100均でメイク道具のお手入れ
便利なアイテムや、かゆいところに手が届くような商品まで揃えられている100円ショップ。最近ではコスメも充実していて、ツールやそれを洗うための専用洗剤までしっかり販売してくれています。
化粧品メーカーのスポンジクリーナーだと600〜700円くらいするところ、100円でも十分満足できるものが売っています。実際に筆者もダイソーのパフ・スポンジ専用洗剤を愛用しているのですが、ほかの100均のクリーナーのクオリティが気になり、今回試してみることにしました。
ダイソー・セリア・キャンドゥのメイク道具専用洗剤
パッケージはそれぞれこんな感じです。
それぞれ雰囲気が違い、好みは分かれるところ。そして、見た目からも量の差があることはわかりますね。まずはパッケージや中身の質感などをご紹介します。
【ダイソー】
▲パフ・スポンジ専用洗剤(80mL)¥110
ピンクのボトルで、パフなどのイラストが入った可愛いパッケージ。キャップは押し開けるタイプのヒンジキャップ。クレンジングオイルのようなとろみのある質感。無香料・無着色。除菌の記載あり。内容量は80mL。
※ダイソーには2種類のパフ・スポンジ専用洗剤が売っていますが、今回はこちらを選びました。
【セリア】
▲PUFF & BRUSH DETERGENT for Cosmetic Tools(70mL)¥110
モノトーンでシンプルなデザインのパッケージ。量は今回比較した商品の中では少なめの70mL。しかしパフ、スポンジに加えてブラシも洗えるという点では、お得感あり。キャップはスクリュータイプ。とろみのある液ですが、ダイソーのものより少し粘性は低め。無香料・無着色。除菌の記載あり。
【キャンドゥ】
▲PUFF SPONGE GLEANER (80mL)¥110
シンプルでクリーンな雰囲気の白を基調としたパッケージ。キャップは押し開けるタイプのヒンジキャップ。シャバシャバした水っぽい質感の液。無香料・無着色ですが、ほかの2つに比べるとクレンジング剤特有の香りあり。内容量80mL。
それぞれの洗剤を使って洗ってみたところ…
数日分の皮脂とファンデーションが染み込んだスポンジで、汚れ具合はほぼ同じくらいになるようにして検証してみました。※ファンデーションはウォータープルーフタイプではありません。
【ダイソー】
1度洗いですっきりキレイに汚れが落ちました。泡立ちは強い印象。1度で汚れは落ちたと感じましたが、念のため2度洗い。2度目はゴシゴシこすってみましたが、泡は白く、汚れが残っている様子は見られませんでした。写真の通り、ここまでキレイに汚れが落ちました!
【セリア】
上の写真が1回目の洗い。スポンジに液を付け、揉み込むように洗うと染み込んでいたファンデーションが流れ出てきました。このあと念のため2度洗いしましたが、出てくる泡も白く、茶色い液は出てきませんでした。しっかり汚れは落ちて、洗い上がりはすっきりキレイ。
【キャンドゥ】
洗浄剤がシャバシャバした質感なので、液はスポンジにも素早く染み込みました。ダイソーやセリアのものとは違い、泡立つことなく、握ると汚れた液がスポンジから出てくる感じ。他のものと比べて、やや汚れ落ちは遅いように感じました。
洗い上がりは…左が1度洗い後、右が2度洗い後です。1度洗いで汚れが残ってしまったので、再度洗剤を汚れが残った部分につけて洗いましたが、落ちきらずに少し汚れが残ってしまいました。
私は、ウォータープルーフのファンデーションは使っていないので、セリア・ダイソーのものであれば1回洗いで汚れはしっかり落ちました。キャンドゥのものはちょっと残念な結果に。
ダイソーにはこんなものもあります
▲メイクブラシクリーナー ¥110
底には突起形状の洗浄板がついています。
薄めた液状のクリーナーを入れたら、底についている突起の部分でブラシをとかすようにクルクル動かします。
突起がついていることで、ブラシの中の汚れもしっかり落とせます!
フタはスタンドになっているので、洗ったあとのブラシを置くこともできます。ブラシスタンドまでついているというのは地味にありがたい!ブラシを洗ったあと、乾かすときに困ったことがある人も多いはず。
まとめ
ツールのお手入れ不足は肌にも大敵です。100均アイテムでメイクツールのお手入れも十分にできる時代、手軽に手に入れられるアイテムを使って、こまめにお手入れして素肌美人を目指しましょう。
ライター
土屋美緒
個性派のファッション誌からライターのキャリアをスタートしたためか、少しニッチな商品や情報が多め。ナチュラル、オーガニックが好きな都内在住、令和元年生まれの女児の母。最近の関心ごとは菌活、フェムテックなど。