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LIFESTYLE雑学

2022.02.04

【奇を衒(てら)う】はどんなシーンで使える?例文や類義語、対義語を押さえておこう

「奇を衒う」とは、わざと普通ではないことをして、注目を浴びようとする行為を意味します。会話で利用する場合は、ネガティブなニュアンスが含まれる点に注意しましょう。この記事では「奇を衒う」の意味や類語、誤用、例文をご紹介します。

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「奇を衒(てら)う」は奇抜な行動で注目を引こうとすること

奇を衒う」とは、わざと他とは違った変わった行動をとって注目を集めようとする態度を指します。

奇を衒う

デジタル大辞泉記載の意味も確認しておきましょう。

【奇(き)を衒(てら)う】
わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする。「―・った表現」

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

「奇を衒う」の表記を見て、少し難しそうな言葉だと感じた方もいるはずです。理解度を高めるには、言葉のパーツごとの意味を知っておくのも有効です。

「奇」の意味は珍しいこと、不思議なこと

奇」とは、漢字一文字で珍しい、不思議なという意味を持っています。

普通とは異なることを意味する「奇」には、さまざまな熟語表現があります。例えば、「奇妙」や「怪奇」、「奇跡」、「奇異」、「奇才」、「奇遇」などの言葉が挙げられるでしょう。

どれも珍しく、不思議なことを表します。それぞれの熟語のイメージからも、「奇」の意味が推測できるはずです。

「衒う」の意味は才能や学識をひけらかすこと

「衒う」は、自分の才能や行為、学識を誇りに思って、行動や言葉に表すことです。「衒う」は、「奇」以外の言葉と組み合わせて使うこともできます。

「衒う」を使った表現として、代表的なのが「才を衒う」です。才能の「才」と「衒う」を一緒に使うと、知識が豊富であるように振る舞う、才能をひけらかすことを意味します。

衒う」は読み方の難易度が高い表現であるため、しっかりと読みも確認しておきましょう。

2字熟語で表すと「衒奇」

「奇を衒う」を2字熟語で表現する場合、「衒奇」が適当でしょう。

「衒奇」の読み方は……「げんき」です。

「奇を衒う」という表現の漢字2文字で構成された熟語で、意味に差はありません。自然でない、わざとらしい振る舞いを指して使われることが多い表現です。

熟語の「衒奇」も知っておくと、いざというタイミングで「奇を衒う」を言い換える際に有効です。

「奇を衒う」の誤用に注意!

「奇を衒う」を使うに際し、気を付けたいポイントが2つあります。

奇を衒う

1つ目は、意味が似ているという理由で、「奇を衒う」を「奇を狙う」としてしまう誤用です。「衒う」と音的にも類似しており、時に間違って用いられますが、誤りである点をしっかりと認識しておきましょう。

2つ目は、「奇を衒う」をポジティブな意味で使ってしまう誤用です。「奇を衒う」は、誰かのおかしな行動を非難して使うのが一般的です。

もし、間違って他の人ができないような素晴らしい行動をした人に対して使ってしまうと、相手を不愉快にさせてしまう可能性があります。

「奇を衒う」の類義語と対義語

「奇を衒う」という表現の理解を深めるために、5つの類義語と3つの対義語を確認しておきましょう。類義語の特徴は、ネガティブな意味合いが強い「奇を衒う」に対して、ポジティブな意味で使われる言葉が含まれている点です。

奇を衒う

「奇を衒う」の類義語は、かなり多くの表現がありますが、今回は下記の5つをご紹介します。不思議で珍しいという意味を持った「奇」の字が使われている表現も多くあります。

類義語は「奇抜」「突飛」など

奇抜(きばつ):風変わりで人の意表を突くこと、ひときわ優れていること
突飛(とっぴ):思いがけないさま、並外れて風変わりなこと
奇矯(ききょう):言動が普通と違っているさま
受けを狙う:周りの人が楽しんだり笑ったりするのを狙って行動すること
虚仮威し(こけおどし):愚かな人を感心させる程度の取るに足らない手段、見掛けばかりで中身がないこと

対義語は「平々凡々」「素直」など

対義語には、次の3つの表現が挙げられます。

平々凡々(へいへいぼんぼん):極めて平凡なさま
素直:ありのままで飾り気のないさま
正攻法(せいこうほう):奇計を用いない正々堂々とした攻め方、定石の方法

他人と違うことをあえてする「奇を衒う」の反対の意味としては、周りと変わらない「平々凡々」が当てはまるでしょう。また、わざと普通ではない様子で振る舞う態度は、「素直」や「正攻法」とは正反対の状態にあるといえます。

「奇を衒う」の使い方と例文

「奇を衒う」は、ネガティブな意味で使われることが一般的であるため、なかなか実際に使うタイミングがないかもしれません。しかし、正しく使い方をマスターすれば、あなたの表現力の幅を広げられる言葉です。

奇を衒う

わざと注目を集める行動や態度を批判する際に、「奇を衒う」を使ってみましょう。使用シーンをイメージしやすい例文もご紹介します。

誰かの行動や態度を批判する時に使う

「奇を衒う」を使えるのは、あえて普通と違うことをして周りの注目を浴びようとしている行為や態度を批判する場合です。ネガティブなニュアンスを含むため、賞賛するシーンでは利用できません。

そのままの姿では評価される力がなく、自分の未熟さをカモフラージュするために変わった行動を取っている人を指摘する際に使います。

「奇を衒う」を使った例文

誤用が多い「奇を衒う」の例文を、しっかりおさらいしておきましょう。

・単に注目を集めたいという理由で、【奇を衒う】行為をする人の気持ちが分かりません
【奇を衒った】行動は、後々なんの役にもたたない
・周りからの信用を無くす原因になりうる、【奇を衒う】態度は、今すぐ改めるべきだ
【奇を衒った】つもりはなかったが、上司には誤解されてしまったようです。

「奇を衒う」を正しいシーンで使いこなそう!

奇を衒う」とは、わざと普通ではない行動をして注目を集めようとする行為や態度をいいます。あまりポジティブな意味では使われないのが特徴です。

奇を衒う

衒奇は、「奇を衒う」を2字熟語で表した表現で、同じシーンで利用できます。「奇を狙う」という表現は誤用であるため、気を付けましょう。

「奇を衒う」を使えるタイミングは、わざと突飛な行動をして注目を集めようとしている人を批判したり、意見したりする場合です。誤用や使うシーンに気を付けて、「奇を衒う」を使いこなせば、表現力の高さをアピールできるかもしれません。

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