「しつこい人」ってどんな人?
「しつこい人」というと、どのようなタイプの人が思い浮かびますか?たとえば断っても会うたびに食事に誘ってくる取引先の人、毎回はぐらかしてもプライベートな質問を繰り返してくるママ友、一方的に勘違いをしてストーカーのようにつきまとってくる人や、SNSなどのネット上での「しつこい人」まで、いろいろなパターンがありそうです。「しつこい」という言葉の意味をふまえて、そのような人の特徴や心理について迫ってみましょう。
「しつこい」の意味
まずは言葉の意味からみていきましょう。
「しつこい」とは「物事にこだわり、煩わしい様子」「付きまとって、うるさい」「執着している、執念深い」などを意味する表現。また、色や味わい、においなどが「濃厚で、くどい様子」を表すこともできます。関西では「ひつこい」が、同じ意味で使用されることもあります。
また「自分の態度や考えを頑なに譲らない」という意味をもつ「執拗(しつよう)」という言葉が元になり出来た言葉だという説もあります。ですから「しつこい」を漢字で書く場合には「執拗い」と書くこともあるのだそう。
「しつこい人」の特徴
個人個人で感じ方が異なる場合もありますが、どのような行動が「しつこい人」と認識されるのでしょう? 代表的な特徴についておさえておきましょう。
何回断っても、繰り返し誘ってくる
ビジネスライクな付き合いなのに、会うたび食事やプライベートな誘いをしてくる人。友人知人の関係でも、興味のない物や事を勧めてくる人など、断っても断っても、諦めず繰り返してくる人は「しつこい」認定されるでしょう。メンタルが強いか、鈍感なのか…、何度断ってもへこたれない姿はポジティブで見習いたい部分もありますが、社交辞令が伝わらないパターンが多いようです。
一方的な好意や、気持ちの押し付け
営業スマイルや仕事上で話を合わせているだけなのに、好意があると勘違い。一度好意をもたれてしまうことで、相手が「しつこく」アプローチしてくることもあるようです。軽くあしらっても「好意があるに違いない」「断っても照れているだけだ」とプラス思考の思い込み。やたら距離を縮めてきたり、慣れ慣れしい態度で接してくることがあるかもしれません。また世話を焼いてくるお節介さんタイプの場合もあります。いずれにしても、相手の都合や心境を考えられない人が多いでしょう。
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