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【目次】
人気の「珪藻土バスマット」を使おう
珪藻土バスマットは、サラッとした使い心地が好きな人におすすめです。また、珪藻土には従来のバスマットの素材とは違う特徴があります。 どのような特徴があるのか、見ていきましょう。
珪藻土とは?
珪藻土の原料は、珪藻と呼ばれる「藻類や植物プランクトンの化石」です。掘り出した珪藻土を細かく砕き、ペースト状にしたものを固めて、さまざまな製品に加工しています。
無数の小さな穴が開いている構造で、湿気を調整する働きがあり、壁の内装材にも使われてきました。
珪藻土で作られたバスマットは、ぬれた足をのせても瞬時に水分を吸収することが特徴です。吸水性に優れていることから「歯ブラシ立て」や「せっけん置き」などにも使われています。
珪藻土バスマットの魅力
珪藻土は自力で湿度を調節できるため、速乾性があります。湿気をためこまないので、ジメジメしたバスマットのお手入れに悩んでいる人におすすめです。
このほかにもカビやダニの繁殖を抑制したり、消臭・脱臭できたり、さまざまな効果があります。不衛生な状態になりにくく、従来のバスマットのように毎日洗濯する必要もありません。
生乾きの嫌な臭いも発生しないので、脱衣所や洗面所の清潔感もアップするでしょう。
吸水機能が失われてきた場合のヤスリがけを除き、特別なお手入れは不要です。使用後は壁やスタンドなどに立てかけ、風通しがよい場所に置くと長持ちします。
珪藻土バスマット選びのポイント
一般的なバスマットは、素材・サイズ・デザインなどの好みで選ぶ人が多いでしょう。しかし、珪藻土のバスマットを選ぶ際は、チェックする点が異なります。
どんな点にこだわって選べばよいのか、見ていきましょう。
品質や生産国で選ぶ
珪藻土は生産国や産地によって品質が異なります。日本の主な産地は、北海道・秋田県・石川県・岡山県・大分県などです。安価な海外製品の中には、人体に害のある物質が混入していることもあるので、産地はよく確認しておきましょう。価格やデザインだけで選んでしまうと、期待したような吸水性や調湿性を得られず、出番がなくなってしまうかもしれません。
「産地が明確に記載されている商品」は、素材にこだわっている証拠です。家族みんなで使うのであれば、なおさら品質にこだわり、安心して使用できるものを選びましょう。
サイズで選ぶ
珪藻土バスマットは、さまざまなサイズが販売されています。狭いスペースで使える小さめのサイズもあれば、家族で使える大きめのサイズもあり、種類が豊富です。
小さめのサイズは割れたり欠けたりしにくく、扱いやすい特徴があります。大きめのサイズは吸水性に優れていますが、重さがあるので持ち運びしづらい点がデメリットです。
また、敷きっ放しにしておくと湿気がたまり、劣化の原因となるので立てかけておく必要があります。
頻繁に立てかけることを考えると、軽量なものを選ぶと倒れたときも安心です。商品によっては耐荷重が設定されているものもあるので、併せてチェックしておきましょう。
デザインで選ぶ
珪藻土バスマットはシンプルなデザインが主流ですが、表面に模様があったり、イラストが描かれたりしているものもあります。
細かい彫刻が施されたデザインは、溝や模様の部分に汚れがたまりやすいので、お手入れのことを考えるとシンプルなものがおすすめです。
また、角に丸みがある長方形のほか、楕円形などの形もあります。
カラーバリエーションも豊富で、白やベージュ以外にも、自然素材ならではのナチュラルカラー、染色したパステルカラーなどもあります。置く場所のイメージに合ったものを選べるでしょう。
おすすめの国内メーカー
珪藻土バスマットは多くのメーカーで取り扱っていますが、信頼できるメーカーの商品を選びたいという人は少なくありません。
おすすめの国内メーカーと、それぞれの特徴を紹介します。
吸水力や機能性が高い「宇部興産建材株式会社」
宇部興産建材は、左官材やコンクリート資材などの建設資材を取り扱うメーカーです。国産珪藻土を使用した「足快バスマットシリーズ」を展開しています。
高品質な秋田産の珪藻土を使用し、国内工場で素材の製造から製品加工まで、一貫生産していることが特徴です。
独自の特許技術により、高い吸水性や脱臭機能を持つ珪藻土バスマットを開発しています。
シンプルなものから模様が入ったもの、加賀友禅染めのものなど、個性が感じられるおしゃれな珪藻土バスマットが見つかるでしょう。
品質に定評のある「soil」
創業から200年以上にわたり、左官工事を手掛けてきた石川県金沢市のメーカーです。秋田県産や石川県産の「高品質な珪藻土」を使用し、高度な技術を持つ左官職人が仕上げています。
一つ一つに「手作りならではの味わい」があり、自然素材の風合いを生かしたデザインが魅力です。
パルプ繊維やひる石などとミックスした、ほかにはない珪藻土バスマットも生み出しています。
珪藻土を使用した、さまざまな製品を展開していることもポイントです。珪藻土せっけんやティッシュボックス、まな板立てなど、水まわりのトータルコーディネートをかなえてくれます。
天日干しを可能にした「フジワラ化学株式会社」
建物の内外装に関する材料をメインで取り扱っているほか、一般向けのDIY塗壁材なども販売しているメーカーです。
フジワラ化学の珪藻土バスマットは、割れる原因になるためタブーとされていた「天日干し」ができます。汚れたら流水でよく洗い、太陽に当てて乾かせるので長く愛用できるでしょう。
デザインは染料や彫り模様などを使わない、シンプルでメンテナンスしやすいものがメインです。本社を置く愛媛県のイメージキャラクター「みきゃん」とのコラボ商品も展開しています。
フジワラ化学株式会社(珪藻土・塗り壁・内装材・壁材・仕上材・漆喰・聚楽(じゅらく)・塗替え)
日本製のおすすめ珪藻土バスマット
商品を選ぶ際に、日本製にこだわる人は少なくありません。万が一、不具合や破損などがあったときも、国内メーカーであれば連絡が取りやすいでしょう。
信頼ある日本製の珪藻土バスマットの中から、おすすめの商品を紹介します。
薄くて軽い「soil BATH MAT light」
重さ約1.8kg、薄さ0.95cmの珪藻土バスマットです。立てかけたり動かしたりするのに扱いやすい重さで、すき間に収納できる薄さに仕上がっています。soilが展開している珪藻土バスマットの中には、厚さが2.5cmのタイプもありますが、できるだけ使いやすいものが欲しい人にはライトタイプがおすすめです。
パルプ繊維を混ぜることで吸水性がアップし、お風呂上がりのぬれた足を乗せても、瞬時に乾いて快適です。珪藻土の自然な色合いを生かしたシンプルなデザインで、角を丸くすることで温かみも感じられます。
珪藻土のひんやり感が苦手な人は、別売りの専用カバーを装着すると冬場も使いやすくなるでしょう。
商品名:soil BATH MAT light
簡単メンテナンス「フジワラ化学 NEW足乾バスマット」
幅55×奥行43cmと、家族で使える大きめサイズの珪藻土バスマットです。彫り模様のないシンプルなデザインでお手入れがしやすく、どんなインテリアにもマッチします。
珪藻土バスマットの中では珍しく、天日干しも水洗いも可能なタイプです。使用した次の日は、日光に当てて乾燥させれば殺菌できるので衛生的に使えます。
また、汚れが気になったときは、流水に当てながらスポンジでやさしくこするだけとメンテンナンスも簡単です。清潔感を保ちながら長く使えるでしょう。
吸水速乾性に優れていることはもちろん、安心の日本製、欠けにくい面取り仕上げなど、満足度の高い商品です。
商品名:フジワラ化学 NEW足乾バスマット
吸水力抜群「宇部興産建材 なのらぼ 足快バスマット」
国産の珪藻土と「ナノテクノロジー」を駆使して作られた、速乾性と吸水性に優れた珪藻土バスマットです。約28秒で15ccの水分を吸収し、ジメジメ感を残しません。
においを吸着・分解する脱臭効果があり、カビや雑菌の発生を抑制する設計です。
レギュラーサイズは縦42.5×横57.5×厚さ0.9cmと、家族で使いやすい大きさ。コンパクトサイズやビッグサイズもあるので、家族の人数に応じて選びましょう。
プレーンタイプは、シンプルな1本の溝がアクセントです。このほかにも、リーフ、バブル、タイルなどの柄が入っているものもあります。バリエーションが豊富なので、バスマットにおしゃれさを求めたい人におすすめです。
商品名:宇部興産建材 なのらぼ 足快バスマット
特許技術を駆使した「アスウェル 珪藻土バスマット Made in Japan刻印」
秋田県産の珪藻土を100%使用し、抗菌機能と消臭機能を備えた珪藻土バスマットです。
特許技術のナノテクノロジーにより珪藻土の穴をより微細にし、優れた吸水性を発揮してくれます。また、吸着した臭いを分解し、無臭化する消臭技術は特許申請中で、汚れたときは水洗いできるところも使いやすいポイントです。
横57.5×縦42.5×厚さ0.95cm、耐久重量は200kgと丈夫なので、子どもと一緒に乗っても安心して使えます。
右下に小さく刻まれた「Made in Japan」の文字がワンポイントです。
商品名:アスウェル 珪藻土バスマット Made in Japan刻印
デザイン性の高いおすすめ珪藻土バスマット
たまにはバスマットのデザインを変えて、気分転換や模様替えを楽しみたい人もいるでしょう。
シンプルなデザインが多い珪藻土バスマットですが、個性的でおしゃれなタイプもたくさんあります。
デザイン性の高い珪藻土バスマットの中から、おすすめの商品を紹介します。
バスタイムが楽しみになる「Francfranc 珪藻土バスマット パフューム」
人気のインテリアショップ「Francfranc」オリジナルデザインの珪藻土バスマットです。「パフュームボトル」のデザインは、ほかにはない個性的なアイテムが好きな人におすすめ。インテリアのアクセントにもなってくれます。
幅51×奥行40×厚さ1cmと、やや大きめなので家族でも使いやすいサイズです。
吸水性や調湿性にも優れており、サラサラな状態をキープするため、いつでも快適に使うことができます。
バスマットとしてだけでなく、湿気が気になるクローゼットやキッチンなどに置いても活躍してくれるでしょう。角を丸く仕上げているので、子どもやお年寄りがぶつかっても安心です。
商品名:Francfranc 珪藻土バスマット パフューム
北欧好きにはたまらない「moz unbain 珪藻土バスマット+(プラス)×moz」
「moz」はスウェーデン発の人気ブランドで、かわいいだけでなく機能的なアイテムを展開していることが特徴です。
珪藻土バスマットには、mozのモチーフであるヘラジカの「エルク」が施されています。かわいらしさの中にもインパクトが感じられるデザインで、バスルームの雰囲気を明るくしてくれるでしょう。
珪藻土に「植物繊維」を混ぜ込んでおり、軽さと丈夫さも備えています。
重量は「約2.2kg」なので、女性でも持ち上げたり動かしたりが簡単です。使い続けて吸水力が衰えてきたときのために、紙ヤスリも付属しています。
商品名: moz unbain 珪藻土バスマット+(プラス)×moz
市松模様がかわいい「ピュアリフレ 珪藻土タイルバスマット」
木製のフレームに珪藻土のタイルを敷き詰めた、異素材の組み合わせが珍しいバスマットです。色違いのタイルが互い違いに配置された市松模様で、バスルームにおしゃれさも演出してくれます。
特徴は見た目だけでなく、幅54.4×奥行 39.3×厚さ1.5cmのLサイズの珪藻土タイルで約180mlも吸水できる実力を持っています。また、冬でも冷たさを感じにくい、ウォームタイルを採用していることもうれしいポイントです。
タイルの一枚一枚に「アーチ状の丸み」が付いており、乗ったときに足裏を適度に刺激してくれます。お風呂上がりに乗るのが、楽しみになるでしょう。
商品名:ピュアリフレ 珪藻土タイルバスマット
コスパ抜群のおすすめ珪藻土バスマット
珪藻土バスマットの中には、価格が1万円を超えるものもあります。初めて使う人には、あまり高価なものだと手を伸ばしづらいかもしれません。
予算内で購入しやすい、コスパに優れた珪藻土バスマットを紹介します。
リーズナブルでも高機能「Vailge 珪藻土バスマット」
3000円以下の低価格ながら吸水力や速乾性に優れており、「カビやダニの抑制機能」「ニオイ吸着・消臭機能」など、珪藻土バスマットのよさをひととおり感じられる商品です。
大理石のようなマーブル模様で、デザイン性が高いところもおすすめのポイントです。サイズは幅45×奥行35×厚さ0.9cmとやや小ぶりなので、コンパクトなバスルームでも使いやすいでしょう。
便利な「滑り止め」とお手入れに使う「紙ヤスリ」が付属しています。
商品名:Vailge 珪藻土バスマット
滑りにくく安全「チチロバ バスマット 珪藻土 滑り止め」
「約10秒」で足裏に付着した水分を吸水してくれる、珪藻土バスマットです。汚れたら水で丸洗いでき、洗浄後はタオルなどで拭いて、陰干しするだけでメンテナンスができます。
S・M・Lの3サイズ展開で、Sは1人用、Lサイズは幅60×奥行39×厚さ0.9cmと、家族でも使える大きさです。単色のほか、パンダや木目調、ボーダー柄など、カラーバリエーションが豊富なので、バスルームに合うものが見つかるでしょう。
「滑り止めシート」と「紙ヤスリ」が付属しているため、別途購入する必要はありません。国際検査機関SGS-SVHCの検査をクリアし、安全性も確保されています。
商品名:チチロバ バスマット 珪藻土 滑り止め L
うれしい消臭作用付き「アイリスオーヤマ 速乾快適バスマット」
お手頃な価格で、初めて珪藻土バスマットを使う人におすすめの商品です。2000円前後で購入できるにもかかわらず、臭い成分を吸着する「消臭作用」や、カビやダニを抑制する「調湿性」があります。
Mサイズは幅45×奥行38×厚さ0.9cm、重量は約1.55kgです。コンパクトなバスルームでも使いやすい大きさで、メンテナンスが苦にならない重さも魅力です。
珪藻土の含有量は50%で、紙パルクや消石灰などの素材とミックスしています。ロゴや刻印などがないシンプルなデザインで、どんなインテリアにも合わせやすいでしょう。
商品名:アイリスオーヤマ 速乾快適バスマット M
珪藻土バスマットのお手入れ方法
珪藻土バスマットは従来のバスマットとは違い、洗濯してから干すという作業を省けるものの、衛生的に使うためにはお手入れが必要です。
珪藻土バスマットの基本のお手入れ方法を紹介します。
定期的に陰干しする
珪藻土は調湿機能を持っているため、使用後に放置しても、サラッとした質感を保ってくれて快適な使用感です。
しかし、全くメンテナンスをせずに使い続けていると、吸湿性の低下を感じることがあります。週に1回程度は風通しのよい場所で陰干しすると、購入当初のような使い心地を保てるでしょう。
商品にもよりますが、直射日光を浴びるとバスマットが反って割れてしまうことがあるので、陰干しが基本です。
また、素材を押し固めて作ってある都合上、強い衝撃を加えたり落としたりすると割れてしまいます。落下する危険がある場所には、干さないようにしましょう。
メンテナンス方法は商品によって異なるので、商品ごとのお手入れ方法をチェックすることが大切です。
吸水力が落ちたらヤスリをかける
珪藻土は目に見えないほどの小さい穴がたくさんあることで、優れた吸水性や速乾性を発揮します。しかし、長期間使い続けていると、目詰まりを起こすことがあります。
表面のホコリやゴミなどは、タオルや布で定期的に乾拭きして取り除きましょう。細かい汚れが穴に詰まった状態では、うまく水分を吸収してくれません。
吸水性がなくなってきたと感じたら、目の細かいタイプの「紙ヤスリ」で表面をこすりましょう。強くこすりすぎると変形してしまうので、汚れが付着し吸水性が悪くなった部分を中心に、軽くヤスリをかけます。
目詰まりが解消されれば、快適な使い心地が復活します。上手にメンテナンスするには、目の粗さが「#240」前後の紙ヤスリがおすすめです。
トップ画像/(C)Shutterstock.com
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