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2021.09.23

【ご参考ください】って正しいの?意味や使い方、類語表現などを紹介

ビジネスで耳にする【ご参考ください】という言葉。日本語的には正しいのでしょうか?今回は「ご参考ください」の意味や正しい表現、類語などをまとめてご紹介します。

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【目次】
「ご参考」の意味や読み方とは?
使い方を例文でチェック
類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
「ご参考」の英語表現とは?
最後に

「ご参考」の意味や読み方とは?

「ご参考」は、相手に何かを見てもらいたい時に使う言葉の一つです。「ご参考」の正しい意味や読み方からみていきましょう。

ご参考

読み方と意味

「ご参考」は、「ごさんこう」と読みます。「参考」は、「何かをしようとするとき、他人の意見や他の事例、資料などを引き合わせてみて、自分の考えを決める手がかりにすること。また、そのための材料(小学館『デジタル大辞泉』より)を表す名詞。「ご参考」と、丁寧語の「ご」を付けることで相手が意見や資料と照らし合わせて判断することを表す言葉になります。

「ご参考ください」は誤用?

一見、「ご参考ください」は敬語表現のように思われますが、正しい日本語の表現だとは言えません。なぜなら、名詞である「参考」に「する」という動詞をつけて、「参考する」という表現が存在しないからです。この場合、「参考にする」、「ご参考にしてください」が正しい表現。より丁寧な表現にする場合は、「ご参考になさってください」と言います。

「ご参考」と「ご参照」の違いとは?

「ご参考」と似た表現で「ご参照」という言葉があります。これらの違いについて解説すると、「参照」とは、「他のものと照らし合わせて参考にすること」。メインの物事をわかりやすくするための資料や説明書などがある場合に使うことができる言葉です。また、「ご参照」の場合は、「ご参照ください」とするのは正しい表現。反対に、「ご参照にしてください」は誤った表現になります。

ビジネス等で使う時の注意点

ご参考

相手に必ず見てもらいたいものには相応しくない

「ご参考」は、「参考にするかしないかは相手に委ねる」という意味合いを含んでいます。よって、必ず相手に目を通してもらいたい重要な書類や請求書などに対しては相応しくない表現。そのような場合は、「ご査収ください」や「ご覧ください」などの、見ることを促す意味合いの強い表現にする必要があります。

「ご参考にしてください」は失礼?

「ご参考にしてください」は、日本語として正しい表現。しかし、ビジネスシーンにおいて目上の方や取引先の相手には、敬意に欠ける表現になる場合があります。見てもらいたいものが参考にできるのか、できないかは相手が決めること。それを「ご参考にしてください」と断定的な言い方をすると、上から目線のような印象を与えかねません。ビジネスシーンでは丁寧な言い回しをする方がベターです。

「参考にさせていただきます」は失礼にあたる?

「参考にさせていただきます」は、目上の方からのアドバイスに対しての返事として広く浸透しています。間違った表現ではありません。しかし、「参考」は、「判断の手がかりにする」というニュアンスを含む言葉。「参考にさせていただきます」という返事は、助言をした側からすると、アドバイスが聞き入れられているかどうかが曖昧に感じられてしまいます。よって、目上の方には使わない方が賢明。「お手本にさせていただきます」や「活用させていただきます」とすると謙虚さを表すことができます。

使い方を例文でチェック

「ご参考ください」をビジネスシーンで使うにはどう表現したら良いのでしょうか? 「ご参考」の使い方を例文でチェックしていきましょう。

ご参考

1:「こちらがパンフレットでございます。是非、ご参考になさってください」

「ご参考になさってください」は「ご参考ください」を丁寧にした言い回し。相手に対して参考になる物を提示する際に使うことができます。「〜なさってください」は、「する」の尊敬語「なさる」+「ください」で成り立ちます。

2:「ご参考になりましたら幸いです」

「幸いです」は、「〜であれば嬉しいです」という意味。よって、「ご参考になりましたら幸いです」とは、「参考になれば嬉しいです」という意味の言い回しです。

3:「ご参考までにこちらの資料をお渡ししておきます」

この場合の「〜まで」とは、動作や作用がそれ以上及ばないことを表します。「ご参考までに」は、「よければ、参考程度にしてください」という意味合い。相手に何かを提案する際に使われます。

類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

相手に見てもらいたいものがある時、ビジネスシーンでは相手の立場や状況によって言い換えが必要になってくる場合がありますよね。類語、言い換え表現を理解しておくと、様々なシーンに対応することができます。ご参考

1:「ご覧ください」

「ご覧ください」は、相手に何かを見てもらいたい際に使う言い回し。「見てください」という意味の尊敬語にあたります。よって、目上の方に使うことができ、頭に「どうぞ」や「是非」、語尾には「ませ」や「お願いいたします」をつけて使われることが多いフレーズ。見えるものであれば、何に対しても使うことができます。

(例)こちらのアンケート結果をご覧くださいませ。

2:「ご一読ください」

「一読」とは、「一度読むこと、ひととおり読むこと(小学館『デジタル大辞泉』より)。「ご一読ください」は、「さっと目を通してください」という意味合いの敬語表現です。「さっと目を通す」というニュアンスの言葉ですが、ビジネスシーンでは、しっかり見てほしいものに対しても謙遜した言い回しで使われることもあります。

(例)こちらが会議資料です。ご一読くださいますようお願いいたします。

3:「ご高覧ください」

「ご高覧ください」は、「ご覧ください」をより丁寧にした言い回し。相手に見てもらいたいものがある時に使います。「ご高覧」は、敬語の中でも格式の高い表現のため、高い役職の方や重要な取引先の相手に対して使うことができます。

(例)ご高覧いただきけますと幸いです。

「ご参考」の英語表現とは?

「参考にしてください」ということを英語で伝えたい時に、使えるフレーズをみていきましょう。

「参考にする」は、「refer to 〜」

・Please refer to instruction manuals.(説明書を参考にしてください)

「ご参考までに」は、「For your reference 」

重要ではないけれど、相手にとって役に立ちそうな情報を提供する際に便利なフレーズ。略して「FYR」ともいい、主にメールの件名や文末に付けられます。しかし、この表現は皮肉っぽく受け取られることもあるため、目上の方や取引先の相手に対して使うのは避けた方が良いでしょう。

・For your reference, this restaurant is normally closed on Mondays,(ご参考までに、このレストランは月曜日が定休日です)

最後に

「ご参考ください」は、誤った表現だということがわかりました。ビジネスシーンでは正しい敬語表現が求められます。相手の立場や状況に合わせて適切な表現ができるビジネスパーソンは社内外からも信頼が厚いでしょう。「ご参考」という言葉を使いこなす「ご参考」になさってください。

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