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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2022.09.20

【ご苦労様】を目上の人に使うのは間違い?正しい使い方と代わりの表現をご紹介

 

「ご苦労様」はビジネスシーンでよく聞くことがある言葉でしょう。しかし、例えば「ご苦労様」を上司や目上の人に使うことは正しいのでしょうか。また、「社内ならOK?社外には?」というように、はっきりと区別を理解できていない人もいるはずです。そこで、今回は「ご苦労様」の意味や正しい使い方をご紹介していきましょう。正しい使い方を理解することで、ビジネスシーンにおいて相手に対して適切な言葉やマナーで対応できます。

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【ご苦労様】の意味を確認

ご苦労様

「ご苦労」を丁寧に表現したのが「ご苦労様」という言葉です。

「ご苦労」は、他の人に作業を依頼した際に、その苦労に対して感謝を述べるときに使います。基本的には苦しい作業を行った人や世話をかけた人に対して述べる言葉です。

■よく似ている「お疲れ様」との違い

「お疲れ様」も「ご苦労様」と同様に相手の苦労に対して、感謝の意味を込めて使う言葉です。

2つの大きな違いは、使う相手が異なるという点。「お疲れ様」の場合は、親しい目上の人に対して使えます。ビジネスシーンで使う場合は、基本的に上司に対して「〇〇さん、お疲れ様です」と利用できるでしょう。

一方「ご苦労様」は目下の人に対して使えます。部下に「〇〇くん、ご苦労様」と使えるでしょう。どちらもビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、目上・目下の人かによって使う言葉は違ってくるため注意してください。

また同僚など立場が同じ人に対しては、「お疲れ様」と丁寧に表現せずお互いに「お疲れ」と使うことも可能です。

【ご苦労様】の正しい使い方をご紹介

ご苦労様

「ご苦労様」の正しい使い方をご紹介していきます。

■【ご苦労様】が使える相手は?

「ご苦労様」が使える相手は、基本的に目下の人

「ご苦労様」は、目上の人から目下の人に対して、苦労をかけたことに対してねぎらう気持ちを表す際に使います。そのため、ビジネスシーンにおいては、作業を行ってくれた部下や退勤する目下の人に対してねぎらいをかける言葉としては適切です。

つまり目上の人から目下の人に対してのみにしか使えないため、使えるシーンは限定的です。目下の人が目上の人に対して使ってしまうと、相手に不快な思いをさせたり失礼ととられる場合があるため、間違って使わないように注意しましょう。

■【ご苦労様】の使い方を例文でご紹介

「ご苦労様」の使い方を例文を用いてご紹介します。

ビジネスシーンにおいて、部下の作業が終わったときや部下が退勤する際に挨拶として「ご苦労様」を添えると丁寧です。

・部下の作業をねぎらいたい場合
「大変な作業だったようだね、ご苦労様。」

・部下が退勤する際にかける挨拶
「ご苦労様、明日も頼むよ。」

目上の人に使うのは間違いなので気をつけよう

ご苦労様

先述したように、「ご苦労様」を目上の人に使うことは間違いです。代わりの表現も含めて、詳しく解説します。

■目上の人に【ご苦労様】を使えない理由

「ご苦労様」の「労」には、「いたわる、ねぎらう」という意味があります。これらは、目下や弱者の人にかける言葉です。そのため、目上の人に使うと「目下の人に見られているのか」と思われてしまい、失礼とされています。

目上の人に使ってしまうと相手によっては、いい印象を持たれなくなる場合も。ビジネスシーンなどでは、目上の人に「ご苦労様」と使わないように注意する必要があります。

■親しい目上の人には「お疲れ様」が適切

「ご苦労様」と違って「お疲れ様」は、社内の親しい目上の人や同じ立場の人に使える言葉です。

そのため、「ご苦労様」を使えないシーンでは、「お疲れ様」を使いましょう。使う際の注意点は「お疲れ様」は社内の親しい目上の人や同じ立場の人以外の人に使うと、失礼と感じられてしまう点です。

そのため、感謝を述べる場合には「ありがとうございました」や、退社する場合には「お先に失礼します」を使いましょう。

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