Contents
公園遊びにテントは必要?
大きな公園へピクニックに出かけたとき、テントを利用している人たちを見たことがある人は多いでしょう。公園でテントを張ると、どんなところが便利なのかを解説します。
日除けや着替え場所として活躍
公園で子どもを遊ばせるとき、テントを休憩場所として利用できます。芝生が一面に広がる公園のように遮るものがない場所では、日除けや風除けができる休憩場所を確保できません。
テントを持って行けば、暑さや風を和らげながらくつろげます。お弁当を広げて食事も取れますし、小さな子どもを遊ばせるスペースにもなるでしょう。
また中が見えないタイプを使えば、プライバシーを保てる点も魅力です。目隠しになるので子どもを着替えさせたり、授乳やおむつ替えなどの世話をしたりもできます。防水加工されたタイプを選べば、雨宿り場所にもなります。
公園向きテントの種類
公園へ持って行く場合、簡単に設営できる簡易テントがおすすめです。簡易型は組み立てが簡単で、一時的な休憩場所として十分な性能を持っているものが少なくありません。簡易テントの種類をチェックしてみましょう。
ワンタッチタイプ
ワンタッチタイプはポールと本体が一体化し、紐を使って「折り畳み傘のように開くテント」です。テントの設営に慣れていない人でも、楽に組み立てられるため人気があります。
テントの上部を持ち上げて引っ張り、ポールとシートをフックなどで固定するタイプが大半です。商品によって異なりますが、数分程度で設営できる簡単な造りになっています。
強度も商品によって異なり、しっかりとしたタイプほど重量が大きい傾向です。居住性が考えられたものや、雨風に強い構造になったものも多く展開されています。
また、大人数向けのサイズもあり、家族みんなで使いたい場合におすすめです。収納すると棒状になるので、車に積み込む際や持ち歩く際も邪魔になりにくいでしょう。
【ワンタッチテント】のおすすめは?特徴や失敗しない選び方まとめました
ポップアップ・オープンタイプ
ポップアップタイプはワイヤーと生地で構成され、袋から出して開くだけで自立します。大型のものはなく、1~3人程度の少人数で使うタイプがほとんどです。収納時にワイヤーを曲げて丸めるように畳むと、厚みが薄い円形になります。大きなものほど収納するときに時間がかかるので、スムーズに畳めるように練習しておきましょう。
オープンタイプは「入り口をふさがない構造」となっていて、頻繁に出入りする際に向いています。風通しがよく、視界が遮られないため開放的です。使用されている生地が少ないことから、軽量で持ち運びにも適しています。
ポップアップ・フルクローズタイプ
設営方法がオープンタイプと同じで、入り口を閉められるタイプをフルクローズタイプといいます。着替えや授乳などに使用するなら「内部をのぞけない状態」を作れる、フルクローズタイプがおすすめです。オープンタイプよりも使われている生地が多い分、重量はやや大きくなります。生地が2重になっていたり防水機能を高めたりなど、居住性を考えて作られているタイプも。
オープンタイプに比べて入り口を閉められる分、雨や風の侵入を防ぎやすいといえます。空気がこもらないようにするための換気口が設けられたタイプや、風に飛ばされにくいタイプも見つかるでしょう。
公園向きテントの選び方
同じ種類の簡易テントでも、大きさや機能はさまざまです。公園に向いているテントを選びたいとき、どんなことに気を付ければよいのか見ていきましょう。
使用人数に合わせて「大きさ」を選ぶ
どんな種類のテントも、収容可能な人数が決まっています。使う人数に合わせて、大きさを選びましょう。荷物をテント内に入れたい場合、「人数+1の収容可能人数」を選ぶ必要があります。
公園で使う場合、子どもだけをテント内で遊ばせるのか、親もテント内に一緒に入るのかを考えましょう。ゆとりがないタイプだと無理な姿勢で出入りすることになり、頻繁に出入りする場合は使いやすいとはいえません。大人もテントの中に入って休憩したい場合、高さが130cm程度、幅や奥行は180cm程度あると余裕を持てます。
「前庭」が付いているタイプのテントなら、親は前庭でくつろぎ子どもはテントの中で遊ぶという使い方もできます。
UVカットや防水加工など「機能」で選ぶ
簡易テントの中には、UVカットや防水加工などの機能が付いていないものもあります。機能が少ないものほど低価格ですが、野外で使用することを考えるとこうした機能はあったほうが無難でしょう。
例えばUVカット加工がされていないと、テント内にいたのに日焼けをしてしまうこともあります。カット率は商品によって異なるので、できるだけ高い効果があるものを選びましょう。カット率は「UPF値」や%で表現され、数値が上がるほど効果も高まります。90%以上のカット率があれば、日焼けの心配が軽減されます。
また、防水加工されていない生地だと、突然の雨に対応できません。「耐水圧」が高く設定されているものほど強い雨に耐えることができ、1500mm程度の耐水圧なら、やや強い雨でも耐えてくれます。
「移動」や「収納」のことを考えて選ぶ
公園にいる時間が短時間だけという場合や、遠くの公園に持って行きたい場合、重いテントを苦労して運ぶ気になれない人が多いでしょう。
小さい子どもがいる場合、できるだけ荷物を減らしたいと考えるママも多いはずです。商品によっても違いますが、ポールを使用しないポップアップタイプの方が、本体の重量は小さくなります。
ワンタッチタイプのテントは「横長の形状」になるため、収納が楽です。ポップアップタイプの収納時は「平たい円形」になります。自宅や車内で収納する様子を、イメージしながら選びましょう。
テントを設営するときの注意点
テントは便利なアイテムですが、使い方に注意が必要です。間違った使い方をすると、周囲に迷惑をかけてしまったり、生地が傷んで寿命が縮んだりすることがあります。どんな注意点があるのか見ていきましょう。
設営禁止の公園もある
公園によっては、テントの使用を禁止していることがあります。設営が可能な場合も、大きさや種類が決められていることがあるので、確認しましょう。
また、「設営できるエリア」が決められている場合も少なくありません。ルールを知らずに使用してしまう人々もいるため、ほかの家族が利用しているかどうかで判断せず、公園の管理事務所やホームページなどを見て確認することが大事です。