【目次】
・空気清浄機選び3つのポイント
・搭載されている機能もチェック
・空気清浄機の効果的な使い方
・ホコリや花粉対策におすすめの空気清浄機
・脱臭効果が高いおすすめの空気清浄機
・加湿機能付きのおすすめの空気清浄機
空気清浄機選び3つのポイント
空気清浄機を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを3点紹介します。
部屋の広さに合わせた「適用床面積」、ニーズに合った「搭載フィルターの種類」はもちろんのこと、購入する際には見落としがちな「お手入れのしやすさ」にも着目しましょう。
適用床面積で選ぶ
空気清浄機には「適用床面積」が記載されています。これは最大風量で30分間稼働させた場合に、空気を清浄化できる空間面積のことです。適用床面積は「25畳」などのように記載されています。
よりスピーディーに部屋の空気をきれいにしたい場合には、ジャストサイズではなく、実際の部屋面積の3倍以上の適用床面積が記載されている商品を選ぶのがおすすめです。
ただし適用床面積が広くなると、サイズが大きくなり重くなります。おまけに価格も高くなる傾向にあるので、予算にも注意しながら選びましょう。
フィルターで選ぶ
空気清浄機のフィルターには、空気中のホコリやチリなどを集める「集塵フィルター」と、ペットやタバコなどのにおい成分を除去する「脱臭フィルター」があります。
花粉・ハウスダスト・PM2.5などを除去したい場合には、集塵効果がある「HEPAフィルター」「TAFUフィルター」が搭載されている商品がおすすめです。
一方、タバコなどのにおい対策には脱臭効果のある「活性炭フィルター」「カーボンフィルター」などの黒いフィルターが搭載されている商品を選びましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
空気清浄機のフィルターや加湿器タンクなどは、放置しているとカビが生えてくるほか、汚れが蓄積するとパフォーマンスの効率も落ちてしまいます。
一番外側に設置されている「プレフィルター」は、2週間に1回ほどの頻度でたまったホコリを取るなどのメンテナンスをするのがおすすめです。
フィルターの自動クリーニング機能が搭載された商品や、フィルターの取り外しが楽な商品を選ぶと、お手入れが楽になります。
搭載されている機能もチェック
「加湿機能・除湿機能」などが搭載されていて、1台で3機能を果たしてくれるタイプ、「ホコリ・におい」などを自動で感知してくれるセンサー付き、さらにスマートフォンなどと連携できる機種もあります。便利な機能もチェックして、自分にとってより使いやすい商品を選びましょう。
加湿機能や除湿機能
空気清浄機には、加湿機能・除湿機能も搭載されている機種もあります。1台で3機能を担ってくれて便利な点ではもちろんのこと、省スペースの観点でもおすすめです。
エアコンを使う冬場には、部屋の中の空気が乾燥しやすくなるため、加湿機能を使うと喉にも優しい環境で過ごせます。
除湿機能は雨が多い梅雨時期などに部屋を快適にしてくれるだけではなく、部屋干しの洗濯物を乾かすのにも便利です。適度な湿度に保つことでエアコン効率も上がり、より涼しさや暖かさを感じやすくなるでしょう。
ホコリ・においのセンサー
花粉やホコリなどに反応する「ホコリセンサー」や、タバコやペットのにおい・生ゴミのにおいや体臭などに反応する「ニオイセンサー」が搭載されている空気清浄機もあります。
センサーが搭載されていると、ホコリやにおいを空気清浄機が感知し、自動でスイッチが入って稼働してくれるのです。
空気の汚れやにおいの度合いに応じて、運転の強弱も自動で判断してくれるので、部屋の空気を素早く快適な状態に整えます。
センサーは人よりも早くにおいやホコリを感知してくれるので、搭載されているととても重宝します。
スマホとの連動機能
近年は、スマートフォンのアプリと連携できるタイプの商品も増えています。空気の状態をモニタリングしてくれるため、外出先からでも必要に応じて、空気清浄機の運転状況を調整できます。
また、フィルターの汚れ具合を通知してくれる機能が搭載されているケースもあるので、掃除のタイミングを把握しやすいです。
さらにスマートスピーカーと連携して、音声で運転指示を出せる商品もあります。ライフスタイルに合わせて検討し、使い勝手のよさを追求しながら選ぶのもおすすめです。
空気清浄機の効果的な使い方
空気清浄機の効果を最大限に発揮させるために、正しい置き場所と稼働時間を知っておきましょう。
使い方が適切でないと、空気清浄機能の効果が落ちてしまったり、無駄に電気代がかかってしまったりということがあります。
適切な場所に置く
空気清浄機は、基本的には「部屋の空気が循環しやすい場所」に設置します。部屋の入り口から離れた場所に置いておくと、清浄されたきれいな空気を部屋全体に効率よく循環させることができます。
また壁際や家具の間などの狭いスペースに置くと効果が薄れてしまうため、できるだけ広々とした場所に置くのがおすすめです。ただし、エアコンを使う季節には、エアコンとの位置関係が重要になります。
冬はエアコンと反対側、夏はエアコンの真下に設置しましょう。また、花粉やPM2.5などの対策をしたい場合には、玄関や部屋の入り口に置くのがおすすめです。入り口に置くことで、花粉などが含まれた空気をブロックできます。
24時間稼働させる
空気清浄機は「ホコリっぽい」「においが気になる」という時のみではなく、24時間稼働させることを想定して作られています。ホコリなどのハウスダストは、目に見えていなくても常に空間に舞っているものです。
その稼働時間を前提として設計されているので、電気代がかかりすぎないように各メーカーが工夫して商品開発をしています。
留守中などの人が誰もいない状態は、人の動きによって空気の流れが変わらないため、空気清浄機が最も効率よく活躍してくれるのです。
ホコリや花粉対策におすすめの空気清浄機
花粉やPM2.5などの微粒子を、99%以上のレベルで除去してくれるフィルターを搭載した空気清浄機です。ホコリや花粉によるアレルギー症状に悩んでいる人や、予防したい人におすすめの商品を集めました。
デザインにこだわったものや、静音モードが搭載されているタイプの商品もあるので、気になるものをチェックしてみましょう。
ダイソン「Dyson Pure Cool Link 空気清浄機能付タワーファン TP03」
PM0.1レベルの細かな粒子も99.95%捉えるという、部屋の空気を徹底的にきれいにしてくれるハイパワーな商品です。
スマートフォンと連携でき、アプリでリアルタイムに空気の汚れ具合をキャッチできます。夜間の睡眠時には「ナイトモード」に切り替えれば、静音運転で使用できるのも特徴です。
「HEPAフィルター」と「活性炭フィルター」を備えており、花粉・ウイルス・におい対策にも。フィルター交換時期をディスプレイでお知らせしてくれる、便利な機能も搭載されています。
商品名:ダイソン「Dyson Pure Cool Link 空気清浄機能付タワーファン TP03」
ブルーエア「Protect 7470i」
ブルーエアは、スウェーデンにある空気清浄機専業のメーカーです。専業ならではの技術を盛り込んだ「HEPAフィルター」で、PM0.1よりも微細な超微粒子も99%以上除去してくれるなど、優れた清浄効果を発揮します。
「ココナッツカーボンフィルター」も搭載されているので、におい対策にも有効です。スマートフォンと連携することで、リアルタイムで室内の空気の清浄具合を把握できます。
稼働していない電源オフのときにも空気の状態を把握し、フィルターに付着した空気中のウィルスなどを、一部不活性化する機能も搭載されています。適用床面積は40畳と広いため、家中の空気をきれいにできるでしょう。
洗練されたシンプルな北欧デザインは、どんなインテリアにもなじみやすく邪魔をしません。
商品名:ブルーエア「Protect 7470i」
エレクトロラックス「PureA9 406」
360度全方位フィルターで、部屋中のハウスダスト・花粉・PM2.5・ほこりをキャッチして稼働の強さを自動コントロールしながらパワーを発揮する商品です。
コントロールパネルには室内の空気に含まれるPM2.5レベルが表示され、パッと見て空気の状態を確認できます。
スマートフォンと連携すれば、外出先から部屋の空気の状態を把握することが可能です。例えば、帰宅時間に合わせて稼働モードを変えたりするのもよいでしょう。
デザインにもこだわっており、ファブリックやレザー調などが使用された北欧テイストの仕上がりです。
キャスターが付いているので、部屋の中の移動はもちろん、ほかの部屋で使うこともできます。適用床面積は約37畳です。
商品名:エレクトロラックス「PureA9 406」
脱臭効果が高いおすすめの空気清浄機
ペットを飼っていたり、キッチンとリビングが一体になっていたりする家庭にぴったりなのが、脱臭機能に優れた空気清浄機。
においを除去する機能が搭載されている空気清浄機には、さまざまな種類のものがありますが、中でも特に脱臭機能に特化している商品を紹介します。
バルミューダ「BALMUDA The Pure」
独自の構造によって、天井にまで届く「大風量」をかなえてくれるパワフルな空気清浄機です。
「活性炭脱臭フィルター」と「TrueHEPAフィルター」がダブルで稼働し、ペット、タバコなどのにおいを強力に吸収するだけでなく、PM2.5やウィルス、カビなどを30分間で99.9%除去するという実験結果も出ています。
最大の特徴は、空気を送り出すファンの上に整流翼が配置された仕組み。ジェットエンジンなどに使われる技術を再設計したというこちらの工夫により、部屋の空気をパワフルに快適な状態にしてくれるのです。
デザイン性が高く、置くだけでインテリアのアクセントにもなってくれるので、見た目にこだわりたい人にもおすすめできます。
商品名:バルミューダ「BALMUDA The Pure」
日立「空気清浄機 EP-Z30S」
空気の汚れ具合を感知し、タバコの煙などにも素早く反応してくれる「ニオイセンサー」搭載の空気清浄機です。
特ににおいが気になるときには「脱臭」モードを選ぶことで、においに集中してフルパワーで稼働してくれます。
「アレルオフフィルター」により、花粉などのアレル物質の活動を抑制することも可能。99.5%以上の集塵捕集率です。
リモコンが付いているので、離れたところからも操作可能です。静音モードがあったり、電気代に配慮した設計がされていたりと、24時間快適に使えるような工夫がされています。
商品名:日立「空気清浄機 EP-Z30S」
アイリスオーヤマ「空気清浄機 PMAC-100-S」
「ほこりセンサー」が搭載されていて花粉やPM2.5も99.97%以上カットしてくれるなど、小型サイズながらも、とてもハイパワーな商品です。マイナスイオンで、快適な空間を作ります。
適用床面積14畳なので、リビングに置くのにぴったりの商品です。チャイルドロックも搭載されているので、小さい子どもがいても誤作動する心配がありません。
コンパクトなので玄関などのスペースが限られている場所にも置きやすく、軽量なので簡単に部屋の中で持ち運べます。
商品名:アイリスオーヤマ「空気清浄機 PMAC-100-S」
加湿機能付きのおすすめの空気清浄機
乾燥が気になる冬季に活躍するのが加湿機能です。空気清浄機能だけでなく、加湿機能も兼ね備えた商品を使えば、加湿器を別途用意する必要がありません。
ダイキン、シャープ、パナソニックと大手家電メーカーから発売されている加湿機能付き空気清浄機を3点紹介します。
ダイキン「加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70X」
適用床面積31畳の空気清浄機です。8畳の部屋であれば、目安として9分で空気をきれいにしてくれます。
基本的に「脱臭フィルター」は交換不要、微小な花粉やほこりを除去する「TAFUフィルター」は10年間交換不要な状態を想定して作られています。
加湿機能がとても充実しており、高めの湿度に部屋をキープできる「のど・はだ運転」モードに加え、さらに3段階で調節可能です。
最大加湿モード650mlで使用していても、適用床面積は31畳のまま稼働可能など、優れた機能を多数搭載しています。
加湿フィルターや水トレーには、独自の「ストリーマ除菌」に加え、「銀イオン剤」や「持続性抗菌剤」が使用されており、清潔性も抜群です。
商品名:ダイキン「加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70X」
シャープ「加湿空気清浄機 KI-LS50」
適用床面積13畳の空気清浄機です。天気・気温・部屋の広さや構造などの情報をキャッチしてくれるAIが搭載されており、部屋に必要な加湿レベルを瞬時に判断してくれます。
また、部屋の汚れ具合で最適な状態を自動で判断し、運転パワーを切り替えてくれるので、無駄な電力を消費せずに使えるのも特徴です。
静電HEPAフィルター、ダブル脱臭フィルター、抗菌・防カビホコリブロックプレフィルターの3つのフィルターにより、パワフルに脱臭・集塵効果を発揮します。
商品名:シャープ「加湿空気清浄機 KI-LS50」
パナソニック「加湿空気清浄機 F-VXT90」
適用床面積40畳で、独自の花粉撃退テクノロジーなどを搭載しているハイパワーな空気清浄機です。さらに、たっぷりと部屋に潤いを与えてくれる、1時間に最大870mlの加湿機能も、大人気です。
加湿レベルは、好みに合わせて3段階で選べます。湿度を数字で表示してくれるので、空気の状態を一目で把握しながら調整可能です。
加湿トレー内には、イオン除菌・防カビユニットが搭載されているので、定期的にお手入れをしながら清潔に使えます。インテリアにも調和するよう、デザインにもこだわりを感じる商品です。
商品名:パナソニック「加湿空気清浄機 F-VXT90」
トップ画像/(C)Shutterstock.com
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