普段の食事を見直せる
1日断食することで、普段自分がどれだけ食べ過ぎているのかということにも気づけるよう。小山先生曰く、人間は塩と水だけで2か月生きられとも言われているそう。必ず3食食べなければ…というのは思い込みだと言います。
「毎日必ず3食食べなければいけないっていうのは、ただの思い込み。規則正しい食事は、体を正常に機能させるためにすごく有効だけど、決して食事回数にしばられすぎないで!断食すると、胃がリセットされて小さくなるから、一度の食事量が適切だったかどうかにも気づけるはずです」(小山先生)
また、普段の食事の味付けがどれだけ濃いかも、身をもって体験できるそう。
「普段の食事には、想像以上に調味料も添加物も使われていて、味付けがとにかく濃い。断食すると舌がニュートラルな状態になるので、断食明けはすごく味覚が敏感になります。薄味でも十分満足できるんだ!と思えるはずですよ。外食が多い人は特にそう感じられるんじゃないかな」(小山先生)
1日だけでも断食することで、食事回数や量、味付けまで、知らず知らずのうちに過剰になっている普段の食事を見直すことができるのですね。
1日断食のやり方
水分以外は口にしない
一般的に1日断食のやり方は、週末など無理せず断食できる日を決めたら「水分以外を口にしない」のがルール。水分といってもジュースなどではなく、水や酵素ドリンクがベスト。1日およそ1.5〜2リットル程度を摂るイメージだそうです。
断食後は回復食で普段の食生活に戻す
回復食とは断食後「断食前の通常通りの食事に戻すまでの食事」のことを言います。断食後、いきなり断食前の食事に戻すと、胃腸に負担がかかったり、栄養の吸収が高まって体重が増えたりする可能性が懸念されます。そのため、たとえ1日だけでも断食をした後は、徐々に通常の食事に戻していく「回復食(復食期)」が必要になります。
基本的に回復食の期間は、断食していた期間と同じくらいの期間が理想とされています。そのため、1日断食後はもう1日使って食事を徐々に戻していくイメージです。筋肉を落とさないように、回復食はタンパク質が豊富な食材が推奨されています。とは言っても、脂がたっぷりのったお肉などではなく、納豆など「植物性タンパク質」の摂取がおすすめです。他にも、ワカメなどの海藻類、野菜、魚、きのこ類や穀物類、漬物や酢の物なども推奨されています。
1日断食後のおすすめ回復食
デコ豆腐
空腹を満たしながら贅沢気分も味わえる!
【作り方】
1. 豆腐一丁を用意する。
2. 1に刻んだネギ、ミョウガ、納豆、ゆがいた青菜、トマトやキムチなどをデコレーションする。
3. 2にめんつゆをかけたらできあがり!
オクラ納豆
ネバネバコンビをのりで食べやすくする!
【作り方】
1. オクラをスライスし、ラップをかけてレンジで2~3分加熱する。
2. 1に納豆、納豆のタレ、塩昆布、ごま油、一味を混ぜる。
3. のりで巻いていただく。
白菜漬けのごま和え
レモンとごまで白菜漬けが大人の味に早変わり!
【作り方】
1. 白菜の浅漬けを用意する。
2. 1にたっぷりのすりごまとレモン汁、ごま油をかける。
3. 2を和えて器に盛ったらできあがり!
きのこ炒めonサラダ
メインディッシュになるサラダ!
【作り方】
1. しめじとえのきだけを適当な大きさにほぐす。
2. 1をごま油、にんにく、うす口醬油、こしょう、酒でさっと炒める。
3. 好みのサラダにのせたらできあがり!
しらたきの塩昆布炒め
パスタよりもヘルシーで簡単!
【作り方】
1. アク抜き不要のしらたきを用意する。
2. 1をごま油で炒める。
3. 2に塩昆布を混ぜ、最後にネギを散らしたら完成!
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