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2021.11.28

〝協力のもと〟どう使うのが正しい?「元」「基」「下」の違いも併せて紹介

ビジネスシーンでよく耳にする〝協力のもと〟という言葉。どんな時に使用するのが正しいのでしょうか?今回は「協力のもと」という言葉について詳しくご紹介します。

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【目次】
「協力のもと」の意味とは?
「協力のもと」の「もと」はどの漢字が正しい?
使い⽅を例⽂でチェック
類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に  

「協力のもと」の意味とは?

「皆様からの協力のもと」や、「御社からの協力のもと」など、ビジネスシーンでよく耳にする「協力のもと」という言葉。あらためてその意味を詳しく解説していきます。

意味

まずは、「協力」と「もと」のそれぞれの意味から紹介していきます。「協力」とは、「力を合わせて取り組むこと」、「心を合わせて働くこと」を意味する言葉です。1つの目的のために、2人以上の人、もしくは企業などが、共同して働くときなどに使われます。

「もと」の漢字には「元」、「基」、「下」などがありますが、この場合は、「下」が正しい漢字です。「下」の意味を辞書で見ると下記の通り。

その規則や支配力の及ぶところ。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

つまり、「協力のもと」は、「相手からの協力がおよぶ範囲」を意味します。簡単に言うと「協力してもらうこと」、「協力してもらっている状態」です。また、「もともと「下」という漢字は、上下をあらわすため、「協力のもと」は、協力をしてもらう相手を上に見るニュアンスがあります。

協力のもと

ビジネス等で使う時の注意点

「協力のもと」は、「協力」と「もと(下)」を合わせた表現であると説明しました。協力をしてもらった相手が取引先や上司など、目上の方の場合は、「協力」に「ご(御)」をつけて、「ご協力のもと」という敬語表現にしましょう。その方がより丁寧になるため、相手に与える印象もよくなります。

また、もともと「協力」という言葉が、他の方の力を借りるという意味です。「協力のもと」という言葉を使う時には、そこに必ず他者がいます。そのため、取引先や上司はもちろん、同僚に対してであっても、感謝の気持ちも一緒に添えて伝えると、よりよい関係性を築けます。

「協力のもと」の「もと」はどの漢字が正しい?

「もと」を漢字にする際、「元」、「基」、「下」の3つのうち、どれが正しいのか迷ってしまいますよね。すでに説明しましたが、「協力のもと」の「もと」は、漢字にすると「下」です。「元」、「基」、「下」それぞれの漢字の意味を説明しますので、使う時の参考にしてみてください。

まず、「元」の意味について説明します。「元」は、「物事の始まり」や「根源」などを意味します。ある物事が起きた時、その前の状態のことを「元」と言うこともあります。物事の最初の部分をあらわす時に使うことが多い言葉です。

(例文)
・新規事業はわずかな元手で始められそうだ。
・資料は元の位置に戻してください。
・乾燥する冬場は特に火の元に注意しよう。

次に、「基」の意味を見ていきましょう。「基」は、「土台」や「基礎」という意味です。「基礎」、「基本」、「基盤」という言葉があるように、物事のベースとなる部分をあらわします。

協力のもと
(例文)
・先輩の資料を基に、新しく資料を作り直す。
・いま話題の小説は、事実を基にして作られた。
・「失敗は成功の基」とはよく言ったものだ。

最後に、「下」について解説します。「下」は辞書を見ると、「その力の及ぶ範囲」、「規制が影響する範囲」と書かれています。漢字があらわす通り、影響を受ける物事や人を上に見て、その下に自分がいるとイメージするとわかりやすいかもしれません。

(例文)
・人は皆、法の下に平等である。
・上司の指導の下、新しい取引先の開拓を行っていく。
・親の下を離れ、一人暮らしを始める。

使い⽅を例⽂でチェック

実際に、「協力のもと」はどのように使えばいいのでしょうか。ビジネスシーンで使われることが多いので、例文を参考にして、明日からでも使ってみてくださいね。

協力のもと

1:「納期的にも技術的にも非常に難しいプロジェクトではありましたが、皆様の協力のもと、ようやくウェブサイトがローンチしました」

「協力のもと」を過去形の文章の中で使う場合には、「協力のおかげで」という意味合いが強くなります。この例文では、「皆様の協力のおかげで〜できました」と言い換えることができるでしょう。

どのような仕事であっても、チームで進めるものが多いですよね。特に、1つの目的をもとに結成されたプロジェクトは、チームのメンバーの努力や助けがなければ成り立ちません。無事に、プロジェクトを達成できた場合には、こうした表現で労いと感謝の気持ちを伝えましょう。

2:「A社の協力のもとに、新しい分野での新規事業を構築していく」

「上下」という意味もある「もと(下)」は、どちらかというと、協力を仰ぐ相手を上に見ることが多い表現です。自分の知らない分野に関して、アドバイスをもらったり、指導を仰いだりする場合に、「協力のもと」を使うことができます。

3:「ご参加の皆様からの多大なるご協力とご理解のもと、無事にイベントを終えることができました」

「協力」に「ご(御)」をつけ、より丁寧な表現にした例文です。相手が目上の方の場合や、よりへりくだって表現したい場合には、「ご協力のもと」という言葉にした方がいいでしょう。さらに、「ご協力」に「多大なる」という言葉を付け加えることで、感謝の気持ちをより伝えることができます。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

「協力のもと」は、「相手からの助け」を意味する「援助」や「支援」などに言い換えることができます。しかし、ニュアンスが多少異なりますので、それぞれの言葉の意味をしっかり理解してから使いましょう。

1:援助のもと

「援助」とは、「困っている人を助けること」という意味の言葉。「援助のもと」という表現にすると、相手からの助けや支援を受けている状態を意味します。「協力」が、お互いが1つの目的に対して協働するのに対し、「援助」は相手から一方的に助けられている場合に使います。

協力のもと

2:支援のもと

「支援」の意味は、「力を貸すこと」、「支えること」。1つ目で紹介した「援助」と似た言葉といえます。よって、「援助」で説明したことと同じく、相手と対等な立場で力を合わせて働くというよりは、相手から助けてもらう時に使うことが多い言葉です。

3:お力添えのもと

「力添え」とは、その言葉の通り、「力を添える」という意味です。それに「お(御)」を付けると、より丁寧な表現になります。「お力添え」も、相手からの力を借りる時に使うことが多い言葉です。「お力添えのもと」という表現よりは、相手からの協力をお願いしたい時に使う「お力添え賜りますようお願いいたします」という表現の方が、よく聞く言い回しですね。

英語表現とは?

「協力」を英語にすると「cooperation」です。「協力のもと」を英語で表現する場合は、「with cooperation」という言い回しが使われます。具体的に誰からの協力なのかをあらわしたい時には、「with cooperation from〜」というように、「from」の後に相手の名前を入れます。例えば、「A社からの協力のもと」と言いたい場合には、「with cooperation from A company」という英語になります。

最後に

「相手からの協力がおよぶ範囲」を意味する「協力のもと」。「もと」を漢字にすると「下」になることを知ると、その意味をより理解できたのではないでしょうか。「協力のもと」を使う場合には、感謝の気持ちも一緒に添えて、よりよい関係性を築くことを心がけてくださいね。

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