【目次】
台湾では「乾杯」にルールがある?
「Cheers」、「Toast」、「Salute」、国やシーンによって異なる乾杯の掛け声。台湾の乾杯は日本と同じく「乾杯」。基本、グラスをしっかりと合わせます。
ただし、台湾の「乾杯」には日本とは異なる “ある” 意味が。
台湾で「乾杯 (Gān bēi)」は「飲み干す」という意味
実は台湾、そして中華圏の「乾杯」は、基本、「飲み干す」という意味。読んで字のごとく「乾かす+グラス」ということなのです。英語でいちばん近しい言葉は、「Bottoms up」。
話の節目や話題を切り替えたいとき、そしてもはや何でもない話の途中でもグラスをもち上げ「來 乾杯~ (Lái Gān bēi)」。そんなときには、そのときグラスに入っているお酒をすべて飲み干します。飲み終わって少しでもグラスに残っていると「欸 要幹掉啊~ (ちょっと、飲み干さなきゃ〜)」とすかさず注意が飛んできます。
とはいえ、中にはお酒がそんなに強くない人もいるので、そのときは予めグラスに少なく注いでもらったり、外国人の私なぞは「この乾杯はジャパニーズスタイルね♡」とさりげなく「意味はわかっているよ」とにおわせながら交わしてみたり (笑)。
お酒の場を気持ちよく過ごせるようになれば、きっと中華圏での世渡りもうまくいくこと、間違いなし!です。
【続】
▼ あわせて読みたい記事
ライター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。@chiyuki_arita_official