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2024.03.11

【奇を衒う】はどんなシーンで使える?例文や類義語、対義語をチェック

 

「奇を衒う(きをてらう)」とは、わざと普通ではないことをして、注目を浴びようとする行為を意味します。会話で利用する場合は、ネガティブなニュアンスが含まれる点に注意しましょう。この記事では「奇を衒う」の意味や類語、誤用、例文をご紹介します。

「奇を衒う」は奇抜な行動で注目を引こうとすること

奇を衒う(きをてらう)」とは、わざと他とは違った変わった行動をとって、注目を集めようとする態度を指します。

辞書には次のように記載されています。

【奇を衒う】きをてらう
わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする。「―・った表現」

(引用:小学舘『デジタル大辞泉』より)

見慣れない漢字表記に、少し難しそうな言葉だと感じた方もいるはずです。理解度を高めるには、言葉のパーツごとの意味を知っておくのも有効です。

スポットライトを浴びる女性のイラスト

「奇」の意味は珍しいこと、不思議なこと

奇」とは、漢字一文字で「珍しい」「不思議な」という意味を持っています。

普通とは異なることを意味する「奇」には、さまざまな熟語表現があります。例えば、「奇妙」や「怪奇」、「奇跡」、「奇異」、「奇才」、「奇遇」などの言葉が挙げられるでしょう。どれも珍しく、不思議なことを表します。それぞれの熟語のイメージからも、「奇」の意味が推測できるはずです。

「衒う」の意味は才能や学識をひけらかすこと

「衒う」は、自分の才能や行為、学識を誇りに思って、行動や言葉に表すことです。「衒う」は、「奇」以外の言葉と組み合わせて使うこともできます。

「衒う」を使った表現として、代表的なのが「才を衒う」です。才能の「才」と「衒う」を一緒に使うと、知識が豊富であるように振る舞う、才能をひけらかすことを意味します。

衒う」は読み方の難易度が高い表現であるため、しっかりと読みも確認しておきましょう。

2字熟語で表すと「衒奇」

「奇を衒う」を2字熟語で表現する場合、「衒奇」が適当でしょう。

「衒奇」の読み方は「げんき」です。「奇を衒う」という表現の漢字2文字で構成された熟語で、意味に差はありません。自然でない、わざとらしい振る舞いを指して使われる言葉です。覚えておくと表現の幅が広がるでしょう。

「奇を衒う」の誤用に注意!

「奇を衒う」を使うに際し、よくある誤用が2つあります。

1つ目は、「奇を衒う」を「奇を狙う」としてしまう誤用。「衒う」と「狙う」が音的にも類似しており、時に間違って用いられますが、誤りである点をしっかりと認識しておきましょう。

2つ目は、「奇を衒う」をポジティブな意味で使ってしまう誤用です。「奇を衒う」は、誰かのおかしな行動を非難するニュアンスを含むのが一般的です。

もし、間違って他の人ができないような素晴らしい行動をした人に対して使ってしまうと、相手を不愉快にさせてしまう可能性があります。

PC画面に向かって手でバツ印を作り「No!」と言う女性

「奇を衒う」の類義語と対義語

「奇を衒う」という表現の理解を深めるために、5つの類義語と3つの対義語を確認しておきましょう。

「奇を衒う」の類義語にはかなり多くの表現がありますが、今回は下記の5つをご紹介します。類義語といっても完全に同じ意味というわけではなく、ネガティブな意味合いが強い「奇を衒う」に対して、ポジティブな意味で使われる言葉もある点には注意しておきましょう。

デスクライトに照らされる紙くず

類義語は「奇抜」「突飛」など

奇抜(きばつ):風変わりで人の意表を突くこと、ひときわ優れていること
突飛(とっぴ):思いがけないさま、並外れて風変わりなこと
奇矯(ききょう):言動が普通と違っているさま
受けを狙う:周りの人が楽しんだり笑ったりするのを狙って行動すること
虚仮威し(こけおどし):愚かな人を感心させる程度の取るに足らない手段、見掛けばかりで中身がないこと

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