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2022.02.14

「老舗」の正しい意味は? 語源や使い方、類語などを詳しく解説

「老舗の和菓子店」や「老舗の旅館」など、日常生活でもよく耳にする「老舗」という言葉。まずは、「老舗」の意味をおさらいしましょう。また、知っているようで知らない「老舗」の語源を解説しますので、しっかりチェックしてくださいね。

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「老舗」の意味や語源とは?

老舗

■意味

「老舗」の読み方から見ていきましょう。一般的には、「しにせ」と読みますが、「ろうほ」と読んでも間違いではありません意味は、「代々続く古いお店」「先祖から続く家業を継ぐこと」です。何代にもわたって、同じ商売を続けてきた伝統的かつ格式の高いお店のことをさします。長く続いてきたために、お客さんや取引先の人から信用を得ているのも特徴といえるでしょう。

ちなみに、日本は、世界的に見ても「老舗大国」。「老舗企業」が最も多い国であるとされ、2019年の「帝国データバンク」の調査によると、約3万3000社も存在しているそうです。ちなみに、世界で最も古い企業は社寺建築の設計や文化財建造物の復元などを行う「金剛組」(創業578年)。聖徳太子から命を受けて「四天王寺」を建設したことが開業のきっかけです。その後何度も苦境に立たされながらも、約1400年もの間、事業を守り続けています。

■語源

「老舗」という言葉は知っているものの、言葉の由来について疑問に思ったことはないでしょうか。ここでは、「老舗」の語源を解説します。

「老舗」は、もともとは「似せて行う」「家業を守り継ぐ」「仕事を覚える」などの意味を持つ「仕似す(しにす)」「為似す(しにす)」が語源です。それが名詞の「しにせ」に変化し、やがて「老舗」という漢字が当てられました。「老舗」の「老」は、年老いていること、「舗」は店舗を意味するので、「しにせ」にぴったりな漢字として選ばれたのでしょう。

老舗

「老舗」とは何年以上のこと?

「老舗」という言葉は、はたして何年続くお店であれば使えるのでしょうか。はっきりとした基準はありませんが、創業100年を超えるお店については、「老舗」と言ってもいいでしょう。実際に、企業の信用調査を行う「帝国データバンク」や、「東京商工リサーチ」では、業歴100年以上を「老舗企業」として定義することが多いようです。

ちなみに、「老舗」の割合が高い京都では、一説によると創業100年では「老舗」とは呼べないのだとか。「老舗」の基準が曖昧なため、「老舗」の多い街と、少ない街でも、基準が異なるのかもしれませんね。

使い方を例文でチェック!

「老舗」は、お店に対して使われることが多い言葉ですが、企業や団体などについても使うことができます。例文を見て使い方を理解し、しっかり使えるようになってくださいね。

1:「今週末は、創業1300年の老舗旅館に泊まる予定だ」

日本には、創業100年以上の歴史を誇る「老舗」の旅館が、現在も数多く存在しています。長い年月を経てきたからこそ醸し出す風情は「老舗」ならではのものですよね。ちなみに、日本で最も古い「老舗旅館」は、705年に開湯した山梨県の「慶雲館」。日本に限らず、世界で最も古い宿泊施設として、ギネスワールドレコーズにも認定されている歴史ある旅館です。

2:「歴史ある大手老舗企業か、創業して間もないベンチャー企業か、どちらに転職しようか迷っている」

「老舗」は、お店だけではなく企業に対しても使うことができます。これは、長く続く「老舗企業」と、創業してから年数があまり経っていないベンチャー企業といった、真逆の企業を挙げた例文です。ベンチャー企業は革新的ですが、信用は薄いのが特徴。いっぽう、「老舗企業」は保守的ですが、他社や世間からの信用度が高いことが強みです。そのため、「老舗」という言葉がつくと、一般的にはポジティブな意味でとらえられることが多いでしょう。

3:「手土産には、老舗の和菓子を持っていけば間違いない」

老舗

お店を長く続けていくには、お客さんからの支持を得られないと厳しいですよね。「老舗」のお店は、世間からの信用が厚いため、「老舗だったら味は間違いない」と思われることが多いです。

類語や言い換え表現とは?

「老舗」とまったく同じ意味を持つ言葉はありませんが、似たようなニュアンスを持つ言葉はいくつかあります。「老舗」と同じく、ポジティブなイメージを与える類語を例文とともに紹介していきましょう。

1:格式高い

「格式」とは、身分や家柄、地位などをさす言葉です。「格式高い」で、「地位が高い」という意味になります。「老舗」は、代々続く歴史のあるお店のため、歴史の浅いお店とは一線を画す存在。そのため「格式高い」は「老舗」の類語といえるでしょう。

(例文)この間宿泊した旅館は、創業200年を超えるだけあって、格式が高かった。

2:伝統ある

ある物事が、昔から長く受け継がれてきたことをさす「伝統」という言葉。「老舗」も、何百年にもわたり、そのお店が続いていることをさす言葉なので、言い換え表現としてぴったりでしょう。

(例文)室町時代に創業した「とらや」は、京都でも有数の伝統ある和菓子屋だ。

3:由緒ある

「由緒(ゆいしょ)」は、「物事の始まり」や「いまに至るまでの立派な歴史」という意味を持ち、「由緒ある」で、「立派な歴史を持つ」という意味になります。「由緒ある家」や「由緒ある人」などと使われる場合が多いですが、「お店」に対しても使える表現です。

(例文)あそこにある洋食店は、四代も続いており、由緒あるお店だ。

英語表現とは?

「代々続く古いお店」を意味する「老舗」。英語であらわす場合には、「a long-established store」という表現が最適でしょう。「established」は創業や設立という意味の単語。「長い」を意味する「long」と合わせて、「長い歴史を持つお店」=「老舗」という表現になります。

「store」は、企業を意味する「company」や、ホテルを意味する「hotel」などに置き換えて使うことも可能。そのほか、シンプルに「That store has a long history.(あそこのお店は長い歴史を持っている)」という表現でも伝わるでしょう。

最後に

「代々続くお店や企業」のことをさす「老舗」。日本に最古の企業がいくつもあるとは意外でしたね。「老舗店」の商品を購入してみたり、「老舗旅館」に宿泊してみたりして、「老舗」が代々紡いできた伝統に触れてみてはいかがでしょうか。

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