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LIFESTYLE雑学

2022.03.01

「早い」と「速い」の違いとは?正しい意味を理解して、使い分け方をチェックしよう!

「早い」と「速い」の意味の大きな違いは、判断の基準となるものです。今回は、早いと速いの違いについてご紹介します。さらに、例文で使い分けの仕方や対義語の「遅い」も解説しているため、詳しい知識を取り入れたい方はぜひ参考にしてください。

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「早い」と「速い」の意味の違いとは?

「早い」と「速い」これらの2つの言葉は、同じように「はやい」と読むため、どちらの言葉を使えばいいのか迷うこともあるでしょう。「早い」と「速い」それぞれの意味の違いにはどのようなものがあるのか、しっかりとチェックしていきましょう。

早い 速い

そのほか、「疾い」と「捷い」の意味や、日常会話だけではなくビジネスシーンで使用する場合の使い分けについて確認していきます。

「早い」は時期や時間がはやいこと

【早い/速い(はや・い)】
(形)はや・し(ク)
1.(速い)物事の進む度合いが大きい。動作・進行などがすみやかである。「足が―・い」「返事が―・い」「流れの―・い川」「のみこみの―・い人」遅い。
2.(早い)ある基準より時間があまり過ぎていない。また、ある基準より時期が前である。「朝―・い電車に乗る」「―・いうちに手を打つ」「卒業が一年―・い」「梅雨入りが―・い」遅い。
3.(早い)まだその時期ではない。その時がまだきていない。「結婚するにはまだ―・い」「あきらめるのは―・い」
4.(早い)簡単である。てっとり早い。「調べるより聞くほうが―・い」「自分でするのがいちばん―・い」
5.(「…するがはやいか」「…するよりはやく」の形で)時間をおかないで次の動作や物事が行われるさまを表す。「家に帰るが―・いかテレビの前に座り込む」早く
1の「流れのはやい川」などでは「疾い」「捷い」とも書く。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「早い」は、4つの意味を持つ言葉です。

1つ目の意味は、基準となる時期や時間があり、それよりも前だというときに使います。使い方の例は「出掛ける時間よりも早くに用意ができた」などです。

2つ目の意味は、「まだその時ではないこと」を指して使います。使い方は「諦めるにはまだ早い」などです。

3つ目の意味では、「簡単なこと」や「てっとり早いこと」を指して使います。使い方は「スタッフを呼ぶよりも自分でやったほうが早い」などです。

4つ目の意味では、「時間を置かずすぐになにかおこなうこと」に対して使います。「〇〇するが早いか」「〇〇するより早く」と使い、「帰宅するが早いかトイレに駆け込んで行った」などが使用例です。

なお、「早く」と表現した場合には、急いでいるケースと若いことを指しているケースがあることも、あわせて覚えておきましょう。

「速い」は動作や進み方がはやいこと

それに対して、「速い」を使うときには「基準より動作や進み方がはやいこと」を指して使います。「足が速い」「動きが速い」「理解するのが速い人」などが使用例です。

「速い」と表現する場合は、「一定時間で比較したときの動作量が多い」ともいえます。逆に、「早い」と表現する場合は「基準よりも前の時点におこなわれる」ときです。

基準が「時間内の動作の多さ(速い)」か「時間よりも前か(早い)」かの違いがあると覚えておくと判断しやすくなるでしょう。

「疾い」「捷い」は速いと言い換え可能

「はやい」には、そのほかにも「疾い」や「捷い」という表現があります。「疾い」と「捷い」には両方とも「すばやい」という意味があり、「速い」が持つ「すみやか」という意味と近いため言い換えが可能です。「足が速い」や「スピードが速い」は「疾い」・「捷い」でも書き表せます。

すみやかの意味である速いと比べると、すばやいの意味である「疾い」・「捷い」のほうが、さらに動きがはやいようなニュアンスになります。

ビジネスシーンでの「早い」と「速い」の違い

ビジネスシーンでは、「早い」と「速い」の持っている意味の違いは重要です。たとえば、「仕事がはやい」と伝えたい場合、「早い」と「速い」どちらにも変換できますが、それぞれで意味が異なります。

「仕事が早い」とした場合には「仕事が終わった時間がある基準よりも前だ」という意味です。一方、「仕事が速い」とすると「仕事の動作がはやいこと」を意味するようになります。期日よりも前だと言いたいなら「早い」を、仕事の処理がはやいなら「速い」を選びましょう

「早い」と「速い」の使い分けを例文でチェック

言い表したい内容ごとにどちらのはやいを選べばいいのか、実際に考えてみましょう。「早い」と「速い」の使い分けを確認してみる例文は、以下のとおりです。

早い 速い

・動きがはやい
・朝はやくに起きた

「早い」と「速い」、どちらのはやいにするか、すぐにわかりましたか?それでは、「早い」と「速い」の使い分けについて、例文でチェックしていきましょう。

「動きがはやい」は「速」を使う

1つ目の例文「動きがはやい」は動作が基準になっています。そのため、この場合は「速」を使って「動きが速い」としましょう。速いを使ったそのほかの例文は、以下のとおりです。

彼女の頭は回転が【速く】、よく驚かされています。
・彼は昔から足がとても【速かった】。
・もっと【速く】仕事ができるようになりたい。
・今日は川の流れがいつもよりも【速い】。

「朝はやくに起きた」は「早」を使う

2つ目の例文「朝はやくに起きた」は時間が基準になっています。そのため、この場合は「早」を使って「朝早くに起きた」としましょう。そのほかの「早い」を使った例文は、以下のとおりです。

今の家は職場から遠いため、【早く】引っ越したいと考えています。
・できれば【早めに】子どもが欲しいと思っています。
・その件は、【早い】うちに手を打つことが重要です。
・【早い】もので、結婚してから10年も経っていたわ。

「早い」と「速い」それぞれの対義語

「早い」と「速い」それぞれの対義語についてもまとめてチェックすることで、言葉の理解が深まるでしょう。「早い」と「速い」の対義語は、以下のとおりです。

・「早い」の対義語は「遅い」
・「速い」の対義語は「遅い」や「鈍い」

早い 速い

このように、「遅い」という言葉は「早い」に対しても「速い」に対しても対義語として使えます。詳しくチェックしていきましょう。

「早い」の対義語は「遅い」

「早い」の対義語は「遅い」です。先述のとおり、「遅い」は「早い」にも「速い」にも対義語として使える言葉ですが、どちらの対義語として使っているかによって意味が異なります。

「早い」の対義語として使う場合には、「基準となっている時間よりも後の時点にものごとがおこなわれること」という意味です。「今年は花が咲く時期が遅い」や「起きるのが遅くなってしまった」などと使います。

速い」の対義語は「遅い」や「鈍い」

速い」の対義語には「遅い」や「鈍い」、「ゆっくり」があります。「速い」の対義語として使う場合の「遅い」は、「基準となる時間でおこなわれる動作が少ない」という意味です。

「私は足が遅いから先に行ってほしい」や「事故があったのか、車が進むスピードが遅い」「あの人はテンポが遅くて落ち着いた曲が好きだ」などというように使います。

まとめ

早い」は4つの意味を持つ言葉で、使い分ける際は「一定の時間よりも前かどうか」を基準にして判断します。対して、「速い」を使うときには「一定時間内の動作の多さ」が基準です。

早い 速い

ビジネスシーンで仕事がはやいという場合、「早い」にも「速い」にも変換できるものの漢字によって意味が異なるため、注意しましょう。

「早い」と「速い」それぞれが持つ意味や基準となるものなどを確認し、正しく使えるようになりましょう。

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