丸型
丸型蛍光灯とは、名前のとおり丸い形の蛍光灯で、部屋でよく使われているタイプです。線が多いため複雑に見えますが、実はシンプルな手順で外せるんですよ!
もし、丸型の蛍光灯が二重になっている場合は、内側から取り掛かる方がスムーズに取り外せます。
取り外しの手順は、以下のとおりです。
1.まず蛍光灯と照明本体をつないでいるソケットを外す。
2.次に蛍光灯を支えている金具を取り外せば完了です。
ソケットが外れにくい場合は、上や下に引っ張ってみるなど、方向を変えてみると取れるかもしれません。決して力ずくで引っ張らないように注意してくださいね。
金具が外れにくいときには、上に引っ張るようにするのがコツです。
蛍光灯を外すときの注意点
蛍光灯を外すときは、安全面に注意することが大切です。適切な方法で、環境を整えて作業をしなければ、大きな事故や怪我にもつながりかねません。
特に注意したい2点を紹介します。
必ず電源を切る
安全対策として、作業前に蛍光灯の電源を切って、少し時間を置いてから取り掛かりましょう。電気が通っていると感電の危険があります! 電気を消した後は蛍光灯が熱を持っていないことを確認し、やけどを防ぐために冷めてから触れてくださいね。蛍光灯を取り外す際は、手袋をして手を守りましょう。
寿命を迎えた蛍光灯の交換時は、特に注意が必要です。電気が通っているか確認しづらいので、照明自体を取り外してから作業するとより安全ですよ。
足場を安定させる
怪我をしないように、取り外しの際は足場を安定させてください。段差のある場所に足場を作ってしまうと、バランスを崩して転倒する危険があります。平らな場所に、脚立や椅子を置いて作業をしてください。
プラスチック製の椅子は割れる可能性があるためおすすめできません。脚立を使う際は、しっかり開き切っているか確認してから使ってください。高い場所からの転倒は危険ですし、蛍光灯を持っているとさらに大きな怪我につながるので、足場を安定させてから作業をしてくださいね。
蛍光灯を交換したのにつかないときは?
中には、「蛍光灯を付け替えたのに電気がつかない!」というケースも。新しい蛍光灯に交換してもつかない原因は、主に二つあります。蛍光灯自体に問題がある場合と、蛍光灯以外の部分が寿命を迎えている場合です。
予定外のことが起きてパニックにならないためにも、事前に原因と対策方法を把握しておくと安心ですよ!
型番を確認する
蛍光灯を交換する際は、現在使っているものと同じ型番のものへ交換します。型番に加えて、点灯方式とワット数も確認しておくとより安心です。
基本的には、蛍光管の右端か左端に、型番が記載されています。新しい蛍光灯を購入する場合には、あらかじめ型番をメモしてから買い物へ行くようにしましょう。
蛍光灯は似たような種類が多いため、一見同じように感じても型番が異なれば点灯しません。特に、蛍光灯の交換に慣れていない人は、型番ミスをしやすいので注意してくださいね!
グローランプを確認する
型番が合っていても蛍光灯がつかない場合は、グローランプ(点灯管)の寿命がきている可能性があります。グローランプは、蛍光灯の点灯時に使用される小型の放電管で、約6000回で寿命を迎えます。例えば、1日8回つけ消しすると、約750日で交換が必要です。もし数年使っている場合は、蛍光灯と一緒に交換しましょう。
グローランプには、以下の2種類があります
1.反時計回りに回して外すタイプ。樹脂やガラスのような白いグローランプが該当します。
2.照明器具への差し込み口が2つあり、本体を45度に回して外すタイプ。
購入前に、自宅のグローランプのタイプがどちらに当てはまるのか確認してくださいね。
蛍光灯の処分方法
「寿命が切れた蛍光灯はどうやって捨てたらいいの?」と疑問に思いますよね。蛍光灯は、家庭から出たごみの場合は、一般廃棄物として扱われます。会社などの事業所で使っていたものは、産業廃棄物に分類されます。ここでは、家庭ごみとして蛍光灯を処分する方法を3つお伝えしますね。
燃えないごみとして捨てる
蛍光灯の処分方法は各自治体によって異なります。自分が住んでいる地域の自治体のHPを見てみると、「ごみの分け方、出し方」などとして処分方法が載っているので、ルールに従って処分してください。
自治体によっては、空き箱に入れたり、新聞紙に包んで捨てるようにというルールが設けられている場合もあります。ルールを守っていないと、引き取ってもらえない場合もありますので気をつけてくださいね。
家電量販店の回収サービスを利用する
家電量販店に設置されている、回収ボックスを利用して蛍光灯を処分する方法もあります。新しい蛍光灯を家電量販店に買いに行く時などに、使わなくなった蛍光灯を持っていき、引き取ってもらうとスムーズですね。
ただし、お店によっては回収サービスを行っていない場合もありますので、持っていく前に、事前にお店に確認してみてください。
自治体の回収ボックスを利用する
自治体によっては、使用済みの蛍光灯の拠点回収を行なっている場合もあります。燃えないごみとして処分するではなく、資源としてリサイクルすることができるので環境にやさしいですね。
各自治体が指定する、区役所や図書館、区民センターなどに回収ボックスが設置されていますので、調べた上で利用してみてはいかがでしょうか?
ただし、自治体によっては割れた蛍光灯は回収できなかったり、お店や事務所で使っていたものは対象外などのルールがあることもありますので、事前に確認してみてくださいね。休業日や営業時間などのチェックも忘れずに!
最後に
一見ややこしそうに感じる蛍光灯の外し方ですが、案外簡単に自分で取り外すことができそうですね。蛍光灯の取り外しや処分などを実際にやってみることで、次から気負いなく交換することができるでしょう。「自宅の蛍光灯が切れてしまった!」というときの参考にしてみてくださいね。
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