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2024.05.30

「律儀」の正しい意味とは? 語源や類義語、英文表記なども併せて解説

 

昔は「りつぎ」と読まれていたが現在は「りちぎ」

「律儀」を漢字のまま読むと「りつぎ」になりますよね。辞書で調べると、「りちぎ」「りつぎ」のどちらも掲載されています。実は「りつぎ」は昔の読み方とする説があります。現代では「りちぎ」が浸透していますので、基本的にはこちらを使うといいでしょう。

律儀を使った例文

《例文》
・彼女は口約束であっても必ず覚えていて、きちんと守る律儀者です
・律儀な性格の彼は、周りからの信頼が厚く、上司からの評価も高い
・立場が上になっても態度がかわらず、挨拶やお礼を欠かさない部長のような人を律儀な人というのでしょう
・後輩はとても真面目な人だが、律儀すぎて融通が利かないことがある

いずれの例文も、きわめて義理堅いことや、実直であるという意味で「律儀」を使っています。

「律儀」を使った類義語、対義語、英文表現

「律儀」の類義語と対義語、英語表現を見ていきましょう。

手のひらと女性

(c) Adobe Stock

「律儀」の類義語は「誠実」「義理堅い」

「律儀」の類義語となるのは、「誠実」「義理堅い」でしょう。「誠実」は、「真心を持っているさま」や「嘘偽りのないさま」を表します。「律儀」と近い意味を持ちますが、「誠実」には義理を守ることという意味は含まれません。

「義理堅い」は人から受けた恩義を忘れないことを表し、「律儀」の完全同義語です。ただし、「律儀」はきわめて義理堅いことを指しますので、義理堅さの程度は「律儀」が上だとされています。状況により使い分けるといいですね。

「律儀」の対義語は「狡猾」「恩知らず」

「律儀」の対義語は、ずる賢いことを表す「狡猾」と、受けた恩を返さない「恩知らず」です。「狡猾」とは、自分だけ得をしようと、さりげなくずる賢いことを指します。「恩知らず」とは、受けた恩をありがたく思わず、報いようとする気のないことの意。どちらも「律儀」の対義語になるといえるでしょう。

「律儀」の英語表現

「律儀」の英文表現となるのは、「honesty」や「integrity」。「律儀な」と伝えたいときは、「honest」、「faithful」を使うといいでしょう。律儀者といいたい時には、「an honest person」と表すことができますよ。

最後に

「律儀」について意味や使い方などを紹介しました。褒め言葉として用いられることが多いので、適切な使い方を把握しておきたいですね。「律儀」は基本的にはポジティブな意味合いで使われますが、「律儀すぎる」と表現するのは気をつける方がいい場合もあります。相手や状況を考えながら、上手に言葉を使っていきたいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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