臭い対策には抗菌作用のある柔軟剤を
臭いの原因はズバリ雑菌の繁殖。
これを防ぐには抗菌作用が高い柔軟剤を使用するのがおすすめなのだそう。洗剤だと、おしゃれ着に使えないものもありますが、柔軟剤なら使い勝手がよく大活躍。
伸びにくいニットの洗濯方法も覚えておいて
おしゃれ着は手洗いするのがベスト!
ニットを伸びないよう丁寧に洗うなら、洗濯機ではなく〝手洗い〟が推奨されています。
基本的な手洗いの方法は以下。
1. 汚れの前処理
汚れが気になる部分があれば、おしゃれ着用洗剤の原液を、事前に直接塗布しておきます。トントンと軽く叩いてなじませて。
2. 洗濯液を作る
水4Lにおしゃれ着用洗剤約10mlが目安です。ニットは洗濯液を作ってから入れましょう。
3. 押し洗いする
ニットを〝沈める〞⇄〝浮かせる〞動作を、洗濯液の中で約20回繰り返えします。強すぎると毛羽立ちの原因になるので、優しくくぐらせるようにニットを上下させましょう。
4. 中間脱水
ニットは畳んだままで。30秒など洗濯機の最も短い脱水時間をセットして行います。
5. すすぐ
きれいな水を張ったら、脱水したニットをすすぎましょう。押し洗いと同じ要領でニットを動かすのがポイントです。
4→5をもう一度繰り返し、仕上げに再度脱水したら完了です。
洗濯機での脱水が心配ならタオルドライで
ライオンの大貫さんによれば、洗濯機の脱水は、遠心力で水分を飛ばすだけなので基本的には問題はないそう。ただし、脱水がNGな服もあるそうなので、必ず洗濯表示の確認をすることを推奨しているようです。
「洗濯機で脱水ができないときは、上の写真のように服をタオルではさんで水分を取りましょう」(大貫さん)
またパナソニック 広報の方によれば、洗濯機の機種によっては〝ソフト脱水〞モードもあるのだそう。
「洗濯機の種類によっては、脱水の回転数が通常より少ない〝ソフト脱水〞モードも。薄い衣類のヨレや型崩れも抑えてくれます」(パナソニック 広報)
もしも伸びてしまったらスチームアイロンで修正
もしもニットが伸びてしまうなどの型崩れを起こしたら、スチームアイロンで修正が可能だと言われています。
スチームアイロンはなかなか取れない強いシワにもアプローチできる優れもの。ニットやウールなども高温の蒸気でふくらませることが可能です。
ただし、直接当てて伸ばすのではなく、あくまで〝スチーム〟を当てて形を整えるのが推奨されているそう。蒸気は非常に高温なので、火傷にも注意が必要です。
ニットを干すときにあると便利なアイテムもチェック
スライド式のハンガー
スライドで幅を広げることができるハンガーがあると便利。省スペースを有効活用でき、洗濯干しがグッと快適になります。
衣類の平干しネット
ニットの型崩れを防いでくれる、衣類の平干しネットはぜひ用意しておきましょう。
「当たり前ですが、ハンガーに干していた時とは大違い! ハンガーのあともつかず、きれいな状態でニットを着用することができています。干し方ひとつでこんなに気分が変わるなら、早くやればよかった〜! と思い、まだまだ出番の多いニット、着るのも洗うのも楽しめそうです」(読者・奥田陽子さん)