「子供っぽい人」にはどんなイメージがある?
年齢で考えればすっかり大人なのに、どこか子供のような言動が見られる「子供っぽい人」。言葉の裏には「もう大人なのに幼く見える」「大人気ない」といったマイナスなイメージが込められています。そのため、「子供っぽい」と言われたら何か非難を受けた気分になることもあるでしょう。一方、子供っぽいことがすべて悪いわけではなく、その人の個性となって魅力的に映る場合もあります。詳しく見ていきましょう。
ネガティブな意味で使われることが多い
「子供っぽい」は、ただ客観的に子供のように見えるというよりは、「大人らしい振る舞いができない幼稚な人」というネガティブなニュアンスを含む傾向があります。会話の中で「子供っぽい」が出てきたら、自分の言動にを批判する意味合いが含まれていると考えられるでしょう。褒め言葉で「子供っぽい」が使われることはほとんどありません。
子供っぽい人の4つの特徴
子供っぽさは、性格や言動・態度、見た目、話し方という4つから判断できます。もともとの性格で子供っぽい人もいれば、言動や態度に子供っぽさが現れる人、表情などの見た目や、語尾を伸ばすなどの特徴的な話し方が幼く感じる人など、さまざまです。 ここでは、4つの観点から見た子供っぽい人の特徴について詳しく見ていきましょう。
性格
子供がそのまま大人になったような素直な性格の人がいます。何事にも好奇心旺盛で、感情を率直に表すのが特徴です。楽しい時は素直に喜びますが、気に入らないことがあるとすぐに表情や態度に表します。自分の欲求に正直で思うままに行動するため、自己中心的と思われることもあるでしょう。機嫌がいいときは状況や後先のことを考えずに突き進む傾向もあります。
言動や態度
行動や態度が子供っぽい人もいます。いつも落ち着きがなく、集中できません。職場でも、ひとつの仕事が終わらないうちに別の仕事に手を出すなど、慌ただしい様子です。落ち着きがないため、会議中に人の話を聞いていないこともあります。その一方で、好きなことには没頭しやすいのも子供っぽい人の特徴です。何かに熱中すると、スケジュールも考えずにやり続けてしまいます。
見た目
見た目が子供っぽい人も。TPOを考えず、いつも同じような服装の人やシーンに合わせて見た目に気を配れない人は、子供っぽいと思われやすいでしょう。
話し方
話し方が子供っぽい人もいます。語彙力がない場合がそのひとつです。何かに感動したとき、人を褒めるとき、驚いたときなど、どの場面でも「すごい」としか言いません。困ったことや優れていることに対しても同じく「やばい」と表現したりします。語尾や母音が伸びる話し方も子供っぽく見られる特徴です。「です」が「でーす」となり、返事をするときも「はーい」と伸ばします。職場などでは、不真面目な印象を与えてしまうでしょう。
話し方をコントロールできないのも子供っぽく見られます。静かな待合室や混んでいる電車の中などで周囲を気にせず大声で話したりすると、子供っぽいと思われても仕方ないでしょう。
子供っぽさを改善する4つの方法
子供っぽく見られることは若々しく見られるのと異なり、嬉しいことではありません。「子供っぽい」と言われたら、暗に「大人になりきれない未熟な人」と批判された気分になるでしょう。人に指摘されたり自分が子供っぽいと感じたりしたときは、それを改善したい人もいると思います。ここでは、その方法を4つ紹介します。
感情をコントロールする
大人と子供の違いは、感情をコントロールできるかどうかです。子供は思うままに感情を表現しますが、大人はその場の状況をわきまえます。
喜びや感動は素直に表現することで、周りと共感し合えるでしょう。しかし、負の感情も周囲への配慮なく表していると、子供っぽい人と思われても仕方ありません。状況を考えながら、機嫌が悪いときや悲しいときの状態を人に見せないことが大切です。
空気を読む
場の空気を読むのは、大人に必要なマナーです。自分中心に考えるのではなく、その場に合わせた対応ができなければなりません。そのためには、相手の視点に立つことが大切です。表情や態度、言葉、声のトーンなどからその場の空気を感じ取り、空気を壊さないためには自分がどのような役割をするべきかを考えます。そのうえで、相手にとってしてほしいこと、してほしくないことを判断しましょう。
服装はTPOを考える
言動や態度は普通なのに、見た目だけで子供っぽいと思われてしまう場合もあります。若く、可愛く見せたかっただけなのに、想定と違う印象を持たれるのは避けたいところです。逆に、いつも服装に気を使わずラフな格好で、髪に手入れが行き届いていない場合も子供っぽい印象を与えがちです。メイクや髪型、服装をTPOに合わせて考えるよう、心がけましょう。