【目次】
・漢字の成り立ちから見るウブの意味は?
・ウブな人の特徴6つ
・ウブな人に周囲が抱く印象3つ
・ウブな人への上手なアプローチ方法2つ
・ウブな人の心理を理解して接しよう
漢字の成り立ちから見るウブの意味は?
「ウブ」は「世間ずれしていないさま」や「初々しい」などの意味があり、漢字からもその様子が見てとれます。

(C)Shutterstock.com
「ウブ」を漢字で表すと、「初」または「初心」。「はじめて」や「新しい」の意味を持つ「初」と、感情や性分を表す「心」が組み合わさっていることから、純情な様子を表現している言葉だとわかるでしょう。また、恋愛に関する情が理解できない様子も「ウブ」と表現されます。
■ウブの対義語や英語表現もチェックしておこう
「ウブ」と反対の意味を持つ言葉はなかなかありませんが、「ませている」が近い表現といえそうです。英語表現は「pure」なので、対義語の「impure」から「不純」も「ウブ」の反対語表現と考えてよいでしょう。
「ませている」は早熟を意味し、「不純」は純粋でない様子を表します。いずれも初々しさとは真逆の意味を持つ言葉であるといえます。
ウブな人の特徴6つ
人付き合いにおいて、ウブな人の行動には「奥手な慎重派」「恋愛経験が少ない」「ボディタッチに不慣れ」「シャイ」「下ネタを避ける」「素直」という6つの特徴が見られます。「世間ずれしていない」または「初々しさ」が行動に現れてしまうことが原因と考えられるでしょう。

(C)Shutterstock.com
ここではウブな男性や女性に見られる主な特徴について詳しく解説していきます。ただし一例ですので、以下に当てはまる人が必ずウブとは限りません。あくまで傾向のひとつとして参考にしてみてください。
1. 恋愛に奥手な慎重派
ウブな人は恋愛に慣れていない分、奥手な傾向が見られます。ゆえに相手との距離を慎重に縮めるタイプが多いといえるでしょう。なかには相手に「嫌がられたくない」、自分が「傷つきたくない」などの気持ちが先行し、自分の行動や言葉を制限してしまう人もいます。
これらの行動はときに相手から「消極的で受け身な人」と受け取られてしまうことがあるかもしれません。
2. 経験が少なく慣れていない
恋愛経験が少ないタイプのウブな人は、好意を持っている相手への接し方がぎこちなくなってしまう場合があります。
例えば、相手を目の前にすると途端に話せなくなったり、デートでうまくリードできなかったりすることも。経験がないため必要以上に緊張してしまうという側面もあるのでしょう。
そのためウブな人との恋愛は、なかなか関係が発展しづらいケースも多いようです。過去の恋愛話を避けたり話そうとしなかったりする人は、もしかしたらウブな人かもしれませんよ。
3. ボディタッチに過剰反応する
軽く触れた際に赤面したり挙動不審になってしまったりする人は、ウブである可能性が高いといえます。つまり恋愛経験が少ないため、ボディタッチに対する免疫も少ないということです。なかには無言になったり、硬直してしまったりなどの行動が見られる場合もあります。
どのようなリアクションをとればよいかわからない、戸惑っている証といえるでしょう。ウブな人へのボディタッチは、慎重に行ったほうが賢明です。
4. 好きな人の前ではシャイ
恋愛に対して初々しさが見られるウブな人は、好意を持っている相手が目の前にいると気恥ずかしさが勝ってしまうケースがあります。例えば照れて相手の顔が見れなかったり、口数が少なくなってしまったり、内気な行動が見られることも。
自分の感情や考えをうまく表現できないと、相手からは「避けられているかも」「何を考えているかわからない」と思われてしまう可能性が高くなってしまいます。
5. 下ネタが苦手で避ける
人によって異なりますが、ウブな人は際どい話題を避けたい傾向が強いです。恋愛の経験が少ない分、下ネタへの耐性がついていないと考えられます。その手の話をすると嫌がったり、トークについていけなくなったりなどの態度や言動が見られるでしょう。
なかには友達の前では下ネタを話せるけど、好きな人の前では黙りこくってしまう人もいます。ウブな人以外にも下ネタを嫌う人はいるので、話す際は慎重になりたいものです。
6. 感情表現が豊かで素直
ウブな人はうれしさや喜びを素直に表現する、感情豊かな人が多い傾向にあるといえます。世間ずれしていないため、ませている人に比べて計算高くない一面を持っていると考えられるからでしょう。
ちょっとしたプレゼントで喜んだり、デートで楽しそうにしたりなど自分の感情を素直に表現する場面が見られるはずです。
また、恋愛に不慣れな人は経験豊富な人に比べ初めて経験する事柄が多く、楽しいと感じられる場面は増えるもの。些細なことで喜ぶ姿は、相手にとっても魅力的に映るはずです。
ウブな人に周囲が抱く印象3つ
ウブな人に対し周囲が持つ本音は人によってさまざまで、よいイメージを抱く人もいればネガティブな印象を持つ人もいるようです。相手にとって初々しい反応や言動は新鮮に映る一方で、戸惑いを与えてしまうケースもあるのかもしれませんね。ここでは3つの特徴を解説していきます。

(C)Shutterstock.com
1. 誠実そうで好印象
ウブな人は「ピュア」「恋愛に慣れていない」などのイメージから、誠実に見られる可能性が高いです。恋愛経験が少ないため浮気の心配がないと考える人が多いのかもしれません。好きになったら一途に愛してくれそうなイメージがあるのでしょう。
一方、恋愛に慣れている人はコミュニケーションが上手な分、浮気をする可能性も高そうだというイメージが強いです。恋愛経験が多い人に比べると、誠実さの面ではウブな人のほうが好印象であるといえるでしょう。
2. 垢ぬけていないイメージ
ウブな人は恋愛経験が少なく、モテることを意識した服装をしていないイメージがあるせいか、垢抜けていないと思われてしまうようです。
恋愛に慣れている人は相手の心理を熟知して見た目にも気を遣う印象があるため、その対比で余計に洗練されていない印象を受けてしまうのかもしれません。しかし過度に着飾っていないナチュラルな姿に好感を抱く人もいるので、必ずしもマイナスのイメージとはいえないでしょう。
3. なかなか恋愛関係に発展しなそう
ウブな人は恋愛に対して疎いイメージが先行し、一部の人からは恋愛関係に進展しづらいという印象を持たれています。特にシャイで奥手な人は、恋愛経験が少ないという事実から、恋愛自体に興味がないと思われてしまうのでしょう。
また、恋愛関係ならではの雰囲気に慣れていないため、距離を詰められると警戒心を強めてしまう人も多いです。いわゆる「ガードが固い」という状態です。相手も距離を縮めづらいと感じ、なかなか恋愛関係には発展できなさそうだと思われてしまうのでしょう。
ウブな人への上手なアプローチ方法2つ
最後にウブな人に対する上手なアプローチ方法として「時間をかけて距離を縮める」「素直に好意を伝える」の2つをご紹介していきます。

(C)Shutterstock.com
恋愛経験が少ない人にとって強引な行動は恐怖になったり、戸惑ったりしてしまう原因になり得るものです。相手の心理を理解して、上手にコミュニケーションをとっていきましょう。
1. 時間をかけて距離を縮める
経験のないことには誰しも警戒心を抱いてしまうので、急がずゆっくりと関係性を築くことが大切です。初めから馴れ馴れしく話しかけたり、ボディタッチをしたりなどは控えましょう。
少しずつ会話をする機会を増やせば、徐々に2人で過ごす時間が自然なものに変わっていきます。何より相手に恐怖心や不快感を抱かせないよう、注意を払って接してみてください。
2. 素直に好意を伝える
ウブな人に対しては、自分の気持ちをストレートに伝えましょう。気を惹きたいがためにわざと回りくどい方法をとったり、あいまいな態度を取ったりすると相手を不安にさせてしまう原因になりかねません。ウブな人には恋愛の駆け引きをしないようにしましょう。
ただし一方的に相手の気持ちを無視して、こちらの好意を伝えるのも得策ではありません。まずは相手の気持ちを優先して考えるようにしましょう。相手のペースに合わせた行動を意識すると、徐々に心を開いてくれるようになり、自然とよい関係性が築けるはずです。
ウブな人の心理を理解して接しよう
ウブな人と距離を縮めるには、相手から信頼を得ることを何よりも大切にしましょう。一方的に好意を伝えたり、関係を発展させようと強引な態度に出たりといった、相手を無視した行為は恐怖心を与えてしまう可能性が高いです。
漢字の成り立ちからも理解した通り、「ウブ」とは「初々しいこと」。慣れていないことに対しては、どうしても臆病になってなかなか踏み出せないものです。
ウブな人と良好な関係を築きたい人は、その心理も十分に理解しながら接していくとよいでしょう。「自分のことを考えてくれている」という安心感も信頼につながっていくはずです。
トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com
こちらの記事もたくさん読まれています
周囲に愛される天然の人って?言葉の意味や共通する性格をご紹介
【朗らか】の意味や使い方などを徹底解説|朗らかな人になるための5つの行動