カーミットチェアとは?
アウトドアライフを楽しむなら、カーミットチェアはチェックしておきたいアイテムのひとつです。キャンプチェアにはさまざまなスタイルがありますが、家族で楽しむならロータイプがおすすめ。ハイタイプとは違い、低い位置にテーブルの天板やチェアの座面があるので、子どもでも着席できます。キャンプで活躍してくれる、カーミットチェアの特徴を見ていきましょう。
長年愛されているアウトドアチェア
カーミットチェアは、軽量の折りたたみキャンプ用チェアです。カーミットチェアの歴史は、1984年に1人のバイク愛好家がバイクに積んで持ち運べるような、携帯性に優れたキャンプチェアを自分用に制作したことから始まります。キャンプ場やバイクレース場などで、彼が制作した椅子が評判になったことをきっかけに、カーミットチェア社が誕生しました。素材には天然木が使われており、デザイン性の高さが魅力。おしゃれで利便性が高いアウトドアアイテムを求める人を中心に、人気を集めています。
長年愛されてきた魅力とは?
カーミットチェアはキャンプ愛好家の間でも評判が高く、憧れている人が少なくありません。どんな点に魅力があるのか見ていきましょう。
おしゃれなルックス
カーミットチェアの材料には、耐久性に優れた「オーク材」や「ウォールナット」などが使われています。高級感があり、自然の中の風景に溶け込むおしゃれなルックスが魅力です。クラシカルなテイストや、シンプルで無駄のないデザインが好きな人に向いています。
オーク材は家具に使われることも多い素材なので、キャンプ場だけでなくリビングやベランダで使用しても違和感がありません。家でくつろぎたいときの、予備用のチェアとしても出番があるでしょう。見た目がおしゃれなだけでなく、113~158kgもの耐荷重を備えているところもポイントです。シートには軽量で丈夫なナイロン素材が使われ、屋外での使用に適した生地を採用しています。座面が低いローチェアタイプなので、並べて置いても圧迫感がありません。
分解・折りたたみが可能
カーミットチェアは「折りたたみチェア」として使えるところも魅力です。たくさんのキャンプ用品を積み込む車内はスペースに限界がありますが、カーミットチェアであれば使用しないときはたたんでコンパクトにできるため、収納場所に困りません。細かいパーツごとに分解することもでき、小さな状態で持ち運ぶことも可能です。
一度組み立てた後は、折りたたみチェアとして使うと便利です。必要なときに開くだけで、椅子として使うことができます。折りたたんだ状態で運べる収納ケースも販売されているので、チェックしてみましょう。
カスタムパーツも豊富
カーミットチェアは、「カスタム用の別売りパーツ」が用意されています。自分好みにカスタマイズしてオリジナルを作れば、より愛着が湧くでしょう。飲み物を片手にくつろぎたいときに便利な「カップホルダー」や、脚の長さを延長して座面の高さを変えられる「エクステンションパーツ」などを利用すれば、より快適に使えます。
カーミットチェアは、座面が低いので子どもでも使いやすい特徴がありますが、体格がよい人だと座ったり立ったりしづらいこともあるでしょう。エクステンションパーツがあれば、脚にはめ込むだけで脚の長さを延長でき座面を高くできます。
お気に入りを見つけよう!シリーズ一覧
カーミットチェアは、シリーズによって背もたれの長さや座面の幅などが違います。自分や家族にとってより使いやすいタイプを手に入れるために、シリーズ別の特徴を見ていきましょう。
カーミットチェア
初めてカーミットチェアを購入する人には、スタンダードタイプがおすすめです。重量は約2.5kgと軽量で、持ち運びが苦になりません。シートの生地には1000デニールのナイロンを使用しています。熱で切断されており、ほつれにくくなっているのもポイント。組み立てたときの大きさは、約幅53×高さ61×座面の高さが32cm。収納時は約幅11×奥行16×長さ56cmとコンパクトになります。付属の収納袋(約58cm)に入れて、持ち運べるサイズです。
商品名:カーミットチェア ブラック(オープン価格)
カーミットチェア ハイバック
ハイバックは、スタンダードなカーミットチェアよりも背もたれの部分が10cm程度長く作られています。背中をゆったりと預けて、リラックスしたい人におすすめです。また、スタンダードタイプはコンパクトさが魅力ですが、背が高い人だと背もたれの長さが短く感じることがあるかもしれません。そういったときにぴったりなのがハイバックタイプ。高身長でゆったり腰掛けたい人も楽しめるサイズ感です。幅や座面の高さなどはスタンダードタイプと同じですが、背面が長く作られている分、重さは約3kgに。収納時のスペースも把握しておきたい場合は、収納時の長さが約67cmと少々大きくなる点に注意しましょう。
商品名:カーミットチェア ハイバック(オープン価格)
カーミットワイドチェア
体格がよい人や余裕をもって座面を使用したい人には、ワイドタイプがおすすめです。幅が約58cmと、スタンダードタイプに比べて5cm程度大きく作られています。ママや子どもたちはスタンダードタイプ、パパはワイドタイプというように選ぶのもよいでしょう。重量は約2.8kgで、収納時の大きさはスタンダードタイプと同じです。場所を取らず、付属の収納袋に入れて気軽に持ち運べます。
商品名:カーミットワイドチェア バーガンディ(オープン価格)
カーミットチェアウオルナット
高級家具や楽器などの素材に使われることもある、ウォールナットの木材を使用したカーミットチェアです。ウォールナットはクルミ科の広葉樹のことで、高級感のあるこげ茶色が特長。スタンダードなカーミットチェアとはひと味違った、大人っぽいデザインが好みの人におすすめです。深みのある落ち着いた色合いで気品が漂い、アウトドアだけでなくインドアで使うのも◎。サイズや機能性などはスタンダードタイプと同じです。見た目のエレガントさだけでなく、スタンダードタイプ同様の耐久性を備えています。
商品名:カーミットチェアウオルナット フォレストグリーン(オープン価格)
購入前に知っておきたいポイント
人によっては、カーミットチェアが使いづらいと感じることもあります。注意点を知らずに購入してしまうと、後悔するかもしれません。カーミットチェアを購入する前に、押さえておきたい注意点を見ていきましょう。
質のよさ・デザイン重視の人におすすめ
カーミットチェアは、アメリカにある工房で職人がひとつずつハンドメイドで仕上げていることもあり、高価な価格帯です。取り扱う店舗によって上下する場合もありますが、スタンダードなタイプでも3万円以上が目安に。木製のキャンプチェアの中には1万円程度のものもあり、高いと感じる人もいるかもしれません。価格帯よりもメーカーの歴史や質のよさを重視して長く愛用したい人、ナチュラルでおしゃれなデザインを重視して選びたい人におすすめです。
長時間座ると腰に負担との声も
キャンプチェアの中にはクッション性に注目した商品もありますが、カーミットチェアはクッション性が控えめのつくりになっています。また、深く腰かけてくつろげるように、座面の角度が後ろ下がりの設計に。この角度が付いていることによって、長時間腰かけていると腰に負担がかかる可能性があります。長時間座る予定がある場合は、クッションを使うのがおすすめです。カーミットチェア用のクッションが別売りされているので、あわせてチェックしてみましょう。
▶︎カーミットチェア
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