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2021.05.21

台湾で子どもと14日の自宅隔離を経験して。大変だったのは…

 

台湾で生活をするワーママが日本に一時帰国したのち、台湾で経験した隔離生活について語ります。コロナ優等生といわれる台湾の隔離生活とは。

一時帰国後、子どもと二人きりでの自宅隔離

2020年11月、やむを得ない事情があり、8歳の長男を連れて日本に一時帰国をする事になりました。その時の私は妊娠8か月。
この一時帰国で一番心配だったのは、台湾に戻ってからの14日間の「居家(在宅)検疫」と7日間の自主健康管理期間でした。
今回は子どもも一緒に隔離が必要だったため、自宅での隔離を選択。自分が保菌者だったらいけないので、念のため家族には違う場所に移動してもらいました。

自宅に到着後、エレベーター、ホール等私たちが使用した場所は全て消毒が行われました。さらに到着翌日以降、入境検疫システムに登録をした電話番号に連絡(電話かメール)が入り必ず応答しなければならないため、いつでも連絡が受けられるようスマホは常に電源を入れ、身の回りに置いておきます。

▲台湾に戻ったときの荷物。

台湾で隔離期間中に外出した場合、最大罰金100万元(=約400万円)が課されるため、一歩たりとも玄関の外には出られません。 毎日限られたスペースの中で過ごす子どもはストレスがたまりやすいので、YouTubeを使って運動やダンスをさせたり、学校から出された宿題をして過ごしましたが、14日はとにかく長い〜! お互いストレスMAXになり、何度もケンカになり辛かったです。

▲隔離に伴い配布されたマスク、体温計、ゴミ袋(専用のごみ収集業者が回収にきてくれます)

食事は防疫ホテルに滞在していればお弁当の提供がありますが、自宅の場合は家族に買い出しを頼むか、UberEats、foodpandaなどのフードデリバリーサービスを頼むこともできます。デリバリーを使用した場合、常駐するフロント対応のスタッフの方が商品をピックアップしてくれ、玄関のドアノブに商品をかけておいてくれました。その後、スタッフの方がいなくなってから玄関のドアを開けてピックアップをするという徹底ぶり。

14日病院にも行けないのでお腹の赤ちゃんの事も心配でしたが、毎日連絡を取り合っていた警察署の担当の方からも「ちょっとでも体調が悪かったり、赤ちゃんの様子がおかしかったら言ってね! 隔離者用のプロシージャで病院に行く事も出来るから」と言って頂いたので、安心しました。

▲政府からの案内

このように台湾の新型コロナウイルス対策はかなり厳しいです。それでも入って来てしまった変異株に対して、何とか感染拡大を食い止めようとみんなで一丸となっている最中です。早く世界に平和が訪れ、また自由な往来が可能になることを切に願っています。

メイン・アイキャッチ画像(C)Shutterstock.com

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ライター

神谷知佳

台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。

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