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2021.08.26

似ているようで実は異なる。〝支援〟と〝援助〟の意味の違いは!?

【支援】とは、力を貸して助けること・支え助けること、という意味を表す言葉です。では、私たちの社会において行われている「支援」とはどんなものがあるのでしょうか?今回は、「支援」の意味や使い方、ビジネスで使う際の注意点などをご紹介します。

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【目次】
「支援」の意味や読み方とは?
使い方を例文でチェック
類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に

「支援」の意味や読み方とは?

まずは「支援」の意味と読み方、どのような場でよく使われるのかを見ていきましょう。

読み方と意味

支援
「支援」は「しえん」と読み、辞書によると、「力を貸して助けること」、「支え助けること」とあります。

では、私たちの社会において行われている「支援」とは何かというと、福祉における「自立支援」や「就労支援」のように、自ら働き生活ができるための助けを提供することが、一番身近に感じられる具体例ではないでしょうか。

国際協力の場では、発展途上国に対して「教育支援」や「人材育成支援」など、今後その国が自立して発展していく道筋を作る助けとなるプログラムに対して、「支援」という言葉が使われることが多いようです。また、「人道支援」は、自然災害や疫病の流行、武力抗争などの緊急事態やその直後に、時には国同士が直面している難しい関係を越え、危険を承知で人命救助や食糧提供行う支援として使われる言葉です。

福祉においても国際協力においても、他人を支え、力を貸して助けるという意味に変わりはありません。「支援」は、一時の金銭を与えるのではなく、自分の力でやっていけるように助け、支えることを目的としています。

ビジネス等で使う時の注意点

支援「支援」をビジネスで使うのは、どのような場合でしょうか。よく見られるのが、挨拶状などの結びの文で、「今後ともご支援ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」というものです。

上の結びの文でもわかるように、「支援」というものは、あくまでも「支え」であって、全てを相手に頼るものではありません。「ご支援ご鞭撻」とすべきところを、間違っても「ご援助ご鞭撻」としてはいけません。「支援」は、自分が努力し、相手が補助的に助けるというものですが、「援助」となると、自分の努力が見えず、丸投げで「助けてくれ」と言っている印象を与えてしまいます。

「支援」と「援助」の違いとは?

「支援」をより深く知るために、「支援」と「援助」の違いを理解しておきましょう。どちらも他人を助けることには変わりありませんが、「支援」と「援助」では、助ける範囲と立ち位置が異なります。

「支援」は「支え」であって、一部を助けるに過ぎません。一方「援助」は、一部を支えるのではなく、全面的に助けることを意味します。

また、立場的には、「支援」は脇役的な存在ですが、「援助」は自身が主役として全面的に助けるという意味合いが出てきます。

このような「支援」と「援助」の範囲と立ち位置の違いから、先ほど説明したように、「ご支援ご鞭撻」を「ご援助ご鞭撻」と間違ってはいけません。

「支援」と「サポート」の違いとは?

それでは「支援」と「サポート」に違いはあるのでしょうか。「サポート」は、「支援」を英語に訳した時の言葉「support」なので、「援助」のような違いは見られません。サッカー選手やチームを応援する「サポーター」という言葉でもわかるように、「サポート」はあくまでも「支援」と同様に脇役ということが言えます。

使い方を例文でチェック

次に「支援」の使い方を例文でチェックしていきましょう。

1:親会社が支援に乗り出した

業績悪化が続く子会社に対して、親会社が人員を送ったり、資金繰りを支えたりする場合に使われるフレーズです。

2:被災地に支援金が配られた

巨大地震や大規模な水害などにより、被害が大きかった地域の居住者に対して、生活を再建するための助けとして支援金が配られる場合があります。

3:今後ともご支援くださいますよう、お願い申し上げます

ビジネスでよく見られるフレーズです。前述の「ご支援ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と同じく、取引先や顧客に対して使われます。

類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

「支援」の類語や言い換え表現をリストアップしました。ビジネスの場でも度々登場する言葉なので、覚えておくといいでしょう。

1:尽力

「尽力(じんりょく)」は、目的のために力を尽くすことです。ビジネスの場では、物事が上手く運ぶように取り計らってくれた相手に対するお礼の言葉に用いられることが多く、「ご尽力いただきまして、ありがとうございます」というように使われます。

2:力添え

「力添え(ちからぞえ)」は、目上の人に支援を依頼したり、支援に対してお礼を述べる時に使われる言葉で、接頭辞の「お」を付け加えて「お力添え」として使います。「何卒お力添えくださいますよう、お願いいたします」や、「お力添えいただきまして、誠にありがとうございます」というように、依頼や感謝の気持ちを表す時のフレーズに使います。

3:助力

「助力(じょりょく)」も「力添え」と同じように、接頭辞である「ご」を付けて使います。相手の助けに感謝を表す際に「日頃のご助力に感謝します」というように使われることが多い言葉です。「何卒ご助力賜りますよう」というように、依頼にも使えます。

英語表現とは?

支援
前で少し触れましたが、「支援」の英語表現についても確認しておきましょう。「支援」は英語では「support」です。「手助け」を意味する「help」も良く使われる単語です。どちらも馴染みのある単語で、使い方も簡単なので、フレーズごと覚えておくと応用できます。

最初に「support」を使った具体的な例文を紹介します。

・We support local businesses(私たちは地域のビジネスを支援します)

文中の「local」を「your」に変えると、「あなたのビジネスを支援します」となります。このように簡単な例文をひとつ覚えておいて、単語の入れ替えで応用するといいのではないでしょうか。

「help」を使った例文、「Thank you for your help(あなたのご助力に感謝します)」は、使える場も多いので、こちらもフレーズごと覚えてしまいましょう。

最後に

似ているように見えて、内容が異なる「支援」と「援助」。普段何気なく使われている言葉ですが、詳しく学ぶと、助けの範囲や、立ち位置に違いがあるということがわかりましたよね。今後使う時には、ニュアンスの違いを意識して使うようにするといいでしょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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