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2023.07.01

「協力のもと」をビジネスシーンでどう使う?意味や正しい使い方を解説

 

ビジネスシーンでよく耳にする〝協力のもと〟という言葉。どんな時に使用するのが正しいのでしょうか?今回は「協力のもと」という言葉について詳しくご紹介します。

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「協力のもと」の意味とは?

「皆様からの協力のもと」や、「御社からの協力のもと」など、ビジネスシーンでよく耳にする「協力のもと」という言葉。あらためてその意味を詳しく解説していきます。

意味

まずは、「協力」と「もと」のそれぞれの意味から紹介していきます。「協力」とは、「力を合わせて取り組むこと」、「心を合わせて働くこと」を意味する言葉です。1つの目的のために、2人以上の人、もしくは企業などが、共同して働くときなどに使われます。

「もと」の漢字には「元」、「基」、「下」などがありますが、この場合は、「下」が正しい漢字です。「下」の意味を辞書で見ると下記の通り。

その規則や支配力の及ぶところ。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

つまり、「協力のもと」は、「相手からの協力がおよぶ範囲」を意味します。簡単に言うと「協力してもらうこと」、「協力してもらっている状態」です。また、「もともと「下」という漢字は、上下をあらわすため、「協力のもと」は、協力をしてもらう相手を上に見るニュアンスがあります。

協力のもと

ビジネス等で使う時の注意点

「協力のもと」は、「協力」と「もと(下)」を合わせた表現であると説明しました。協力をしてもらった相手が取引先や上司など、目上の方の場合は、「協力」に「ご(御)」をつけて、「ご協力のもと」という敬語表現にしましょう。その方がより丁寧になるため、相手に与える印象もよくなります。

また、もともと「協力」という言葉が、他の方の力を借りるという意味です。「協力のもと」という言葉を使う時には、そこに必ず他者がいます。そのため、取引先や上司はもちろん、同僚に対してであっても、感謝の気持ちも一緒に添えて伝えると、よりよい関係性を築けます。

「協力のもと」の「もと」はどの漢字が正しい?

「もと」を漢字にする際、「元」、「基」、「下」の3つのうち、どれが正しいのか迷ってしまいますよね。すでに説明しましたが、「協力のもと」の「もと」は、漢字にすると「下」です。「元」、「基」、「下」それぞれの漢字の意味を説明しますので、使う時の参考にしてみてください。

まず、「元」の意味について説明します。「元」は、「物事の始まり」や「根源」などを意味します。ある物事が起きた時、その前の状態のことを「元」と言うこともあります。物事の最初の部分をあらわす時に使うことが多い言葉です。

(例文)
・新規事業はわずかな元手で始められそうだ。
・資料は元の位置に戻してください。
・乾燥する冬場は特に火の元に注意しよう。

次に、「基」の意味を見ていきましょう。「基」は、「土台」や「基礎」という意味です。「基礎」、「基本」、「基盤」という言葉があるように、物事のベースとなる部分をあらわします。

(例文)
・先輩の資料を基に、新しく資料を作り直す。
・いま話題の小説は、事実を基にして作られた。
・「失敗は成功の基」とはよく言ったものだ。

最後に、「下」について解説します。「下」は辞書を見ると、「その力の及ぶ範囲」、「規制が影響する範囲」と書かれています。漢字があらわす通り、影響を受ける物事や人を上に見て、その下に自分がいるとイメージするとわかりやすいかもしれません。

(例文)
・人は皆、法の下に平等である。
・上司の指導の下、新しい取引先の開拓を行っていく。
・親の下を離れ、一人暮らしを始める。

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