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LIFESTYLE暮らし

2021.07.25

東大教授が教える「頭のいい人」のスゴイ思考習慣|「考え続ける人」と「気合い系の人」の大きな違い

私たちは今、あらゆることが複雑に絡み合っている社会を生きています。変化が激しく不確実で複雑かつ曖昧な状況であるVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代を生きていくためには、何が必要でしょうか?  『東大教授の考え続ける力がつく思考習慣』を上梓した東京大学先端科学技術研究センター教授の西成活裕氏が、頭がいい人が身につけている「思考習慣」を紹介します。

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西成 活裕
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思考習慣があれば、やるべきことがこのように具体化するのです。地域活性化のためにお客を増やしたいという目的は同じでも、呼び込みの1段しか手段を考えられない人と、客層別の対策まで数十段に分けて考えられる人とでは、結果的に大きな差が出ることは言うまでもありません。

身近なところで言えば、部屋の片づけも同じです。物がごちゃごちゃ積み上がっている散らかった部屋は、ぱっと見ただけで片づける気などなくなるでしょう。

では、玄関だけ、廊下だけ、ベッドだけ……と部屋の中を細分化したらどうでしょうか? 「そこだけならなんとかなるかも……」という気になりませんか?

0か100か、白か黒かの2択で考えると、もう片づけは諦めて汚部屋に住み続けるか、業者に処分を頼んで新しい部屋に引っ越しするか、といった短絡的な発想になりがちです。

時間も場所も関係ない

そんなときも思考習慣が身についていれば、「2.多段思考力」と「7.微分思考力」で1つひとつやるべきことを具体化して実行し、目標達成することができるのです。

「思考体力」を使って考え続ける「思考習慣」を身につけることができれば、失敗も、挫折も、学びにでき、成功につなげることができるでしょう。

「思考習慣」を身につけることに、時間も場所も、まったく関係ありませんし、お金は1円もかかりません。忙しくて余裕がなかったり、面倒くさくなって考えることをいったんやめても、諦めずにまた考え続ければ思考習慣が身についていくのです。

『東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣』(あさ出版)

東京大学先端科学技術研究センター教授

西成 活裕(にしなり かつひろ)

専門は数理物理学、渋滞学。1967年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業、同大大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。その後、ドイツのケルン大学理論物理学研究所などを経て現在に至る。予備校講師のアルバイトをしていた経験から「わかりやすく教えること」を得意とし、中高生から主婦まで幅広い層に数学や物理を教えており、小学生に微積分の概念を理解してもらったこともある。著書『渋滞学』(新潮社)で、講談社科学出版賞などを受賞。ほかに『とんでもなく役に立つ数学』『とんでもなくおもしろい仕事に役立つ数学』(KADOKAWA)、『東大人気教授が教える 思考体力を鍛える』(あさ出版)など、著書多数。

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東洋経済オンライン

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