「睡眠欲」と上手く付き合うには?
まずは生活リズムの見直しからはじめてみましょう。スマホの見過ぎなどの要因を排除し、眠る時間の過不足はないかを意識。夜ぐっすりと眠れる環境作りをしてみましょう。それでも日中に睡魔に襲われる場合には、短時間の昼寝を取り入れるなどが解決に繋がる場合もあります。
「食欲」と上手く付き合うには?
こちらも、生活リズムの見直しから。栄養バランスの良い食事を三食とることが大切です。“ながら食べ”などの惰性は止めて、食べている時間とそうでない時間を区切ることも効果的。しっかりと咀嚼することで、満足感も得られます。
ダイエットを意識しすぎると、逆に食への執着が強くなる場合もあります。反動で過食してしまう恐れもあるので、食べてしまったことに罪悪感を持たないことも大事。決まった時間に三食とることで全体の量を減らすなど、調整してみましょう。
「性欲」と上手く付き合うには?
女性の場合の欲求不満は、他者に危害を加えるというよりも自分自身のイライラなどに現れる人もいます。かつてはタブーとされがちだった女性の「性欲」ですが、パートナーがいる方は相手に相談したり、自分を満たすセルフプレジャーなど欲求を昇華させる行為がオープンにされてきているようです。
とはいえ、スポーツで体を動かしたり、マッサージや入浴で心身をリラックスさせることで解消することができる場合も。また食や睡眠で補える場合も多いので、個人個人にあった方法を模索して、自分の心と体を労わりながら安定した精神状態を保ちたいものです。
【目次】
最後に
仏教を説いたブッダは、「三大欲求」に加えて、「生存欲」「怠惰欲」「歓楽欲」「承認欲」を加えた「七大欲求」を人間の陥りやすいものとして示しました。またキリスト教でも「七つの大罪」として戒められてきた欲求があります。欲求コントロールは人間にとって永遠のテーマ。生理的な欲求のほかにも、さまざまな欲が生まれがちな現代だからこそ、あえて「三大欲求」に意識をむけて、自分自身を内観する時間が必要なのかもしれません。
▼あわせて読みたい