「嫌い避け」と「好き避け」の違いは?
少女マンガにはよく「好きな子に意地悪をしてしまう」「意識しすぎて避けてしまう」といった不器用な男の子が登場します。
「自分を避けているあの人もそうなのかも?」とときめいてしまいそうですが、本当に嫌いで避けられている可能性もあるので注意が必要です。ここでは、「嫌い避け」と「好き避け」の違いを解説します。

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相手に対する好意の有無
「嫌い避け」と「好き避け」の違いは、相手に対する好意の有無です。好意といっても、恋愛対象とは限りません。毎日接する同僚や知人としても好意が持てるかどうかという意味も含みます。
本当に嫌いな相手に対しては、好意どころかフラットな気持ちで接するのも難しいことがあります。そっけない態度をとったり、応対がぶっきらぼうになってしまったりするのも珍しくありません。しかし、職場であれば社会人として許されない場面もあるでしょう。そこで、嫌な態度をとってしまうくらいなら、と相手を避けるようになります。
つまり、「嫌い避け」とは、相手のことが嫌いだったり苦手だったりするために、無意識に避けてしまう行動のことです。「好き避け」は逆に相手に対する好意を意識しすぎて、自然に振る舞えないために避けてしまうことをいいます。
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嫌い避けする男性の特徴
「嫌い避け」している男性の対応には特徴があります。社会人としてはあってはならないことですが、「どう思われても構わない」「関わりたくない」という思いから出ている行動をチェックしておきましょう。
目を合わせようとしない
「人と話すときは相手の目を見なさい」と、言われた経験がある人も多いでしょう。社会人として普段から意識している人もいるはずです。目を合わせるのは「相手に興味がある」「話を聞こうとしている」という意思表示です。こちらから歩み寄る姿勢を表す大切なポイントともいえます。
しかし、「嫌い避け」をしている人は、そうしたマナーよりも「関わりたくない」「視界に入れたくない」という気持ちが先に立つのです。こちらが話しているのに、目が合わない、合わせようともしないなら、苦手意識を抱かれている可能性も。
また、偶然目が合ったときの反応で分かることもあります。相手が顔をしかめたり、不自然に目をそらしたりしたときは、「嫌い避け」されている場合が考えられます。
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無表情or嫌な顔をする
相手のことを好きというほどでなくても、悪い印象を持っていなければ、話をしたり顔を合わせたりすれば自然に表情がゆるむものです。しかし、「嫌い避け」をしている男性は、たとえ顔をつき合わせて2人で話をしていても、笑顔を見せるようなことはほぼありません。基本的に無表情か不機嫌な顔で、淡々と用件だけを伝えたり、怒ったような口調で話したりします。これはあなたを好ましく思っていないことのアピールともいえ、関わらないでほしいと言外に伝えていると考えられます。
そんなときに「怒ってるの?」「私が何かした?」などと尋ねたり、茶化したりするのは逆効果です。「嫌い」という気持ちを逆なでして、ますます関係を悪化させることにもなりかねません。
近づかないように距離を置く
職場では頻繁におしゃべりに花を咲かせるというわけにはいきませんが、多少の会話や軽口は、人間関係の円滑化に有効なものです。しかし、「嫌い避け」をしている男性とは、そうした会話は基本的に成り立ちません。そもそも、用事のあるとき以外は自分から近づいてくることがないので、話しかけようもないでしょう。
近くに座ったり、自分が話の輪に入ろうとしたりすると、その場を離れてしまうことが多いのも特徴です。一度や二度ならたまたまかもしれませんが、いつもそうなら「嫌い避け」されている可能性があります。近くにいると他の人の手前、どうしても話をしたり、関わったりしなければならないので、そうした状況を避けようとしているのです。
「嫌い避け」と「好き避け」の見分け方
相手が自分を本当に嫌っているのか、それとも実は意識しているのか、どうしたら分かるのでしょうか?ここでは、分かりにくい「嫌い避け」と「好き避け」を見分けるためのポイントを解説します。

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