税制優遇もあり、やらない理由はありません。

運用といっても、あまりお金に余裕がありません。いくらから始められますか?

iDeCoで積み立てるお金(掛金)は、月々5千円以上で、千円単位で設定できます。月の上限金額は、自営業や会社員かなどで異なります。

会社員:1.2万〜2.3万円
専業主婦(夫):2.3万円
自営業:6.8万円

5千円からなら気軽に始められそうです。どうやって加入すれば良いのですか?

企業年金制度を導入している企業もあるので、勤めている会社に企業型確定拠出年金(DC)があるか調べてみましょう。ない場合は個人型(iDeCo)になります。iDeCoの場合は、自分に合った運用商品を選ぶことができるので、まずは情報収集してください。そして、その商品を取り扱っている金融機関のiDeCoに加入しましょう。銀行や証券会社など、金融機関一覧はiDeCo公式サイトから確認できます。

企業型と、個人型、両方加入することはできますか?

原則としては、どちらかにしか加入することはできませんが、併用できるように法律が改正されました。(2022年10月1日施行予定) 「自分に合った商品」とは、どのように選べば良いのでしょうか。 運用商品は、大きく分けて2つ。

・元本確保型商品:定期預金や保険など、元本が確保されているもの
・投資信託:投資家から集めたお金を資金として、運用のプロが株式や債券などに投資をして運用するもの

運用商品を選択しないと、元本確保型の「定期預金」とされるケースが大半なので、銀行に預けているのと同じこと。ほとんど利子もつきません。

投資信託も、株式か債券か、海外か日本か。それらを組み合わせたバランス型か。運用方法もさまざまです。投資商品は自分で選ばなくてはいけないので、きちんと商品の特徴を学ぶ必要があります。金融機関に相談するのも良いですが、営業されてしまうかもしれないので、なるべくならご自身で色々なマネーセミナーなどに顔を出すようにしましょう。

自分で投資商品を選ばなくてはいけないというのは少しハードルが高いですが、自分のお金のことなので、勉強する良い機会かもしれません。

iDeCoのメリットと、デメリット

メリット1:節税効果が高い

iDeCoで積み立てたお金は、所得控除の対象になります。例えば、年収360万円(月収30万円)の人の場合、iDeCoで毎月2万円を積み立て、年末調整もしくは確定申告を行うと、所得税、住民税あわせて年間3.6万円の還付に繋がります。

メリット2:運用中の利益は非課税

積み立てたお金は、運用中は非課税で、受け取るときに、利益にだけ税金がかかります。株式投資や投資信託などは、利益に対し、約20%の税金がかかりますが、iDeCoの場合は、税制優遇があるので、積み立て期間や金額、受け取り時の収入などに応じてお得な受け取り方を選ぶことができます。

デメリット1:加入している金融機関が導入している商品しか選べない

加入できる金融機関は1社だけ。その金融機関が用意したプランの中で運用商品を選ばなくてはいけません。そのプランの中に、自分に合う商品がない場合もあるので、どの金融機関でiDeCoを始めるかが重要です。金融機関の掛け持ちはできないので、途中で他の金融機関の商品を買いたくなった場合は、積立金を移管する手続きが必要です。

デメリット2:60歳まで引き出せない

年金なので、原則60歳以降でないと引き出すことができません。なので、子供の学費のためなどの中期的な視点ではなく、老後のための蓄えとして長期的に積み立てられるかを考えましょう。また、休止したとしても、引き出すまで口座管理手数料はかかります。

iDeCoは老後のためとして、子供の学費のためには別で貯めた方が良いんですね。

老後のためではないのであれば、NISAもありますよ。投資額が大きくないなら、利益は非課税にしますよという制度です。最大5年間、年間120万円の投資額に対しての利益は非課税になります。そして、2018年にできたのが、積み立てNISA。年間40万円までの投資額は非課税で、期限は2042年まで。どちらも、いつでも引き出す(売る)ことができます。ただし、非課税期間が最長20年間と決まっているので、それをすぎると、課税対象になります。

iDeCoとNISAはどちらが良いのでしょうか

老後のためなのか、もっと近い将来のためなのか。「いつのためのお金」かによりますね。どちらか選ぶ必要はないので、ライフプランに合わせて検討すれば良いと思います。ただし、NISAは制度に未完成な部分があるので、個人的には、iDeCo(企業型確定拠出年金も含む)を強くおすすめします。

 教えてくださったのは

澤上龍さん

さわかみ投信株式会社代表取締役。株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクション創業者兼代表。 小説『儲けない勇気-さわかみ投信の軌跡(幻冬舎)』2019年出版。 人の志を応援し世を面白くするのが自らの志。初心者向け資産づくりのマネーセミナーも随時開催。詳細はこちらより

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