「律儀」の意味は実直、義理堅い!語源や類義語、英文表記なども併せて解説 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE雑学

2021.07.23

「律儀」の正しい意味とは? 語源や類義語、英文表記なども併せて解説

「律儀」とは、きわめて義理堅く、実直であるという意味です。元々は健康であることを表す言葉でもありましたが、現在では専ら義理堅い、実直であることを表します。今回は「律儀」について、意味や語源、使い方や類義語、英文表記をご紹介します。

Tags:

【目次】
 ・「律儀」の意味や語源、正しい使い方
 ・「律儀」の漢字と読み方について
 ・「律儀」を使った類義語、対義語、英文表現
 ・「律儀」は実直、義理堅いという意味の褒め言葉

 「律儀」の意味や語源、正しい使い方

「律儀」は実直で義理堅い様子を表し、元々は仏法を学ぶ者が使う仏法用語でした。律儀は人を褒める際に使う言葉ですが、「律儀すぎる」という表現にすると、褒め言葉ではなくネガティブな印象を持つ言葉になってしまうため、注意が必要です。

律儀

■「律儀」の意味は実直、義理堅い

「律儀」の意味は「実直、義理堅いこと」「健康であること」の2つです。しかし、現在では「健康であること」の意味として使われることはほとんどなく、専ら「実直、義理堅い」と言った意味で使われます。

例えば、挨拶を欠かさない、待ち合わせに遅れない、離れても季節ごとに必ず手紙や贈り物を送る、記念日は必ず祝う、約束はどんなに小さなことでも忘れずに果たす、受けた恩には必ず報いる、などが律儀な行動として挙げられます。

■「律儀」の語源は仏法用語

「律儀」の語源は仏法用語です。サンスクリット語の「samvara(サンバラ)」を意訳したものです。仏法用語においての「律儀」は、「悪を抑制する」、「悪を防いで善行へ導く戒律」という意味があります。

元々は仏法を学ぶ者が、行いや意識において、悪に影響されないように自身を守るための戒律の言葉でした。そこから転じて、義理を堅く守り実直な様子を「律儀」と呼ぶようになったのです。

■「律儀」は人を褒める時に使う言葉

「律儀」は「律儀な人だ(性格だ)」、「律儀に~をする」などの形で使い、実直な人や義理堅い人を褒める際に用います。

律儀すぎるは褒め言葉ではなくなるので注意!

「律儀」は基本的には褒め言葉として使います。しかし、よりニュアンスを強めようと「律儀すぎる」としてしまうと、相手の律儀な言動が過剰気味であるとして、非難しているように聞こえてしまうことがあるので、注意が必要です。

「律儀すぎる」の類語としては、「律儀一点張り」が挙げられます。律儀が入っているので、一見褒め言葉に見えることも。しかし、「律儀一点張り」は融通が利かない、臨機応変に対応できないといったネガティブなイメージを持っているので、うっかり褒め言葉のつもりで使わないように注意しましょう。

また、「律儀者の子沢山」ということわざがあり、「律儀な人は品行が正しく、家庭が円満であるため、子供がたくさん生まれる」という意味があります。しかし、現代では出産や子供の人数の話題はデリケートであり、時に相手を傷付けてしまうことがあるので、安易に使わない方が良いでしょう。

■「律儀」を使った例文

律儀を使った例文を、ポジティブな意味の場合とネガティブな意味の場合別にご紹介します。

<ポジティブな意味の場合>
・律儀な人は理想の恋人の条件だ。
・彼女は律儀な人なので、近くに寄った際は必ず挨拶に来てくれる。
・この前おごった缶コーヒーのお礼をわざわざするなんて、彼はなんて律儀な人だろう。

<ネガティブな意味の場合>
・あの人は律儀だけれど、律儀すぎるところがあって、こちらも気を使わなければいけないから疲れる。
・部長は律儀一点張りな性格だから、少しでもイレギュラーなことは認めないであろう。
・あなたは律儀な性格なのに、子供は1人だけなのね。「律儀者の子沢山」というわけにはいかないわね。

「律儀」の漢字と読み方について

「律儀」の漢字は「律義」と書くケースもありますが、どちらの漢字も正解です。また「律儀」の読み方は、漢字をそのまま読むと「りつぎ」となり、昔の読み方です。現代では専ら「りちぎ」と読みます。

律儀

■「律儀」「律義」どちらでも意味合いは一緒

「律儀」の漢字は「律儀」と「律義」の2つがあります。「儀」とは、礼法にかなった行いという意味があり、「義」の意味は人としての正しい行動や道です。どちらも似た意味であるため、「律儀」の漢字は「律義」でも間違いではありません。

■昔は「りつぎ」と読まれていたが現在は「りちぎ」

「律儀」の読み方は「りちぎ」です。昔は「りつぎ」と読まれていましたが、現代では「りつぎ」は間違った読み方です。「りつぎ」や「りっぎ」など読み方を間違えないように注意しましょう。

「律儀」を使った類義語、対義語、英文表現

「律儀」の類義語は「誠実」、「義理堅い」です。それに対し、対義語は「狡猾」や「恩知らず」が挙げられます。また、英語で律儀を表す言葉は「dutiful」、「faithful」、「honest」です。それぞれの詳しい意味を見てみましょう。

律儀

■「律儀」の類義語は「誠実」「義理堅い」

「律儀」の類義語には「誠実」、「義理堅い」が挙げられます。「義理堅い」は「人から受けた恩義を忘れない」という意味があり、「律儀」の完全同義語です。

ただし、律儀とは極めて義理堅いさまを表しているので、義理堅さの度合いを比べると、「義理堅い」より「律儀」の方が高いと言えます。相手がいかに義理堅いかを表したい場合は、律儀を使いましょう。

「誠実」は、「真心を持っているさま」や「嘘偽りのないさま」を表します。誠実の意味も律儀に近いですが、誠実には律儀の意味である「義理を守ること」は含まれません。誠実と律儀の使い分けは、義理を守るさまも含まれるかどうかにあります。

■「律儀」の対義語は「狡猾」「恩知らず」

「律儀」の対義語は、ずる賢いことを表す「狡猾」と、受けた恩を返さない「恩知らず」です。「狡猾」とは、自分だけ得をしようと、さりげなくずる賢いことを意味します。「律儀」は裏表のない正直さを表すので、裏でこそこそとずるいことをする「狡猾」は対義語となるのです。

そして「恩知らず」とは、受けた恩をありがたく思わず、報いようとする気のないことを意味します。「律儀」の同義語である「義理堅い」は、人から受けた恩はどんなに小さなものでも必ず返すことを表しているので、「恩知らず」も律儀の対義語です。

■「律儀」の英文表現

「律儀」を英語で表現する場合、様々にある表現の中でまず挙げられるのは「dutiful」です。意味は「忠順な、従順な」であり、「dutifully」で「律儀に」という副詞として使うことができます。

「dutiful」の他には、「faithful」を使うこともあり、忠実で人を裏切らないという意味です。そして「本当のことを話し、嘘をつかない、また盗みをはたらかない」という意味の「honest」も挙げられます。ただし、「honest」はどちらかというと正直者というニュアンスで使われます。

「律儀」は実直、義理堅いという意味の褒め言葉

「律儀」は、実直や義理堅いさまを意味し、そのような人を褒める際の褒め言葉として使います。

律儀

また、自身が人から受けた恩は忘れずに返すなど、律儀でいることを心がけることで、周りからの信頼が得られやすくなり、出世や成功につながるきっかけになることも。つまり、律儀は人を褒める以外に、自身がより良い人生を送るために心がけるべきことであるとも言えるでしょう。

「律儀」は基本的にはポジティブな印象で使われます。しかし、相手がいかに律儀であるかを表したいからと、「律儀すぎる」といった律儀であることを強調する表現は、たとえ悪気がなくても相手に皮肉に聞こえてしまうことがあるので、注意が必要です。

こちらの記事もたくさん読まれています

【真面目な人】が損をすると言われるのはなぜ?性格の特徴まとめ
【几帳面】の由来ってどこから来てる?性格の特徴や長所・短所もまとめて紹介

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事