【煩雑】とは込み入っていてわずらわしいこと!意味や類語・対義語もご紹介 | Domani

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2021.07.13

【煩雑】の正しい意味は? 〝繁雑〟や〝複雑〟との違いや類語・対義語もご紹介

手続きやシステムが込み入っている・面倒くさいという意味で使われる「煩雑」は、複雑と同じ意味で使う人も少なくありません。しかし、複雑と煩雑には明確な意味の違いがあります。そこで今回は煩雑の正しい意味と類語や対義語について詳しくご紹介します。

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【目次】
 ・煩雑の読み方や正しい意味と例文
 ・煩雑と繁雑・複雑との違いは?
 ・煩雑のその他の類語表現4つ
 ・煩雑の対義語3つ
 ・煩雑の英語表現とは
 ・「煩雑」の読み方や意味を理解して正しく使おう

煩雑の読み方や正しい意味と例文

煩雑は「はんざつ」と読み、込み入っていて面倒、ややこしいという意味です。面倒くさいとも言い換えられます。「ひんざつ」「ぼんざつ」と読み間違えるケースが多いので注意しましょう。ここでは、煩雑の正しい意味と含まれるニュアンス、使い方の例文についてご紹介します。

煩雑

■煩雑は込み入っていて面倒という意味

煩雑は、悩ましくて面倒という意味の「煩」と、いろいろなものが混じっているという意味の「雑」を組み合わせた言葉です。いろいろなものが混じっていてわずらわしいという意味で、面倒くさいというマイナスの気持ちが含まれています。

ただ事柄が絡み合っているだけでは煩雑とは言えません。煩雑を使うには、「面倒」「わずらわしい」というマイナスの感情が必要です。

■煩雑の使い方と例文

煩雑は、「手続きが煩雑だ」のように形容動詞として使用されたり、「煩雑化」のように名詞として使用されたりします。

また近年では、例えばIT業界でシステムが整備されておらず、ユーザーが不便になることを「煩雑になる」と言い表すようになるなど、広く使われるようになりました。

【煩雑を使った例文】
・確定申告の手続きが煩雑でわかりにくい
・長年の運用で煩雑化したシステムを整理する
・パソコンは煩雑で使いにくい

煩雑と繁雑・複雑との違いは?

煩雑と似た言葉に、「繁雑」と「複雑」があります。特に「繁雑」は読み方も同じなので、混同してしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、「繁雑」には事柄が多いという意味になり、「複雑」はただ込み入っている様子そのものを指すため、ニュアンスが違います。

煩雑

ここでは、「繁雑」と「複雑」の具体的な例文とともに「煩雑」との意味の違いを見ていきましょう。

■「繁雑」は事柄が多いという意味が強くなる

繁雑は「はんざつ」と読み、なすべきことが多すぎてごたごたしていることを指します。煩雑のように「面倒くさい」というニュアンスが含まれず、やることが多くて落ち着かない、というような意味です。

そもそも、繁雑の「繁」は「頻繁」や「繁忙期」で使われることから分かるように、「盛んになる・増える」という意味が含まれます。このため、ものごとが複雑に絡み合っているというよりは、量がたくさんある、というような意味合いが強いです。

【繁雑の例文】
・今月の請求処理はいつもより繁雑で慌ただしい
・毎月の棚卸し作業が繁雑すぎる

■「複雑」とは物事や事情が込み入っているさま

複雑は「ふくざつ」と読み、物事や事情が込み入っている様子を指します。繁雑と同様に、面倒くさいというマイナスの感情はなく、ただいろいろなものが絡み合っているという意味です。

ただし、「複雑な心境」のように、絡み合っているものの中に面倒くさいという感情が入っている場合もあります。

【複雑の例文】
・彼女の家庭環境は色々と複雑だ
・複雑な計算式を解いた

煩雑のその他の類語表現4つ

煩雑には「繁雑」「複雑」の他にも、「ややこしい」「厄介」「煩瑣」「面倒」という4つの似ている意味の言葉があります。

煩雑

どの言葉も煩雑とほぼ同じように使用できますが、含まれるニュアンスが違うので注意が必要です。煩雑に置き換えて使用してしまうと、場合によっては悪いように誤解されてしまう可能性もあります。

そこでここでは、4つの言葉を例文とともに解説しますので、ぜひ参考にしてください。

1. ややこしい

ややこしいは、煩雑とほぼ同じ意味で使えます。込み入っていてわずらわしいという意味で、話し言葉でよく使用されます。なお、「ややこ」とは赤ちゃんのことです。赤ちゃんを扱うのと同じように難しいことから来ています。

【ややこしいの例文】
・何やら話がややこしくなってきた
・日本語の文法はややこしい
・工事で家までの道がややこしくなっている

2. 厄介

厄介は「やっかい」と読み、手数が多く面倒であるさま、という意味です。煩雑よりも面倒さが際立っており、迷惑という意味も含まれています。また、「厄介になる」というようにお世話になるという意味もありますが、いずれにせよあまり良い意味では使われません。

【厄介の例文】
・これは非常に厄介な相手だ
・厄介事を頼まれてしまった
・親戚の家に厄介になる

3. 煩瑣

煩瑣は「はんさ」と読み、細々としていてわずらわしい、という意味です。煩雑とほぼ同じ意味になり同じように使用できます。しかし、煩雑よりもより細々としたことへのわずらわしさというニュアンスが強いです。このため、煩雑よりも細々としていて面倒なときに使用しましょう。

【煩瑣の例文】
・この本は煩瑣なばかりで読む価値がない
・年末年始には煩瑣な手続きが重なる

4. 面倒

面倒は「めんどう」と読み、手数がかかってわずらわしい、という意味です。煩雑とほぼ同じ意味としても使用できるだけでなく、他にも世話をするという意味や体裁が悪いという意味でも使われます。

前述の「厄介」と近いように感じますが、厄介は「世話になる」と受動的なのに対し、面倒は「世話をする」という能動的な意味なので、逆の意味とも言えます。

【面倒の例文】
・面倒なことに巻き込まれてしまった
・私の上司は面倒な人だ
・妹の面倒を見る

煩雑の対義語3つ

煩雑には、シンプルという意味の「簡易」「簡略」「単純」といった3つの対義語があります。どの言葉もよく使用される言葉なので、この機会にしっかり覚えて正しく使用しましょう。

煩雑

1. 簡易

簡易は「かんい」と読み、簡単で手軽なことを意味します。郵便物の「簡易書留」やシンプルな包装の「簡易梱包」など、他の単語と組み合わせて使うことが多いです。

2. 簡略

簡略は「かんりゃく」と読み、手短・手軽で簡単なことを意味します。「手続きの簡略化」や「簡略なあいさつ」のように使用され、ほぼ煩雑の反対の意味です。

3. 単純

単純は「たんじゅん」と読み、構造や機能、手順などが込み入っていないことを指します。また、性格などが素直であるという意味や条件などがないという意味もあり、幅広いです。

煩雑の対義語としては、「物事は思っているほど単純ではない」「申し込みは単純でわかりやすかった」のように使用されます。

煩雑の英語表現とは

煩雑を表現するのにふさわしい英単語は、「complicated」です。complicatedは「複雑な」「ひどく込み入った、わかりにくい」という意味で、煩雑のニュアンスに近いと言えます。日常会話でも使用できるので、煩雑と英語で伝えたい場合には「complicated」が適しているでしょう。

煩雑

しかしながら、complicatedではわずらわしい、面倒だというニュアンスが伝わりにくいため「複雑」と訳されることが多いです。複雑というよりわずらわしい気持ちを伝えたい場合には「annoying」が使えます。

ただし、「annoying」には「うるさい」「迷惑」「うざい」という意味が含まれているので、使用には注意が必要です。

また、かしこまった表現ですが「troublesome」も煩雑の意味として使用できます。「複雑でわずらわしい」という意味なので、煩雑のニュアンスにとても近いです。しかし、やや堅い表現なので、話し言葉ではあまり使用されません。

意味は通じますが、違和感を覚えるネイティヴもいるでしょう。

【煩雑の英語表現例文】
・Complicated procedures necessarily involve delay.(複雑な手続きは必ず遅れを伴う)
・This problem is troublesome.(この問題は煩雑だ)

「煩雑」の読み方や意味を理解して正しく使おう

今回は煩雑の読み方や意味についてわかりやすく解説しました。煩雑は「はんざつ」と読み、込み入っていてわずらわしいという意味です。複雑という意味だけでなく、面倒というマイナスのニュアンスが含まれています。

煩雑

似た言葉である「繁雑」や「複雑」とは、この面倒くさいというマイナスの感情が含まれているかどうかという点で意味が大きく違うので、使い分けが必要です。

また、対義語や英語表現についてもわかりやすくご紹介しました。本記事を参考に、煩雑の読み方や意味を理解して、誤解の内容に正しく使用しましょう。

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