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2022.01.22

【人を呪わば穴二つ】とはどういう意味?類義語や対義語もチェック!

ことわざとして使われる「人を呪わば穴二つ」とは、人を陥れると自分にも報いが来るということを意味しています。むやみに人を害することがないように戒めている言葉です。本記事では、「人を呪わば穴二つ」が持つ意味や由来を説明し、例文や類語、対義語についてもご紹介します。

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「人を呪わば穴二つ」とは戒めの言葉

人を呪わば穴二つ」とは、人に害を与えれば自分にも悪いことが起こるという意味です。人のことを悪く言ったり、害を与えようとしたりしている人に対し、戒めとして使われます。

人を呪わば穴二つ

また、誰かに害を与える行為はしないようにと自分に対して言い聞かせる、自戒の言葉としても使われます。

【人を呪わば穴二つ】
他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる。人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ。

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

ここでは、「人を呪わば穴二つ」の意味や言葉の由来についてご紹介します。

「人を呪わば墓二つ」の誤用に注意

「人を呪わば穴二つ」は、「人を呪わば墓二つ」という間違った使い方をされることがよくあります。「人を呪わば穴二つ」の「穴」とは人を埋葬する墓穴のことですが、墓とは墓石や墓碑などの構造物を指すものです。

人を呪えば自分も墓穴に入るという意味があり、「墓」ではなく正しくは「穴」です。間違った使い方をしないように注意しましょう。

言葉の由来は陰陽師の呪い

「人を呪わば穴二つ」の由来は、平安時代の陰陽師です。陰陽師とは官職の一つで、中国を起源とする陰陽道により政治や占術、呪術などを司る役割をしていました。

陰陽師は権力者の依頼を受けて敵対する者を呪術で殺すという仕事も行っており、呪い返しも覚悟して自分の墓穴を用意していたという逸話があります。相手と自分の墓穴を二つ用意していたことが、「人を呪わば穴二つ」という言葉の由来となったのです。

注意や自戒で用いる

「人を呪わば穴二つ」は、誰かを憎むような発言をしたり、陥れるような行為をしたりしている人に対し、注意する言葉として使われます。そのような行為は結局自分が不幸になるだけであり、「やめるように」という意味が込められているのです。

また、そのような考えや行為に及ぼうとする自分に対し、自戒の意味を込めて使う場合もあります。

「人を呪わば穴二つ」の例文

「人を呪わば穴二つ」の例文をいくつかご紹介します。「人を呪わば穴二つ」を使った文章を見て、正しい意味や使い方を把握しましょう。

人を呪わば穴二つ

相手に仕返しをしようとすれば【人を呪わば穴二つ】で自分も不幸になるからやめておきなさい
・人を陥れようとする人は、【人を呪わば穴二つ】で自分も同じ目に遭うに違いない
・彼を憎む気持ちはわかるが、【人を呪わば穴二つ】で自分にとっては何もいいことはないよ

「人を呪わば穴二つ」の類語

「人を呪わば穴二つ」にはよく似た言葉がいくつもあります。「因果応報」もそのひとつで、行ったことには相応な報いがあるという意味が「人を呪わば穴二つ」と重なる部分です。

また、「天に唾する」という言葉も類語のひとつです。ここでは、「人を呪わば穴二つ」のと似た言葉についてご紹介します。

人を呪わば穴二つ

【類語1】因果応報(いんがおうほう)

因果応報」は元は仏教用語で、過去の行いが原因となってさまざまな報いを受けるという意味です。悪いことをすればその報いとして悪い結果が起こるという意味で、「人を呪わば穴二つ」と似ています。

ただし、「因果応報」は悪い結果だけではなく、良いことを行えば良い結果が得られるという意味も含まれます。その点で「人を呪わば穴二つ」とは異なることに注意しましょう。

【例文】
・彼が今のような経済的に苦しい状況にあるのは、若いころに贅沢な暮らしをしたことも原因だ。残念ながら【因果応報】といえるだろう

【類語2】天に唾する(てんにつばする)

「天に唾する」も、「人を呪わば穴二つ」とよく似た言葉です。天に向かって唾を吐けば、そのまま自分に戻ってくることをたとえにして、人に害を与えようとすれば自分に同じような災いが来ることを表しています。

世論調査では、「天に唾する」を本来の意味ではなく、「自分より上に立つ存在を汚すような行為をすること」と理解している人が約2割いるという結果が出ています。この際にしっかりと正しい意味を覚えてしまいましょう。

【例文】
・自分が悪いのに人のせいにしようとしたため、【天に唾する】ように不利な状況になってしまった

「人を呪わば穴二つ」の対義語

「人を呪わば穴二つ」には対義語もあります。代表的な言葉に「肉を切らせて骨を断つ」「目には目を、歯には歯を」などがあり、どちらも相手への攻撃を推奨している言葉です。「人を呪わば穴二つ」が報復などの行為を戒めているのに対し、正反対の言葉といえるでしょう。

人を呪わば穴二つ

これら二つの対義語について、例文を交えながらご紹介します。

【対義語1】肉を切らせて骨を断つ(にくをきらせてほねをたつ)

肉を切らせて骨を断つ」は、自分も痛手を受けるが、相手にはそれ以上の打撃を与えるという意味です。捨て身になって敵に挑んで勝つという意味合いがあります。

自分も傷つく覚悟で臨めば相手を倒すことができるという意味であり、勝負の世界において強敵に立ち向かうときの心構えとして使われる言葉です。

【例文】
・小規模な会社だが、【肉を切らせて骨を断つ】という心構えで巨大市場に参入しようと思う

【対義語2】目には目を、歯には歯を(めにはめを、はにはを)

「目には目を、歯には歯を」は紀元前の「ハンムラビ法典」に由来する言葉です。自分が受けた害に対しては、同じような報復をするという意味があります。報復を戒めるという意味の「人を呪わば穴二つ」とは、対義語になる言葉といえるでしょう。

「目には目を、歯には歯を」には、「受けた害と同じ報復を加えることしか許されない」という意味もあります。受けた害以上の報復を制限する言葉でもあることを把握しておきましょう。

【例文】
・パワハラを行う上司に対し、彼は【目には目を、歯には歯を】の精神で立ち向かう決意をした

「人を呪わば穴二つ」は正しく覚えよう

人を呪わば穴二つ」は、人を陥れたり害を与えたりしないようにという戒めの言葉です。人への注意や自戒の意味で使われます。「人を呪わば墓二つ」は誤用であるため注意しましょう。

類語や対義語もあり、一緒に覚えておけば理解が深まります。「人を呪わば穴二つ」の言葉通り、人に対して行ったことは自分にも戻って来るということを忘れずに行動したいものですね。

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