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2022.03.17

「パーソナルスペース」が広い人と狭い人の違いとは?パーソナルスペースの4つの種類と活用する方法

パーソナルスペースは、他人に侵入されると不快に感じる距離のことです。性別や性格、育った国や文化によって違いがあるため、上手に把握しておくと人間関係を円滑にできます。パーソナルスペースの定義や活用方法について詳しく解説します。

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パーソナルスペースってなに?

人との距離感を気にする時代になり、パーソナルスペースという言葉をよく聞くようになりました。しかし、正しい意味が分からないという人もいるのではないでしょうか。まずは、パーソナルスペースの正しい意味を解説します。

パーソナルスペースとは意味個人差距離感心理特長注意点広い人狭い人活用方法接し方

他人の侵入を許せる限界の範囲

パーソナルスペースとは、他人の侵入を許せる限界の範囲のこと。日本語では「対人距離」と表現され、心理的な縄張りを指しています。野生の動物が縄張りに侵入されて威嚇や攻撃をするように、人間にも他人に侵されると不快な空間があるのです。

もちろん、人間社会ではパーソナルスペースを侵されても威嚇をしたり、いきなり攻撃をしたりすることはありません。しかし、そわそわしたり落ち着かない気持ちになることに変わりはなく、相手に背を向けたり、席を立ったりと、距離を保つための行動を取るようになるでしょう。

パーソナルスペースは4つに分けられる

パーソナルスペースは、主に次の4つに分類されます。

●公衆距離
公共の場で不快感を覚えない距離のことです。個人的なやり取りをすることはなく面識のない他人との距離なので、半径3.5m以上が快適とされています。

●社会距離
個人的に深い関係とまではいかなくとも、社会的に接点がある人との距離のことです。会社の上司や部下、取引先との距離はこれに当たります。机を挟んで商談をする程度の1.2〜3.5mが適切です。

●個体距離
友人など、個人的に親しい人との距離です。45cm〜1.2mでも不快に思うことは少ないでしょう。お互いに表情を見ることができ、手を伸ばせば触れることもできる距離感です。

●密接距離
カップルや家族など、親密な人との距離です。0〜45cmと非常に近く、ハグなどのスキンシップも簡単になります。

パーソナルスペースには個人差がある

パーソナルスペースは目安として分類されていますが、実は個人差があります。相手との程よい距離感をはかるためにも、以下のことに注意しましょう。

男女では距離や形が違う

一般的に、男性に比べると女性はパーソナルスペースが狭い傾向にあるようです。また、男性と女性では、パーソナルスペースの形も違うといわれています。

男性のパーソナルスペースは、左右の幅が狭く、前後に長い楕円形。そのため、横から距離を詰められることには違和感が少なく、正面や背後からの接触が苦手な傾向です。

一方、女性のパーソナルスペースは、前後左右がほぼ同じ距離の円形。男性よりも範囲が狭いため、近寄られても不快感を覚えることは少ないといわれています。しかし、急激に距離を縮められると驚かれてしまうこともあるため注意しましょう。

年齢による違い

パーソナルスペースは、年齢によっても異なります。周囲からの保護が必要で警戒心が薄い、赤ちゃんや幼い子どものパーソナルスペースは狭いと考えられています。成長とともに他人との距離を意識するようになり、12歳ごろを目安にパーソナルスペースは広くなっていくようです。

その後、40歳ごろをピークに、再びパーソナルスペースは狭くなっていきます。また、パーソナルスペースには他者への依存度も関係しているため、年齢だけでなく、肉体的・精神的にサポートが必要かどうかを考慮すると、より分かりやすくなるでしょう。

国や文化による違い

国や文化の違いも、パーソナルスペースに大きな影響があります。挨拶としてハグをするなどスキンシップが多い国と、そうでない国では違いが生まれて当然といえるでしょう。

42カ国9000人を対象に行われた研究結果によると、最もパーソナルスペースを必要とする国はルーマニアで、120cm以上のパーソナルスペースを必要としています。

逆に、最もパーソナルスペースが近いのはアルゼンチンで、90cmくらいまで近づいても問題ないようです。国民性や文化についても考えれば、さらにパーソナルスペースへの理解は深まります。

パーソナルスペースに現れる特徴や心理

パーソナルスペースには、その人の特徴や心理が現れます。相手をより理解するためにも、パーソナルスペースの傾向を見極めましょう。

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広い人は警戒心が強く単独行動を好む

パーソナルスペースが広い人は、警戒心が強く、自分のペースが乱されることを嫌う傾向があります。他人との関係に慎重なので、打ち解けるためには時間が必要になるでしょう。また、自分を守る意識が高いため、他人に否定されることを苦手としています。人に合わせたり、自分の考えを譲ったりすることが必要になるため、集団行動は好みません。どちらかというと、自分のペースでじっくりと考えながら取り組むことが得意で、単独行動を好む人が多いようです。

狭い人は社交的で好奇心旺盛

パーソナルスペースが狭い人は、社交的で好奇心旺盛な人が多い傾向に。人付き合いが得意で、たくさんの友人に囲まれている人が多いでしょう。スキンシップにも抵抗が少なく、人に明るく元気な印象を与えます。また、たくさんの人と親しい関係を築いているため、人の温かさや愛情を感じる機会が多く、自己肯定感が高い傾向にあるでしょう。自分に自信を持って何事にも積極的に取り組み、好奇心を発揮してさまざまなことに取り組むポジティブさがあります。

適切なパーソナルスペースを保つための注意点

適切なパーソナルスペースが分かれば、人間関係を円滑に保つことができます。無駄なトラブルを引き起こさないためにも、相手との心地よい距離感を見極めましょう。

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関係性やシチュエーションを考える

パーソナルスペースを考えるときに、関係性やシチュエーションは大きなポイントです。相手と良い関係を築きたいのであれば、まずはお互いの立場についてよく考えましょう。

たとえば上司と部下、先輩と後輩など、上下関係がある場合はとくに注意が必要です。適切な距離を取れず、パーソナルスペースを侵害することが続いてしまえば、パワハラやセクハラと捉えられるかもしれません。悪意の有無はもちろんですが、第三者的な視点を保ち、お互いに無理のない距離感を保つことが大切です。

距離の詰め方や踏み込みすぎに気を付ける

パーソナルスペースの範囲を意識することも大切ですが、距離の詰め方や踏み込み方にも注意が必要です。早く仲良くなりたいと思っても、相手の気持ちを考えず焦って距離を詰めないように注意を。タイミングを誤って「親しくないのに、なれなれしい態度を取られた」と相手が感じた場合、苦手意識を持たれる可能性もあります。

最初に抱いた印象を変えるのは容易なことではないため、気をつけたいポイントです。良い関係を作りたいときは、相手の反応を見ながら慎重にパーソナルスペースを縮めてみましょう。

パーソナルスペースを活用する方法

パーソナルスペースはビジネスシーンでも活用できます。職場ではどのように活用できるのか、実際の活用方法について紹介します。

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上司や部下、取引先との円滑な関係に活用

仕事でのコミュニケーションを円滑にしたい場合、シチュエーションに合わせたパーソナルスペースを設定しましょう。

たとえば会議や取引先との商談など、自分が優位に話を進めたい場合には、広めに距離を取ることが大切です。また、フォーマルな話し合いをしたい場合にも距離を広めに撮り、テーブル越しに対話するとよいでしょう。

部下とくだけた雰囲気で話したいときは、やや近めに距離を取ります。テーブルの角を挟んだ斜め45度の位置や円テーブルに座れば、真横に座られるよりも自然な距離間を保つことができるため、警戒心が少なくなるでしょう。

オフィスのレイアウトに活用

パーソナルスペースをオフィスのレイアウトに取り入れれば、ストレスを感じることが減り、効率よく仕事に集中できるようになります。

十分なスペースがある場合には、社会距離である1.2〜3.5mを意識したレイアウトを考えるのがおすすめです。また、男女比や役職がある人との距離間も考慮すれば、さらに仕事がしやすい環境が作れるはずです。

十分なスペースがない場合には、アクリル板などでパーテーションを設置することで、プライベートな空間を確保することができます。

写真・イラスト/(C)Shutterstock.com

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