「貧乏神に好かれる家」って?
みなさんは暮らしの中で「風水」や「家相」を気にしていますか? まったく気にしないという人から、インテリアを決めるときなどに参考にするという人まで様々だと思いますが、たとえば「水回りが汚いと金運が下がる」「玄関に靴を出しっぱなしにするとよくない」といった話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。これらはまさに風水や家相に基づいて言われている話なんだそう。
そんな「風水」や「家相」を設計に取り入れている、一級建築士の八納啓創氏が代表を務める株式会社G proportion アーキテクツが今回行った調査は、「貧乏神に好かれる家」について。どのくらいの人が「貧乏神に好かれる家」に住んでいるのかを聞いた、調査の結果をご紹介します。
「貧乏神に好かれる家」の特徴、あなたは当てはまる?
家相に興味がある、または家相を気にしている30歳以上の男女全国860人を対象に行われた今回の調査。「貧乏神に好かれる家」に共通すると言われている5つの項目について、自分の家に当てはまるかどうかを質問しました。
その結果、最も多くの人が当てはまると回答したのは「床に物を直置きする」(50.9%) 。しまっておく場所がないからとりあえず……と床に置いてそのまま、なんてことはありがちですよね。
2番目に多かったのは、「どれも当てはまらない」(37.4%) と回答した人。家相に興味がある人たちに聞いているだけあって、これらの項目はクリアしている人も比較的多いよう。
そのほかの回答は、「玄関に靴や物がいくつも置いてあり、ごちゃごちゃしている」(17.9%) 、「水回りが汚い」(15.9%) 、「照明の電球が切れていたり、壊れたものが置いてある」(12.7%) 、「自宅があまり好きではない(自宅に愛着がない)」(9.3%) の順に多い結果となりました。
建築のプロ・八納啓創氏が解説
それではなぜ、家相においてこれら5つの項目が「貧乏神に好かれる家」に共通するとされているのでしょうか。家相を取り入れた家づくりを行っている八納啓創氏が解説します。
1:雑多な玄関
「玄関の本来の役割は、扉を開けたとき、外から空気および色々なエネルギーが入って来る場所であり、人を向かい入れる場所です。あなたの家の玄関は、この役割がしっかり機能していますか? 雑多な玄関は、濁った空気が入ってきてしまうイメージです。人を向かい入れるという意味でも、訪れた人が全然向かい入れてもらっている感じがしません。そうすると、その家の主は、人との関わりでも雑な印象を与えてしまうので、どんどん運気を逃していってしまう傾向にあります」(八納氏、以下同)
2:床に物を置いている
「家が散らかり始めるときに必ず起こる象徴が、床に物を置く行為です。どんどん床に物があふれていき、床が見えなくなっていきます。風水でも家相でも共通して言われていることですが、地面から上がってきた気を汚いもので塞いでしまうことになります。たとえば、ゴミ袋を床に置いていたら、そのゴミ袋を通過して、汚れた気が上がってくる。それはよいエネルギーになりませんね。つまり、床に物を置くと、風水・家相で得ることができるよいエネルギーを悪くしてしまうことになるのです」
3:壊れたまま
「天井の照明の切れや電球など、壊れたものや故障したものをそのままにしていませんか? 壊れたものや故障したものを家の中に置いているということは、それから負のエネルギーが出ていることだとイメージしてください。『負のイメージ=汚物』と思ってもよいでしょう。天井の照明が切れている状態は、天井に汚物が付いている状態と同じです」
4:水回りが汚い
「水回りをきれいにすると、気持ちが清々しくなります。貧乏神に好かれないためにもきれいに掃除しましょう」
5:家に「愛情」がない
「幸せな成功者たちは、共通してみな住んでいる家が大好きで、家に愛情を注ぎ続けています。一方、貧乏になってしまう人は、住んでいる家を恨んでいたり、嫌いだったりすることが結構多いのも特徴です。貧乏になりたくないならば、1mmでもよいので家のことを好きになっていきましょう! カーテンでも置物でも何でもよいので、まずは1つ探し、それをきっかけに家を好きになっていきましょう」
みなさんの家は、5つの項目に当てはまっていたでしょうか。「風水」や「家相」を取り入れてみたいと考えている人は、参考にしてみては。
【調査概要】
調査期間:2021年10月5日~6日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:家相に興味があるまたは家相を気にしている30歳以上の男女
サンプル数:860人
株式会社 G proportion アーキテクツ調べ
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