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LIFESTYLE 産後

2022.03.30

【命名書】の書き方とは?正式と略式との違いから飾り方まで詳しく解説

家族や親戚と「命名式」や「お七夜」を行うことになったけれど、何をすればよいのかよく分からないという人もいるでしょう。行事の内容とともに、「命名書」の書き方を紹介します。よくある懸念点についても確認し、大切な行事を滞りなく行いましょう。

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「命名式」や「お七夜」とは?

子どもができてから初めて行う行事は数多く存在し、「命名式」や「お七夜」もその中の一つです。そのため、命名式やお七夜と聞いてもピンとこない人もいるのではないでしょうか。

まずは、それぞれどのような行事なのか紹介します。

命名書 書き方 とは お七夜

赤ちゃんの名前を披露する「命名式」

「命名式」は、家族や親戚などに赤ちゃんの名前を披露する、古くから行われてきた伝統的な行事です。

現代のように医療が発達しておらず、環境が整っていなかった時代には、赤ちゃんが生まれても無事に育たないことが少なくありませんでした。そのため「命名式」は、名前を書いた「命名書」を産神様に奉納し、無病息災を願う大切な行事だったのです。

現代においても、地域によっては盛大にお祝いをする家庭もあります。しかしその一方で、産後すぐで母親の負担が大きいことや、昔とは異なり赤ちゃんの生存率が高くなったことから、命名式を行わない家庭も。命名書だけ作って飾り、ごく内輪だけで簡単なお祝いをするなど、各家庭の方針によってさまざまです。

7日目を迎えたことを祝う「お七夜」

生誕7日目を無事に迎えたことを祝う行事が「お七夜」で、平安時代に貴族の間で行われた行事が由来だと考えられています。当時の貴族たちは、赤ちゃんが生まれた日・3日目・5日目のように奇数日にお祝いをしていたそうです。

江戸時代になると、7日目まで無事に過ごせたという一つの節目に、お祝いをするようになりました。その風習が庶民にも広まり、お七夜として残ったとされています。

近年では、母親の負担なども考慮し、7日目にこだわらない家庭も多いよう。お七夜では、赤飯・お刺身・タイ・お吸い物などが入った「お祝い御膳」を準備するのが一般的です。

命名書の書き方「正式」

命名書の作成を業者に依頼する人もいますが、自分たちで用意することもできます。昔ながらの正式な書き方や、必要なものを見ていきましょう。

命名書 書き方 正式 用意するもの 包み方 折り方

用意するもの

正式な命名書を作成する際には、以下のものを用意します。

●奉書紙(ほうしょがみ):2枚
●筆、もしくは筆ペン:1本
●三方:1個

奉書紙と呼ばれる厚めの和紙は、名前を書く用とそれを包む用の「2枚」を用意しましょう。

筆は、墨が薄いと縁起がよくないといわれているため、できるだけ濃い墨を使うのが大切なポイント。筆に慣れていない人は、筆ペンを使うことも可能です。筆ペンの場合も、薄墨タイプを選ばないように気を付けましょう。

また、命名書を飾るときに使用する「三方」も用意します。三方は、神前にお供え物をするときに使用する台のことです。

命名紙の折り方

命名紙として使用する奉書紙には、正式な折り方があるので、以下の手順を確認しましょう。

1.奉書紙のツルツルした面が下になるように置く
2.奉書紙の下半分を織り上げて、二つ折りにする

3.ツルツルした面が表になり、折り目が下になっていることを確認し、左側、右側の順番で縦に三つ折りにする

奉書紙は、表と裏で感触が異なります。ツルツルした面が外側・ザラザラな面が内側にくるようにしましょう。一度折ると跡が付くため、折り方を間違えたり位置がずれたりすると、見た目が悪くなってしまいます。きちんと折り方を把握して、失敗しないようにしましょう。

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