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2021.07.14

「子どもの病院嫌い」を克服する方法とは?【専門家監修】

病院嫌いな子どもはたくさんいると思います。親であれば、病院に対する不安や怖さを払拭してあげたいと思いますよね。 子どもの病院嫌いに効果的な方法はあるのでしょうか?専門家に話をうかがいます。

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病院に行く度に大泣きする我が子、克服方法はある?

未就学児は風邪も引きやすく、小児科にお世話になることも多いと思います。予防接種を怖がったり、嫌がったりするのは当然ですが、問診でも泣いてしまったり、行きたくないと駄々をこねる子どもに困っている親御さんも多いのではないでしょうか。できることなら子どもに怖い思いや不安な気持ちになって欲しくない。そんな親の想いを、臨床心理士・吉田美智子さんに相談してみました。

〝 病院=嫌な場所〟という認識を「ごっこ遊び」で払拭!?

「まず〝病院嫌い〟になってしまうのは、自分が調子が悪いときに連れて行かれて、痛いこと・嫌なことをされる場所、と学習してしまったときに生じていると思われます。ただでさえ、具合悪くて機嫌も良くないところに、よく知らない大人が口に棒を突っ込んだり、聴診器を当ててくるのだから無理もありません。

また、未就学児くらいだと病院の役割や、何をするところなのかがよく理解できないので、余計に怖く・嫌だと感じると思います。例えば、注射をするとき・しないときがあるのも理解できないし、自分は痛くないけど、〝痛い~!〟と泣いている子がいたりするのも、余計に不安になる。

基本的なことですが、病院について子どもがわかるように説明してあげることが大切です。お医者さんの絵本もたくさんありますから、上手に利用しましょう。時間があるときは【ごっこ遊び】も有効的です。皆さんも小さいころ、お医者さんごっこをしたことあると思います。症状を聞いたり、聴診器を当てたり、注射を打ったり、お薬を出したりと、楽しみながら病院の擬似体験ができますよね。親子で〝お医者さん〟と〝患者さん〟の役割交代をするのも忘れずに。

それでも、実際病院へ行くと怖がる子もいると思います。お医者さんがどんなことをするか、見通しを伝え、無事に終わったらぜひご褒美をあげてくださいね」

病院で子どもが大泣きしてしまうと、親としては焦ってしまうことも。日々の暮らしの中で、病院の存在をポジティブに表現できるといいですね。

取材・文/福島孝代

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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