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2021.05.29

えっ、これ台湾では全部「餅」? グルメ大国台湾「餅」ワールドの摩訶不思議を覗いてみた

異国で働くということはまさにカルチャーショックの連続。台湾の航空会社でCAとして乗務していた経験のある有田千幸が、現地で生活をする中で印象に残った中国語や出来事をご紹介します。 連載第54回目は「餅」編。

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有田 千幸
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まだまだあります、想像を越える台湾の食べ物

前回は「イメージとはちょっと違う台湾の食べ物 BEST3」をご紹介いたしました。

そしてイメージとはちょっと違う、では済まされないほどたくさんの種類がある食べ物、それが「餅 (Bǐng)」

あれもこれも「餅 (Bǐng)」、台湾の「餅 (Bǐng)」とはいったい?

台湾には「餅 (Bǐng)」がつく食べ物がたくさんあります。鬆餅、可麗餅、月餅、燒餅、大餅、喜餅、太陽餅、老婆餅、酥餅、蛋餅、胡椒餅、蔥油餅、紅豆餅…、パッと思い浮かぶだけでもこれくらい。が、どれもこれもお餅ではありません。

では、台湾の餅 (Bǐng) とはいったい何なのか。ひと言で説明するのはいささか難しいのですが、大きな定義としては「小麦粉を焼いてつくる平らや円盤状の形をした食べ物」とでもいったところでしょうか。

なので、パンケーキ (鬆餅) やクレープ (可麗餅) といった欧米の食べ物も餅ファミリーに属しているし、月餅や酥餅のような中華の食べ物も立派な餅ファミリーの一員。食感も、しっとりふんわりしているものもあれば、口の中の水分を全部もっていかれるパサパサ系のものもあるし、食べるたびに薄いパイ生地がボロボロと落ちるものも。

台湾のエンドレス餅ワールドへようこそ!

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▲先ほどパンケーキは中国語で鬆餅 (Sōng bǐng) というとご紹介しましたが、実はワッフルも同じく鬆餅といいます。メニューの表記の仕方によっては、パンケーキを頼んだつもりがワッフルが出てきた…だなんてことも。

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▲このようなひと口サイズほどのものもあれば、バースデーケーキのようなサイズのものもある月餅 (Yuè bǐng)。大きいものは家族で切り分けて食べることが多いようです。

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▲朝ごはんの定番、蛋餅 (Dàn bǐng)。クレープより少し厚めの生地と薄焼き卵を一緒にくるりと巻いてから切り分けて食べるもの。 中にハムやチーズが入っているバージョンも。醤油にニンニクが利いたこのタレがやたらとクセになるのです!

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▲老婆餅 (Lǎo pó bǐng) という台湾中部の街、台中の名産品。中国語で「老婆」は「奥さん、妻」という意味。なので「奥さんのケーキ」ということです。中には冬瓜、アーモンドや芝麻などでつくった餡は入っているものが多いよう。

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▲夜市の胡椒餅 (Hú jiāo bǐng) のお店。手前に見えるのは焼きたての胡椒餅。お肉と肉汁ががっつりと入っていて胡椒の風味もしっかりと利いたパンのような食べ物。お腹が空いたときにぜひ!

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▲中身が小豆の今川焼きは、紅豆餅 (Hóng dòu bǐng) と呼ばれています。すごい余談ですが、台湾の人は日本語の「本当」と「紅豆 (Hóng dòu)」をリンクさせて覚えています (笑)。

ちなみに、日本でいう「お餅」を説明したいときには「年糕 (Nián gāo)」という言葉を用いて説明します。が、しかしこれもいわゆるザ・日本のお餅とは異なり、その多くはケーキのように円形や長方形の塊としてつくられ、食べるときに切って食べるというスタイルをとります。

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▲年糕 (Nián gāo) のイメージ。

台湾の食文化の面白さを知るためには、個人的にはこの「餅」が格好の例だと思っています!

【続】

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ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。@chiyuki_arita_official

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