為せば成るとは何事も強い意志で行えば成就できるという意味。由来を紹介 | Domani

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2021.11.24

教訓や座右の銘に使われることが多い!「為せば成る」←正しい意味知ってる?

為せば成るとは、どのようなことでも強い意志でのぞめば成し遂げられるという意味です。江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山の歌が由来とされています。本記事では、為せば成るの意味や由来となった歌について解説。例文や類語についてもご紹介します。

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「為せば成る」とは頑張ればできるという意味

「為せば成る」は「なせばなる」と読みます。どんなことでも強い意志をもって頑張れば成し遂げられるという意味です。教訓や座右の銘に使われることが多く、言葉だけは知っているという人も多いでしょう。

為せば成る

上杉鷹山が詠んだ歌が由来とされ、「為せば成る」のあとに続く歌も引用されることが少なくありません。言葉の由来は、武田信玄が詠んだ歌であるという説もあります。由来などを詳しく見ていきましょう。

「為せば成る」の由来は上杉鷹山が詠んだ歌

「為せば成る」は、江戸時代後期の米沢藩主である上杉鷹山が詠んだ次の歌が由来とされています。

「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」

どんなことでもやってみなければわからず、できそうにないこともやり通すことで成し遂げられるという意味が込められています。何事もやる気が大切であることを教えてくれる歌です。

武田信玄の歌が由来とする説も

上杉鷹山が詠んだ歌は、もともと武田信玄が詠んだ歌を参考にしたものとされています。武田信玄の歌を見てみましょう。

「為せばなる 為さねば成らぬ 成らぬ業を 成らぬと捨てつる 人の儚さ」

強い意志で行えば必ず実現するのに、できないと諦めてしまうのは愚かなことだという内容です。上杉鷹山の歌と同じような意味ですが、上杉鷹山の方がより相手に働きかける強さを感じさせます。

教訓や座右の銘などで使われる

「為せば成る」の由来となる歌は、上杉鷹山が家臣に教訓として詠み与えたものです。上杉鷹山はこの歌の見本を示すように、当時財政難に陥っていた藩を立て直しています。

「為せば成る」はやる気を出すための教訓や、座右の銘にされることも少なくありません。「為せば成る」だけでなく、そのあとも続けて「為せば成る なさねばならぬ何事も」というフレーズで用いられることもあります。

「為せば成る」の例文

「為せば成る」は日常会話ではあまり使われません。誰かを励ますとき、やる気を起こさせるときに用いられることが多い言葉です。

為せば成る

具体的にどのような使い方をするのか、「為せば成る」を使った例文をご紹介します。

・困難なことがあっても、【為せば成る】と思って行動することが大事だ
・【為せば成る】と励まされたことで、もう少し頑張ろうという気持ちになれた
・我が社の社長は、【為せば成る】を座右の銘にしている
・【為せば成る】と思えば、どんなに大変でもやり遂げられるだろう
・失敗にくじけそうになったとき、【為せば成る】と言われて元気が出た

「為せば成る」の類語

「為せば成る」にはよく似た言葉があります。「一念岩をも通す」「蟻の思いも天に届く」「一意専心」など、どれも「為せば成る」と同じく教訓や座右の銘にされることが多い言葉です。

日常ではあまり使わない言葉ばかりですが、類語と合わせて覚えておけば教訓として引用することもできます。言葉のバリエーションも広がるでしょう。ここでは、「為せば成る」の類語を4つご紹介します。

為せば成る

【類語1】一念岩をも通す

「一念岩をも通す」は、「いちねんいわをもとおす」と読みます。

【一念(いちねん)岩(いわ)をも通(とお)す】
強い信念をもって物事に当たれば、どんな事でも成し遂げることができる。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「一念」とは、ひとつのことに思いを込めることです。「一念岩をも通す」は、岩のように硬くて大きな障害がある場合でも、一念をもって取り組めば必ずやり遂げられるということを表現しています。

中国の故事が由来で、草の中にいる虎を石と見間違えて弓を放ったら、矢は石に突き刺さったという逸話から来ています。

例文を見てみましょう。

・【一念岩をも通す】という気持ちで試験にのぞんだら、見事に合格できた
・困難な状況でも、【一念岩をも通す】という信念をもって事業を進めたい

【類語2】蟻の思いも天に届く

「蟻の思いも天に届く」は、「ありのおもいもてんにとどく」と読みます。地を這う蟻のように弱い者でも、一心に努力することで願いを達成できるという意味です。「為せば成る」に通じる言葉といえるでしょう。

【蟻(あり)の思(おも)いも天(てん)に登(のぼ)る】
弱小な者でも一心に念じれば望みが達せられることのたとえ。蟻の思いも天に届く。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

例文は、次の通りです。

・【蟻の思いも天に届く】という気持ちを忘れず努力してきた結果、念願のポジションを獲得できた
・自分には何もできないと思っていたが、【蟻の思いも天に届く】という言葉に勇気をもらった

【類語3】一意専心

「一意専心」は「いちいせんしん」と読みます。ほかのものに心を動かされず、ひたすらひとつのことに心を集中するという意味です。

【一意専心】
(副詞的に用いて)わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐこと。「一意専心環境問題に取り組む」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

集中するという点に比重があり、「やればできる」という意味の為せば成るとはニュアンスが異なります。ひとつのことに心を集中させることでやり遂げられるというという点で、為せば成るに通じるものがあるでしょう。

例文は、以下の通りです。

・【一意専心】の気持ちがなければ成功は難しい
・チーム全体、【一意専心】となって取り組んだため目標を達成できた

【類語4】石に立つ矢

「石に立つ矢」は「いしにたつや」と読みます。どんなことでも必死になって取り組めば達成できるという意味を持つ言葉です。

【​​石(いし)に立(た)つ矢(や)】
一念を込めてやれば、どんなことでもできることをいうたとえ。漢の李広が石を虎と見誤って矢を射たところ、矢が石に立ったという「史記」李広伝の故事による。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

言葉の由来は先述の「一念岩をも通す」と同じです。

「石に立つ矢」は勘違いしやすい言葉でもあります。「石に立つ矢」というものは通常ありえないことから、普通ではありえないことのたとえとして使ってしまう場合がありますが、これは間違いです。そのような勘違いはしないよう、正確に把握しておいてください。

例文で正しい使い方をご紹介します。

・【石に立つ矢】という言葉を忘れず、諦めずに頑張りたい
・【石に立つ矢】のごとく、不可能を可能にしていきたい

「為せば成る」はやる気を高める言葉

為せば成る

「為せば成る」は上杉鷹山が詠んだ歌が由来で、どのようなこともやる気を出せば成し遂げられるという意味です。人を励ますときや、教訓として使われることが多い言葉です。座右の銘にしている会社経営者も少なくありません。

「一念岩をも通す」など、似たような意味を持つ言葉も複数あります。この機会に為せば成るの理解を深め、類語も覚えておくとよいでしょう。

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