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【目次】
【臨床心理士に聞く】態度が冷たい人に見られる特徴とは?
そもそも「冷たい」という言葉を人の言動などについて使う場合、「思いやりがない。冷淡である。よそよそしい (小学館刊・デジタル大辞泉) 」という意味になります。臨床心理士の吉田美智子さんに、それぞれの傾向別に「冷たい」と思われがちな人の心情について聞きました。
思いやりがない人
「一般的に期待される思いやり (相手の立場、事情への理解) がない人。思いやり=甘え 、いけないことと感じて、冷たい態度になってしまうのだと思います。これは、生まれ持ったというよりは、育ってくる過程で身に着けるものだと思われます」(吉田さん・以下同)
冷淡な人
「相手の感情に対して同じ気持ちを分かち合ったり、特に苦しいときに痛みを分かち合うことで、相手の気持ちを楽にする、手助けしようとするなどの言動が見られない人。これは、生まれつきこんな温度感な人もいらっしゃいますね」
よそよそしい人
「これは、生まれつきも、育ちもあるかもしれませんね。育ちの場合は、ある程度距離をとることで安心できるとか、『親しくふるまう』にはどうすればよいのかわからなくて他人行儀になるなどが考えられます」
【アンケート】周りに態度が冷たいと思う人はいる?
それではいよいよ、ワーママ100人に聞いたアンケートの結果を発表。周囲に「態度が冷たい」と感じる人がいるか質問したところ、「はい」と答えた人は47.5%という結果に。半数近い人が周りに「態度が冷たい」と感じる人がいることがわかりました。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
【アンケート】態度が冷たい人と感じるのはどんな相手?
続いてワーママ100人に、どんな相手に対して「態度が冷たい人」と思うのかを質問しました。回答の中から代表的なものをご紹介します。
他人に無関心
「自分以外にあまり関心がない」(40代・静岡県・子ども4人)
「私。 人のことはどうでもいいと思っている」(40代・新潟県・子ども1人)
感情を表に出さない
「感情表現が少なめ」 (30代・北海道・子ども2人)
「思いやりがなく、喜怒哀楽の表現に欠ける」(40代・栃木県・子ども2人)
自己中心的
「自分の感情で動く、自分の考えや行いが一番正しくほかの人の意見に否定的または取り入れようとしない」(30代・島根県・子ども1人)
「相手の立場になって物事を考えられない人」(40代・神奈川県・子ども2人)
人と深く関わりたくない
「人と交流するのが得意ではない、積極的ではない」(30代・神奈川県・子ども2人)
「人と深く関わろうとしない。人が失敗しても自分は関係ないと見て見ぬふり」(30代・石川県・子ども3人)
そっけない
「何か言われてもきちんと返事をしない。 挨拶をあまりしない。お礼を言わない」(40代・宮崎県・子ども2人)
「無駄な話をしない。質問の返しがそっけない」(30代・広島県・子ども3人)
アンケートの結果、あまり人と積極的に関わろうとしない人や、淡白な印象のある人に「態度が冷たい」と感じる人が多いよう。上記以外には、「気安く話しかけられない雰囲気がある」「仕事を淡々とこなしている」などやはりその人の持つ雰囲気や行動についてのほか、「説明が十分でない」「受け答えがきつい」などコミュニケーションをする上で感じる印象などが挙がっていました。
【アンケート】態度が冷たい人にどのように接する?
次に、そんな「態度が冷たい」と感じる相手にどのように接しているのかについても聞いてみました。代表的な回答をピックアップしてご紹介します。
あまり深く関わらない
「極力関わらない」(30代・神奈川県・子ども2人)
「適度な距離を保つ」(40代・埼玉県・子ども2人)
「こちらも相手に深入りせずに付き合う」(40代・栃木県・子ども2人)